こんにちは。ベテラン調剤薬局事務のジム子です。
前回はレセコンまわりの最強カスタムということで処方箋入力に便利なグッズをいくつか紹介しました。
ありがたいことに多くの方に読んでいただきメールやツイッターで「他にもこんなアイテムあります」という色々な便利グッズやテクニックを教えてもらいました。
せっかく教えてもらったので調剤室の中でつかえる便利グッズを紹介していきます。
錠剤をヒートの上から両断する半錠カッター
画像:大同化工DAIDO(http://www.daido-kako.com/?p=232)
こちらはツイッターで教えてもらった薬剤師からの一押しアイテム「プチはんぶんこ」です。「プチはんぶんこ」は錠剤をシートの上から両断できるピルカッターなので、錠剤に手が触れることなく衛生的に錠剤を半分にわることができます。
パチ・パチ・パチと秒速1錠の猛スピードで次々と半分にしていき、ヒート1枚をすべて半錠にするのに10秒もかかりません。半分にしたあとはヒートからうまいこと押しだして半錠ずつ取り出せば、そのまま分包機にインできるのでピンセットすら必要ありません。
ハサミで1錠ずつパチパチするのに比べたら数倍は速く半錠の分包ができるので、患者の待ち時間を短縮する必須アイテムです。
注意してほしいのが、割線の向きを無視して両断するので割線のスリッドが深いものは砕けてしまうため不向きです。
割線がない錠剤につかうことができます。
錠剤を半分にする2つのハサミ
割線のない錠剤は上記で紹介した「プチはんぶんこ」でヒートの上から秒速でカットしていきますが、割線がある錠剤はハサミでカットするとキレイに半分にできます。
薬局内には錠剤を半分に割るための専用のハサミが最低でも1本はあると思いますがハサミはツーサイズあるのはご存知でしょうか?
錠剤にもいろんなサイズがあるので、ハサミ1つで全てをカバーすることはできません。半錠ハサミは歯をクロスさせないことでキレイに割れる特徴があるため、ハサミを閉じても上下の刃にすき間ができます。そのすき間の広さが「普通版」と「ミニ版」の違いなんです。
普通版だとすき間が広すぎて小さい錠剤はすり抜けてしまいます。また、割線のスリッドが深い錠剤も歯が届かずにうまく割ることができません。
プレドニン錠・シグマート錠・メプチンミニ錠・レニベース錠など錠剤がすごく小さいので、普通サイズのハサミでは割ることができません。さー、どうしますか?
割れないサイズの錠剤が登場してからあせっても患者さんは待ってくれません。予め2サイズのハサミを準備しておいたほうがよさそうですよね。
錠剤やカプセルのヒートをバラすための取り出し器具
画像:大同化工DAIDO(http://www.daido-kako.com/?p=157)
錠剤やカプセルをヒートからとりだすための補助器具「トリダス」を紹介します。
一番のメリットはなんといって指が痛くならないことです。その他にもネキシウムカプセルのように潰れやすい柔らかいカプセルもこれをつかえば潰さずにとりだすことができます。
錠剤にはさまざまな形があり、ヒートの形状もそれぞれ特色があるので、すべてをキレイにスムーズに取り出すことはできません。それでも「トリダス」を使ったほうがいい場合も沢山あるので、選択肢を増やすためにも1つもっておくといいです。
1000円しないので、費用対効果を考えると薬局に1つあってもいいでしょう。
通常の「トリダス」だと取り出した錠剤やカプセルは付属の専用ケースに収納されるので、ケースから分包機にセットし直す必要があるけど、それを改善した「トリダスPRO」ならそのまま分包機に錠剤をセットすることができます。
「トリダスPRO」の定価が3800円なので、まぁまぁのお値段がします。メーカーが従来品と比べたときの作業効率を公開しています。
ただ実際につかってみておもったのが、めっちゃ使いにくいし、指でプチプチするのにくらべて分包速度おそいです。
