高齢者の窓口負担って1割か3割かでわかりやすかったんだけど、最近2割負担の人きませんか?
普通に、パソコンに入力すれば2割になるのであんまり気にしてなかったのですが、実際どういった人が2割負担なのでしょうか?
ちなみに、義務教育就学前のお子さんは2割ですね。ただ、これはだいたい公費併用で0割になります。
*義務教育就学前とは、6歳に達する日(誕生日の前日)以降の最初の3月31日までのこと。
今回は乳幼児は別として、高齢者の2割負担について見て行きたいと思う。
参考にした資料はコチラ
>>医療機関を受診される70歳から74歳の方へ(お知らせ)
70歳の誕生月の翌月 から医療費の窓口負担が2割
平成26年4月以降も医療費の窓口負担は1割のまま変わりません
つまり1割か2割かの違いは誕生日を迎えた時期によるってことですね。
この微妙な時期の違いで窓口負担が倍になるんだから、いやになりますよね。ちなみに、既に70歳を超えている方はそのまま1割でかわりません。
突然、今日から窓口負担を2倍払ってくださいねっていわれたら困る方が沢山いらっしゃるので、もともと1割の人を2割に変更することはできない。
その代わりに、3割だった人が70歳の誕生日を迎えて2割(昔なら1割だったのに)になるんだったらその人の負担は増えないですよね。
つまり、変えやすいところから順次変えていきますよってことです。
ここからは引用文です。制度趣旨がわかりやすく書いてあります。
仮に、負担割合を単純に引き上げることとした場合には、今まで1割負担であった方の負担が急に2割へと増加する一方、1割負担に恒久化することとした場合には、各保険者の負担が増え、現役世代の保険料負担が増加する。
このため、個々人の負担が増加しないように配慮するとともに、現役世代の保険料負担の増加にも配慮し、70歳から74歳までの方の患者負担について、新たな制度の施行日以後、70歳に到達する方から段階的に本来の2割負担とする。
すなわち、個々人に着目してみれば、既に1割負担となった方の患者負担を2割に引き上げるものではなく、69歳までは3割負担だった方が70歳に到達するときから順次2割負担となるものであり、個々人の患者負担が増加するものではない。
また、特に配慮すべき低所得の方については、1割負担でも2割負担でも、高額療養費の自己負担限度額は同額とする。
なお、患者負担に関しては、早期に法定の負担割合とすべきとの意見がある一方、受診抑制につながるおそれがあり、そもそも現役世代の負担割合を含め引き下げるべきとの意見があった。
70歳なんてずっと先のことで意識したことなかったから負担割合制度なんて全然知らなかったけどこんな風になっているんですね。
とりあえず、いま70~74歳で負担割合が1割の人は特例措置ってこと。いつまで特例措置が続くのかはわかりません。予算しだいみたいですね。
医療機関での保険証の入力について
年齢で負担割合が変わるから、入力した時点でレセコン君が1割か2割かを勝手に判断してくれます。残念ながら、3割負担(高7)は年齢と保険証番号では区別できないので、保険証の区分を目視で確認して手動で変更して上げる必要があります。
つまり、変更しなければ1割か2割です。高7のみ手動で区分変更して3割にするので注意が必要ですね。
負担割合間違えると、返金やら回収やら余計な仕事が増えるから、もう条件反射で割合確認するようにしてますね。