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医療機関コードから住所や医療機関名称を入力できるようにする方法

医療機関コードを入力して変換するだけで医療機関名や住所や電話番号がでたら便利だと思いませんか?

もしできたら新規医療機関登録が格段に楽になります。

今回は、これをうまく実装することができたので実装方法を紹介したいとおもいます。

医療機関コードがわからないという方はこちらの記事へ
>>医療機関コードがわからないときの調べる方法

そもそも、なんで医療機関コードを入力したら自動で医療機関情報が記入される機能がレセコンに実装されていないのか前々から疑問に思っていました。

医療機関コードがわかれば住所医療機関名電話郵便番号これらすべて特定できます。にもかかわらず、これら全てを手動で入力するのは二度手間と言わざるおえない。

うちのレセコンくんは「郵便番号→住所」「住所→郵便」はやってくれるんですよね。これと同じ要領で実装してくれればどれだけ便利なのかとおもう。

とりあえず、実装して欲しい旨をレセコン会社に要望をだしましたが、要望としてあげても実装されるのはいつになるかわからないので自分で実装してみることにしました。

自動入力にはならないけど一発変換できるようになったのでやり方を紹介します。

ちなみに、こんな感じの事ができます。

はじめてきたクリニックだって処方箋にある医療機関コードを入力するだけで医療機関名や住所が変換候補にあがります。

画像では「123456」入力することで「東京都あいうえお区一丁目2番16号」が一発で入力できました。

なぜ、このようなことが出来るのかというと日本語入力ソフトの辞書機能を活用しています。

日本語入力ソフトには辞書を追加登録できる機能があるので自分で作成した医療機関コード一覧の辞書を登録したのです。

全国すべての医療機関コードを登録すると膨大な数になるので、私の場合は「東京都」に限定して作りました。

東京都内の病院のコードはすべて登録したので医療機関コードを入力することで住所や名称を一発で呼び出すことができます。

作成方法

まず、医療機関コードの一覧表を入手します。厚生局のホームページからダウンロードできます。

東京都の場合はこちらのページです。>>東京事務所/関東信越厚生局

他の都道府県の方は「医療機関コード+都道府県名+厚生局」とかで検索してみてください。探せるはずです。

こちらでダウンロードしたエクセルをベースに辞書になるように編集していきます。

ファイルを開いてみるとこんな感じになっています。

スカスカですね。空行があるので一度並び替えをして空行をなくします。データ全体を選択して「B」列を基準に並び替えをして下さい。昇順降順はどちらでお構いません。

すると▼こうなります。

空行がいなくなってすっきりしましね。必要ない行や列を削除してタイトルをつけて見栄えを良くします。そして、医療機関コードについてる「,(カンマ)」を削除していきます。数字を入力したら変換候補が出るようにしたいのでカンマなしの数字だけにしておきたいのです。

カンマの消し方は「置換」をつかいます。「,(カンマ)」を「 (ブランク)」で置換します。置換の操作は「Ctrl + F」で呼び出し実行できます。

やり方は簡単、置換前の文字は「,」で、置換後の文字は何も入力せずに「すべて置換」を選択して下さい。何も入力しない場合は指定した文字を削除するという命令になります。つまりカンマが削除されます。

辞書にするために書式を整えます。「医療機関コード→住所」の辞書と「医療機関コード→名称」の辞書とで2パターン作るので上記の様にコピーを駆使して左右2ブロックに分けました。

またC列とG列に品詞の列を作成してすべて「名詞」でうめて下さい。辞書にするときに品詞の設定がいるので事前にすべて名詞で登録しておきます。

ついでに、郵便番号は必要ないのかなと思ったので削除しました。

削除はさっきやった「置換」の応用です。不特定の文字は「?」で指定します。ちょっと特殊な置換なおですが、置換前の文字「〒????????」を空白に置換すれば消えるはずです。

辞書はエクセルではなくテキスト(メモ帳)で作るので、デスクトップで右クリックして「新しいテキスト」を作成して下さい。そしてファイルを開いておきます。

エクセルのA列~C列のデータを選択してコピー(Ctrl+C)をして、そのまま先ほど作成したテキストに貼り付け(Ctrl+V)をして保存します。▼こんな感じ。

これで辞書の完成です。同様に新規テキストを作成してE列~G列をコピーして新たな辞書を作ります。

ちなみに作ったのは「google日本語入力」の辞書です。Microsoft IMEは作り方わかんないので調べてください。

これをgoogle日本語入力ソフトに取り込んで終わりです。取り込みは辞書をインポートすることによって行います。 こんな感じ▼

インポートしたら完成です。これで東京都にあるすべての保険医療機関が登録されたので、都内の処方箋であればどこからきても、すぐに住所や名称を呼び出して入力することが出来るようになります。

もうちょっと応用して、電話番号も入力可能にできますが、必要ないとおもったので省略しました。

薬品名も辞書登録

これの応用で薬品名も辞書登録することができます。そして、もうちょっと踏み込むと処方オーダリングシステムみたいに頭文字3文字だけ入力したら候補がでて変換できる様に辞書登録してみました。

関連記事薬品名を3文字入力できる辞書を作ったから公開

業務改善まとめ 

こんな感じで業務改善に取り組んでるので総集編がこちらです。

>>薬局の業務を劇的に効率化する10の方法

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