従来品の「トリダス」と同じ速度で取り出せるのかと思ったら、そんなことなく、遅い。一包化作るのに日が暮れるかと思うほど。
いい金額するので購入前にはデモ機をレンタルしてためしてからの方がいいでしょう。
関連記事もう一包化で指が痛くならない!「トリダスPRO」は薬局の救世主
「強力ホチキス」と「針なしで穴を開けないホチキス」
強力ホチキス
まずは「強力ホチキス」の紹介です。強力と言ってもけっして高価なものではなく500円くらいの一般的なホチキスです。ただ100均のホチキスと比較したら機能性はバツグンでなので、業務に使う「ホチキス」くらいは100均はやめていいものを買いましょう。
ホチキスで大事なのは手応えが軽くて、それでいてしっかりと止められることです。オススメの「サクリフラット 32枚とじ」は500円弱です。
使っている「針」は一般的な10号針なのに32枚を難なくとめることができます。100均ホチキスだと紙が厚ければ厚くなるほど失敗率は高くなるけど、このサクリフラットなら32枚以下ならほぼ1発で綴ることができます。
しかも、とめるときの手応えが拍子抜けするほどに軽い。もはや”新感覚”です。それでいて金具はキレイに「フラット」にとめられています。これを使えば連続してホチキスをする場面では格段に疲労が少なくなります。疲労がすくないということは作業効率が落ちにくいということです。
紙をとめるスペックがすごいのはもちろんのことですが、薬局では「錠剤」をホチキスでとめるときにこそホチキスの真価が問われます。
「サクリフラット」なら錠剤をヒートごとサクサクとめることができるので、うちの薬局では錠剤専用のホチキスが欲しいという理由で「サクリフラット」を購入しました。
プルゼニド錠・酸化マグネシウム錠を日々バチバチ分包紙にとめてるけど、手が疲れません。心の底から「サクリフラット」でよかったとおもってます。
本体の背面に予備の芯をストックできるのもポイント高いですね。針を切らせて困るというストレスもなくなりますね。
針なしで穴を開けないホチキス
「針なしホチキス」は第2世代へと進化をとげて「穴をあけず」にとめることができます。それが「ハリナックスプレス」です。
紙を2枚重ねてプレスするとプレス箇所がギザギザになって下の紙とくっつきます。紙であれば5枚までくっつけることができます。
綴じ部のイメージは左の画像です。綴じ部がフラットのなので書類を重ねたときの「厚み」の偏りを防いでくれます。
このホチキスうまく薬局で活用できそうじゃないですか?
試しに分包紙と漢方薬をくっつけてみました。
漢方薬を3枚くっつけてみました。上部の凹んだ箇所がホチキスどめした部分です。右の画像では1枚目をめくってもちあげていますが、はがれません。強度は申し分なさそうです。
お次は分包紙と漢方でもくっつけてみましょう。
上部の1箇所でとめています。右の写真では分包紙をつまんで持ち上げていますが漢方薬はしっかりとくっついて落ちません。分包紙に漢方薬を複数とめようと「ハリナックスプレス」にセットしようとすると、とめる前に分包紙がくしゃくしゃになりうまくホチキスできません。
がんばってキレイにセッティングすればとめれるかもしれませんが時間がかかるので実用的ではありません。
お次は、錠剤いってみましょう。
錠剤は無理です。「ハリナックスプレス」のカバの口みたいになっているところの奥まで対象物を差し込んでようやく「ハシ」をとめることができます。
錠剤は厚みがあるので、狭い間口を通すことができません。奥までセットしないとホチキスをかませることができないので、厚みが邪魔をする錠剤は構造上できません。
右の画像では、ちぎれてしまった分包紙をくっつけてみたらいい感じにくっつきました。分包し直しでバラバラになってしまったときにくっつけるのにいいかもしれません。
