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薬局のルール

海外旅行に医薬品を持ち込みたいから英文薬剤携行証明書だしてくれへのテンプレート

海外旅行に薬を持っていきたいから英語の英語の説明書を準備してくれって依頼されたことありませんか?

当日中にほしいとか言われると薬局長涙目です。

あれってお金とってやるべきサービスだと思うのですが、普段想定してないから価格設定していなかったため1回だけならサービスでいっかってなるけど、無制限に受けると通常業務を圧迫しかねないので、抑止力としての料金設定は必要だと思う。
 
こないだ来た案件が、明日海外に行くから今日中に作ってくれって案件。しかも、夕方にきていつできるのと最速がハンパない。必要ならもっと事前にいわなきゃ。

そんなに簡単にできるものではない。

薬局に英語を使いこなせる人が働いている方がレアなケースで、英語対応なんてできない薬局の方がぜんぜん多いと思います。だから、もし作るなら辞書を片手に1つずつ調べながら作るので大変時間がかかる、しかも通常業務と並行して作るから1週間くらいは欲しいところです。当日中に作るなら薬局長の残業は必至です。

こういうのはちゃんと掲示して予防線を張ったほうがいいのかもしれない。

~お知らせ~
英語の証明書希望の方は1週間前に申し出下さい。
1枚3000円

お金とっていいのかは知らないけど、ダメってことはないと思う。

毎回一から作成すると大変なので英語の証明書らしきもののテンプレを作ったので、後ほど紹介いたします。

文章を依頼するひとで海外に持ち込みが禁止されている医薬品(麻薬や一部の向精神薬)をつかっている人はほんの僅かです。法で規制されているもの以外はそのまま持ち込んでかまわないものなのですが、万が一手荷物検査されて何の薬なのか聞かれたときには答えられないと怖いから念のためもらっとくみたいなパターンがほとんどですね。

まぁ、念のためのですね。

規制されているものを持ち込む場合は正式な手続きと正式な文書が必要ですが、今回はそういうのではなく簡易的なものです。

医薬品の持ち込みって旅行会社が薬局に言えば無料で発行していますよって案内しているみたいです。なぜ無料といいきれるのか疑問ですが、そのせいで依頼されるパターンがほとんどです。あと医者に相談したら薬局でもらってくれって言われてくるパターンもありますよね。

旅行会社も絶対大丈夫とは言えないのでしょう。いくら持ち込み可能であっても呼び止められたら説明しないといけないですからね。

私なんかは、気にせず普通にカバンに突っ込んでいきます。トランク開けられるの嫌だから手荷物にしますね。海外旅行のときには鼻炎薬とリンデロンは必須アイテムですから。

さて、今回は薬局長が一生懸命作った文章があるのでテンプレとしていただきましたので、公開してもいいとのことでした。

すこし訂正しましたが、こんな感じでいかかがでしょうか?

海外持ち込みテンプレ

JIMUKO-NO-YAKKYOKU-TEN PHARMACY
Address: 1-2-3 Shinjuku-ku Tokyo 〒150-0000 , Japan
Medicine Certificate

27 June, 2019

To whom it may concern:

This is to certify that the medicines Ms.(Mr.) 患者名 carries with her is solely for her personal use during her trip, and is not for sale or other purposes.

The medicines that I prepared contain no narcotics.

Medicine List:
(1) Pursennid Tablets 12mg 1time before bedtime, 2tablets at one time ×14days (laxative)
(2) Solantal Tablets 100mg 3times a day after each meal, 2tablet at one time ×14days (mild anti-inflammation medicines)
(3) Mucosta tablets 100mg 3times a day after each meal ×14days (Gastric mucosal protection)
(4) Rinderon-V ointment 2pieces (anti-inflammation)
(5) Hyalein ophthalmic solution 0.1% 2bottles 4times a day (corneal protection)
(6) DIQUAS ophthalmic solution 3% 2bottles 4times a day (corneal protection)

I hereby certify that the medicines mentioned in this document has been supplied based on prescription and under a doctor’s supervision to Ms.患者名 for constipated & dry eye syndrome for the sole purpose of maintaining health and well-being.

