まずはじめに、
医療機関コードってご存知ですか?
医療機関ごとに付与される個別の10桁の番号です。ちょっと前までこれなかったんだけど、いまは処方箋を発行する時に処方箋に必ず記載しなければいけないことになってる。
処方箋に記載されているので、薬局で処方箋の内容を入力するときに一緒に入力しなければならない。そして、レセプトにも記載します。
この医療機関コードを入力する意味としては、処方箋発行医療機関とその処方箋を受け取った薬局をコードで結びつけて、コンピューターで内容を照らし合わせをできるようにするためです。
これで、病院が送る処方データと薬局が提出した処方データに違いがないかをチェックします。このチェックを突合点検と呼びます。
突合点検:両者の比較&チェック
膨大なレセプトデータをより効率よくチェックするための工夫ですね。
逆に言うと医療機関コードがなかったときは薬局と病院のデータがひも付けされてないから薬局が病院の指示とぜんぜん違う薬でレセプト請求しても気づかないってことなのかな?たぶん、手動で無作為にいくつか紐付けるのだろうが数が膨大だから精度が低かったってことだとおもう。
さて、
このコードの必要性がわかりましたが、極稀に、この医療機関コードが抜けていたり間違ってたりすることがあります。とくに手書き処方箋に多いですね。
これがないと、調剤レセプトも送れないから是が非でも調べなければならない。抜けているのは病院のミスだから病院へ電話すれば教えてくれますが実は簡単にインターネットで検索できます。
ホントに簡単なので「お気に入りに登録」しておくと便利だと思います。
外部リンク:まろん医療機関情報2015
医療機関名、医師の名前、開設者の名前のいずれかから医療機関コードを検索できます。
サイトを登録すればいちいち病院へ電話することもない。病院への手間を減らせるわけだ。
便利な使い方
手書き処方箋や大学病院の処方箋によくあるんだけど医師の名前が読めない(判読できない)ってことないですか?
とくに大学病院の処方箋に多いですね。
小さいクリニックだと、診察している医師が1人しかいないから処方箋にパソコンで名前を登録すればいいわけだ。あとは認め印を押せばOK
でも、診療科がいくつもあって複数の先生でみているとこだと処方箋に直接印刷できないもんだから医師のサインが手書きで来るんです。
なぜハンコではないかというと、あそこのサイン欄って「記名+押印」または「署名」だから押印だけじゃダメで、ハンコで済ませるためには記名もしないといけないのだ。
面倒だから署名になるわけね。
記名押印についてダラダラ書いた▼関連記事▼
調剤済み処方箋に記載について知っておくべき5項目
大学病院の医師って超多忙で処方箋も何枚も発行するもんだから丁寧に書いてられないんです。
そして、薬局で解読作業をするわけなんだけど、ここでさっきのサイトの登場です。
病院名で検索すれば登録医師を調べることができます。もしくは、処方箋に記載されている医療機関コードでも検索できるのでこれで医師名を調べることができますね。
関連記事薬局の勉強に超オススメのサイト