このホチキスの最大の弱点は「フチ」と「カド」しかとめれないということです。「フチ」のとめ跡は紙のはじから余白2mmしかありません。この仕様によってつかえるシーンは限定されてきます。
デメリット
- 操作に力が必要
- しっかりとセットしないとズレるので3倍時間がかかる
- 錠剤をとめることはできない
- 「フチ」と「カド」しかとめれない
メリット
- 針がないので「子供」「高齢者」に渡すものを作るときは安心
- とめる強度は申し分なし、それでいて簡単に剥がせる
- ホチキスしたままシュレッダーできる
- 穴をあけなくてすむ、とめ跡がキレイで薄い
普通のホチキスより3倍手間がかかります。漢方や粉薬をとめるのにはいいでしょうね。
こんな方におすすめ
- 調剤録と処方箋をとめるのにオススメ
- 分包紙に漢方薬や粉薬をとめるのにオススメ
- 分包紙どうしを3組までとめるのにオススメ
大袋の散剤がそのまま容器に大変身
画像:amazonフタックル商品ページより
写真をみれば何がしたいか一目了然ですよね。ラックビー・ビオスリー・タンナルビン・アドソルビンなどの大袋しかない粉薬にフタ付きの蛇口を突き刺して開封をラクにして使いやすくするグッズです。食品用なので安心して使えます。amazonだと3個で800円ちょっとだけど100均にありそうな気がします。
使い方はこんな感じです。開封後のセットがめんどうだけど一度セットしてしまえば上ブタのみの開封で使用できるので衛生的だし、蛇口みたいな口から散剤をとりだせるので褐色ビンにうつしかえるときも楽チンです。
開封済みの散剤の口をとじるアイテムで簡易的なものがよければ食品クリップでも輪ゴムに比べたずいぶん便利だと思います。
我が家はこれで食パンの袋をとめてるけど便利ですよ。うちの薬局の粉薬は輪ゴムでぐるぐるまきにされています。
分包紙の印字を間違えは「激落ちくん」で修正
びっくりするくらいなんでも落とせるメラミンスポンジの「激落ちくん」はご存知ですよね?
「激落ちくん」なら薬局でも大活躍です。なんと分包紙の印字をこするだけで消してしまいます。これで印字を間違えてしまったときは作り直すのではなく修正するという選択肢も選べぶことができます。
ためしに消してみました。薬品名が書いてあったのですが、もう跡形もありません。「激落ちくん」パワーでみごとにきれいサッパリ文字がなくなりました。
このあとどうするかはよくわかんないですが「激落ちくん」で分包紙の印字を消すことができます。簡単にできるというと語弊があり20回位力をいれてゴシゴシすると消せます。
正直うと、アルコールの方が簡単に消せます。アルコール綿なら軽くこするだけでさっと消せるので、分包紙の印字修正ならアルコール綿の方がオススメですね。
患者名を印字してしまった分包紙を捨てるときに患者名を削除するなら油性インク使うよりもアルコールで消したほうがずっと楽です。
「激落ちくん」は印字を消すためだけでなく薬局の掃除にも常備しとくと便利です。ソファーや床の汚れは水でこするだけでたいていのものは取れます。ボールペンでソファーに落書きされても激落ちくんさえあれば大丈夫です。
もし薬局内に「激落ちくん」があるならぜひともお手入れして欲しいのが子どものシロップをつくるガラス計量器具です。いわゆるメートルグラスですがシロップのカスと水アカでメモリが読み取れないほどにくすんでいます。水つけてこするだけで、買った当初の「一点の曇もないガラス」にもどすことができるので、くすんだメートルグラスがあれば激落ちくん買いましょう。
消毒用エタノールボトルとウェルパスポンプのノズルは互換性がある
潔癖症でアルコール除菌が大好きなのでアルコールスプレーは薬局の必需品です。こまめな消毒は医療従事者のたしなみですよね。
薬局でアルコールを購入するときは500mLのボトルで購入するとおもいますが、ボトルのままだと使いづらいのでスプレーボトルに詰め替えてつかっているところが多いのではないでしょうか?