 If you need further information about this client, please contact pharmasist 薬剤師の名前
TEL:81-03-00000-000

Sincerely:薬剤師の署名

もし訂正箇所あったら教えてもらえると助かります。あと、うちの薬局ではこういうテンプレ使っていますとかあれば教えて下さい。

追記
沢井製薬のホームページに見本が用意されていたのでメモ
外部リンク:外渡航時の薬の持ち込みについて|沢井製薬

まぁ、こんなに丁寧に作らなくても英語の説明書だけで事足りる場合もありますよね。英語の説明書だけならネットで簡単に検索できるサイトがあります。

英語の薬の説明書を準備する方法

英語のくすりの説明文書を提供してくれている有名なサイトがあるので紹介しておきます。

>>英語版くすりのしおり

かなりの品目数があるのですが全ての薬に対応しているわけではありません。ジェネリック医薬品に関してはあればラッキーといった感じです。

ジェネリック医薬品の場合は先発品のword版を開いて薬品名などを修正することで対応できると思います。

もしくは、先発名の説明書の薬品名の後ろに括弧してジェネリック医薬品の英語名を足しとけばいいと思います。こちらはムコスタ錠のジェネリック医薬品の◯◯です。みたいな感じ。

追記

ジェネリックの英語のしおりの作り方

ちょっとむずしいかもしれないけど、他のジェネリックメーカーが提供している英語の説明書の訂正方法を紹介しようとおもう。

>>英語版くすりのしおり

まずはこのサイトで英語の説明書を探します。ロキソプロフェンナトリウム錠で調べてみたいと思う。英語の説明書があるのは「サワイ」「テバ」「トーワ」ですね。

採用メーカーが「KN」だったら、ありませんが説明書の内容はどれも同じです。薬品名と写真とコードが違うくらいです。

ちょっと直してみようかな。まずはお目当ての医薬品を開いて印刷専用画面を表示して以下の操作をします。

編集したい箇所を右クリックして「検証」をクリックして下さい。
*Chromeの場合

そうすると右側に編集メニューがでるのでソースを書き換えます。

右で書き換えたところが、左側で表示が変更されているのがわかると思います。

あとは、通常通りに印刷すればいいだけです。

医薬品の画像でも同様のことができますが、画像差し替えるのは面倒なので画像のコードを消してしまえば画像だけなくなります。

真似するのは自己責任でお願いします。

もし先発品の説明書を書き換えてジェネリックにしたいのであればジェネリックの医薬品名が必要になりますよね。調べ方を書いておきます。

医薬品の英語名の調べ方

これは簡単です医薬品添付文書をみてくださ。よくみると医薬品の英語名が記載されています。

ムコスタ錠の医薬品添付文書が画像です。赤枠で囲ったとこに英語の商品名が記載されていますね。

携帯に注意する医薬品

多くの医薬品は上記の薬剤携行証明書で対応できますが、一部の医薬品では別途必要な手続きがあります。

たとえば、習慣性のある薬や咳止め、抗うつ剤、鎮痛剤、利尿剤や疼痛治療に用いられる医療用麻薬などの持ち込みには、別途適切な手続きが必要となります。また、日本では服用できても、入国先によっては持ち込み禁止の成分や、持ち込める分量に上限のある場合があるので、入国先の在日大使館に確認することをお薦めします。

医療用麻薬の海外持ち込みについて

医療用の麻薬は強い痛み止めとして使われています。持ち込めないと困る人は多いはずです。自分の病気の治療のために使用している場合に限り、事前に地方厚生(支)局長の許可を受ければ、必要な麻薬を携帯して出入国することができます。

詳細については、各地方厚生局に確認することをお薦めします。

許可には時間がかかるため、遅くとも出発日の2週間前までに申請するようにしてください。

向精神薬の海外持ち込みについて

すべてダメということではなく、一部が厳しくされている場合があるので品目ごとの確認が必要です。とくにサイレース・ロヒプノール・フルニトラゼパムは厳しいので要注意です。

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