もっとラクな方法があります。それはアルコールのボトルのフタをウェルパスのポンプノズルと取り替えるんです。なんと消毒用エタノールの容器にウェルパスのノズルがぴったりハマるんですよ。
ハイ、消毒用エタノール版ウェルパスのできあがりです。そんなのいちいち作らなくても「ウェルパス」をそのまま使えばいいと思われるかもしれませんが、ウェルパスだとエタノール濃度が低いのでお掃除用として吹きかけると水分が残ってしまいます。手指の消毒にはウェルパスがいいかもしれませんが、お掃除用ならエタノールの方が使い勝手がいいです。そもそもウェルパスは高いのでお掃除用に使うにはもったいない。
消毒用エタノールがどのメーカーの容器とも互換性があるわけではないので、確認できたのは丸石製薬の消毒用エタノールだけです。ウエルパスは丸石製薬の商品なので、それと同じメーカーの消毒用エタノールが合うのはうなずけますよね。
消毒用エタノールをプッシュタイプにすると便利。ガーゼにだすときもワンプッシュでいいし、軟膏板掃除するときには上から「ばーっ」とかければいい。潔癖症なので毎日「キーボード」と「マウス」はアルコール除菌しています。
アルコールのスプレーボトルならコレが断然オススメ。広く、細かく、いい感じの霧になります。
除光液は油性ペンを落とすだけじゃない意外な活用方法
うちの薬局は施設の一包化が多いから分包紙に色線を引くんだけど、あっちこっちについて調剤台がカラフルになってしまっています。
その台についてしまった油性ペンを落とすのに「除光液」が安価でオススメです。エタノールスプレーでも消せるけどね。
他にも、除光液なら書けなくなってしまった油性ペンを復活させることができます。かすれた油性ペンとかストレスですよね。
書けなくなってしまった油性ペンのキャップに除光液を数滴たらしてキャップを戻して1日放置するだけです。書けなくなった油性ペンはインクが無くなってしまったわけではなく溶媒が揮発してしまっただけなので溶媒を追加してあげると復活します。
油性ペンを復活させるために使うなら「アセトン」が入ってる除光液をつかいましょう。最近は「アセトンフリー」の商品もおおいので要注意です。
錠剤のアルミ包装をハサミなしで簡単に開封できる「新しい開封方法」
アルミ包装を開封するときに固くて破れないことありませんか?そんなときに試して欲しい「新しい開封方法」があります。
①
②
③
④
こんな感じに、真ん中からパックリと開封できます。上から切るのに比べるとつまむ場所を探すのに時間がかかるけど100%下まで切れるので、普通にやって失敗したときのタイムロスを考えるとこっちの方が早いです。手で確実に開封できるからハサミ探すタイムロスもなくなります。
開封が困難なのはアルミの包装だけなので、フニャフニャのビニール包装は普通に開封したほうが早いです。
地味にオススメのポイントが100錠を束ねている帯を残したまま取り出せることです。たとえば1日1000錠ほど使用するお薬は事前にすべてのアルミ包装を開封しておいた方がスムーズに調剤できます。そのとき1000錠がバラバラだったら使いづらいですよね。
アルミ包装はない方がいいけど100錠ずつは「束」になっていたほうが効率的です。ハサミで上部を開封して取り出すと「帯」が外れてしまいますが、この開封方法なら「帯」を残すことができます。
新しい開封方法のオススメ
- 開封に”力”がいらない
- 下まで確実に開封できる
- ハサミを探す手間が省ける
- 中身の帯を外さずに取り出すことができる
軟膏の混合調剤を驚くほど効率化する方法
軟膏の混合調剤を効率化する方法を皮膚科の門前薬局の薬剤師さんに教えてもらいました。
軟膏ミックスで時間がかか理由に「道具の準備」があげられます。頻度が高いなら出しっぱなしにしといた方が効率いいけど、軟膏板だしっぱなしは邪魔ですよね。
仕事でミスを減らすために一番大事なことは整理整頓です。スペースがないと余計なタスクが増えてミスにつながります。
はい、見るからに邪魔ですよね?机からはみ出すあの取っ手とか、もはや障害物。
軟膏板のだしっぱなしは邪魔だけど、すぐに使える状態にはしておきたい、このジレンマを解決するのが調剤台を軟膏板にすることです。
でも、想像してみてください。調剤台の上で直接軟膏を練ったら悲惨な事になりますよね?
キレイに混ぜれない、掃除が大変、金属のヘラで棚が削れて異物が混入してしまう。当然、このままでは使い物になりません。
これが調剤台がガラス板ならどうでしょう?
硬質でツルツルしているので軟膏板と同じようにキレイに混ぜれるし、掃除もアルコールで簡単に拭き取れ、金属のヘラで削れる心配もありません。
調剤指針をみてみると軟膏板は「陶製のもの」か「ガラス製のもの」と定義されているので、調剤台全体にガラス板を乗せて固定すれば調剤台がそのまま軟膏板として使うことができます。
ガラス板の厚さは5mm程度であれば調剤台として違和感なく使え、強化ガラスであれば医薬品をのせるなどの通常業務であれば割れる心配もありません。
予算5000円程度でできるため新しい軟膏板を購入する費用とさほど変わりなく、むしろ棚1枚分の特大サイズ軟膏板だと考えたら激安ですね。
設置のコツは医薬品カセットの棚とすき間をつくらないようにすることです。すき間に軟膏おちたらイヤでしょ。
そして棚板よりも少しだけはみ出すサイズにしましょう。はみ出ると邪魔に思えますが、これがとても大切です。軟膏を混ぜたあとのヘラを最後に板のヘリですり切りますよね?この”すり切り”を想定して設置しないととっても使いづらいことになるので、ちょっとだけでいいので棚板よりも大きい物を選択しましょう。
板の固定はこういうの使います。
接着というよりは滑り止めで使うので、ずれなければなんでもいいんです。
ホントに調剤台にガラス板のせるだけで軟膏ミックスの作業効率が激的にアップします。
軟膏板の準備をする手間がはぶけるだけではありません。広いスペースで軟膏が練れるので、複数人で練ることもできるし、場所をずらしながら複数個つくれるので、1回ごとに掃除をする手間がはぶけます。
もちろん使っていない時は、通常の調剤台として使用することもできます。使用するときにアルコールで拭いて使えば清潔に使用することができます。
軟膏MIXが多い薬局はぜひ検討下さい。いままでの軟膏板での調剤にはもどれなくなるくらい快適になること間違いなし。
レセコン画面を調剤室内に表示するマルチディスプレイ
処方箋の入力中にレセコンの入力画面を覗き込まれることがよくあるのですが、同じ画面を調剤室で見れるようにしたら便利だと思いませんか?
ディスプレイを購入してHDMIケーブルでつなげばレセコン画面をそっくりそのまま調剤室で映し出すことができます。入力中の画面をみれば「ジェネリックで入力しているかどうか」「入力間違いがないか」など覗き込まなくても調剤室内部で確認ができます。
調剤室内のディスプレイは壁掛けにしておけば邪魔になりません。
ディスプレイはなんでもいいけどAcerのディスプレイが個人的にはオススメです。
価格がお手頃だし「壁掛け」としても使用できます。ただマルチディスプレイをやられるとネットサーフィンがしづらくなるのが難点ですよね。
アクリル板に穴をあけて一包化調剤を超効率化
既製品がないので工作します。
分包機の錠剤をいれるマスに「穴あきのフタ」を自作するイメージです。材料にアクリル板を使用します。
このフタにドリルで直径1cmの穴を48個あけます。1マスにつき1個の穴ですね。この穴にヒートをあてて上からペン等で押し込めば中身の錠剤をマスに押し出すことができます。
先に紹介した「トリダス」を分包機のマスの上で「穴あきのフタ」と「ペン」で再現したような仕組みです。
ペンで押し出せるので指が痛くならずに、それでいて早いです。フタの役割も果たすので、猛スピードで錠剤をプチプチやっても錠剤が飛び散って飛んでいくことはなく、落としてロスするリスクを回避できます。
しかも違うマスに入ることもないので作り間違える頻度が格段に少なくなり、なれてくると「おとす前の錠数チェック」が必要なくなるので、大幅な時間短縮になります。
さらに、フタに「丁番」をつけれて開閉式にするとより使いやすくなり邪魔にならないだけでなく「処方箋たて」としても使用すくことができます。作るのが大変ですが、もし作成したら一包化調剤の効率が格段にアップすること間違いなし。なんなら複数枚作成して販売すれば売れること間違いなし。
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世間で話題のニュースもいち早くとり上げられるので、チェックしておけば患者さんから急に話題をふられても、安心ですね。
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これだけのサービスが無料で利用できて、しかもポイントがもらえるので、利用しないと「損」です。うちの薬局の人はみんな利用してるのでよかったら、試してみてください。
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