今回は書籍紹介です。
以前に「調剤薬局事務」むけの書籍をたっぷりと紹介したので、こんどは「薬剤師」むけにオススメ書籍をかいていきたいところなのですが、この分野はいかんせん知識がありません。
そこで、特別ピンチヒッターとして、ツイッターで交流させてもらってる薬剤師ブロガーの先生にピックアップしていただきました。
うちの薬局長やスタッフはぜんぜん勉強してないからお話にならない「薬の本高いよね―」「読む暇ないしー」「薬局にいるだけで勉強になるからねー」こんな感じですよ。薬局にいるおばちゃん薬剤師なんてだいたいこんなもんですよね。
それに対してツイッターやブロガーで積極的に情報を発信している人たちはすごいです。
フォローしてるだけでどんどん新しい情報がはいってきます。常に新しい情報をとりいえる貪欲さがあるから、読んでる書籍もおおいこと。せっかくなのでいろいろと教えてもらいました♪
今回、教えていただけるのは転職系薬剤師のウラ話を運営するプジキ大先生です。こちらのサイトでは薬剤師が転職するときに一読しておくと役立つ転職系のウラ話が満載です。
それではさっそく教えてもらいましょー。
そのまえに朗報です。
薬剤師限定ですが登録するだけで3000円分のアマゾンギフト券がもらえるキャンペーンがあるので本を購入する前にチェックしてみてくださいな。
書籍を購入する前に
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書籍紹介スタート
ちなみに新人薬剤師は「日経DIの虎の巻シリーズ」から手をつけるパターンが多いとおもう、私もそうでした。でも、あれは価格に見合うほどの情報量がないからあんまりおすすめしないかな。
医薬品の知識を深める
多くのカテゴリーが網羅されているので自身でよく調剤する薬から読んでみるとおもしろいです。
医薬品はカテゴリーではなく商品名での比較だけど、メジャー商品はだいたい抑えられているから、とりあえずこれ1冊読めばだいたいカバーできる。
細かい使い分けと、豆知識が増えるのがいい。
さきほど紹介した書籍よりもむずかしく、より実践的な内容になっています。ただ知識を身につけるだけではなく、薬剤師に必要な「思考力」も一緒に鍛えることができます。これよんで「薬物動態」ってこう使うんだとか、「相互作用」ってこう考えるのかとか、「腎臓・肝臓機能低下」に必要な注意ってこういうことなのかと、いろいろな気づきがあります。
気づきをえると行動がかわってくるので添付文章の読み方もかわってきます。生涯武器になる「思考力」を身につけるためのヒントが満載の一冊です。おまけに書籍自体も「鈍器」として武器にもできます。
日経DIのウェブサイトの人気コラムが書籍化されたものです。元がコラムだからめちゃくちゃ読みやすい。
医薬品の薬効で分類されているわけではなく、コラムになったテーマ毎にまとめられています。全部を通して読めばいろいろ勉強できるけど、特定分野だけを勉強したいというのには向いてない。
でも、新人薬剤師がまわりのおばちゃんと差をつけたいと思ったらとりあえず、これ読もっ。
「実践薬学」と「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100」はどちらも医薬品を学ぶための本だから医師が薬を選ぶための検査や病気についての知識は他の本買わないとだめ。
薬歴の書き方
パソコンでの操作方法は教えてもらえるけど、あとは先輩薬剤師の「見よう見まね」が多いのではないでしょうか?
その先輩薬剤師の薬歴もしっかり書いてあるか怪しいものです。
「薬歴って何?」ってなってる薬剤師さんに一から懇切丁寧に薬歴の書き方を教えてくれる本があります。
著者は、上記で紹介した「実践薬学」と同じ人です。せっかくなのでセットで買ってあげて。薬歴という毎日当たり前のようにこなしている仕事のハズが、これ読むといかにテキトーに取り組んでいたのかわかる。
新人のうちに読んでおいたほうがいいのはもちろん、中堅薬剤師も読むと打ちひしがれるので、原点を見直す意味でオススメ。
薬物動態学
「薬局で使える実践薬学」を初学で読み始めると理解できない場面にぶつかるので、そういった方には読み始める前の助走にもう一冊挟むとより実践薬学を楽しく学べます。そのオススメの一冊がこちらです。動態を学ぶとまた一つ武器を増やすことができます。
薬物動態で一番わかり易い本です。もし実践薬学を読んでみて内容がチンプンカンプンなら買ってみて。
医学論文の読み方
上記はどれも知識を教えてもらうような書籍でしたが、そういった段階を卒業して新たなステップを踏み出そうという薬剤師にオススメの書籍がこちらです。医学論文の検索方法から読み方までわかりやすく解説してくれます。これを習得することでエビデンスというあらたな武器を身につけて自分から必要な情報を取りに行くことが出来るようになります。医師から質問されたときにも時間さえもらえれば論文を根拠にしっかりとした回答を提示することが出来るようになります。
臨床の知識をつける
プライマリ・ケアというのは「総合診療」をイメージしてください。プライマリ・ケアを提供するためには、生活習慣病や風邪などの身近な疾病、緊急の場合の対応、健康診断の結果の相談など、患者さんが抱える様々な問題を幅広く対応できる総合的な知識と能力が必要です。
その知識をみにつけるための書籍なので、幅広い診療科の知識がまんべんなく網羅されてます。薬剤師はいろんな処方箋をあずかって病態に沿った説明が必要だから「プライマリ・ケア」の勉強は超大切。
一番右で異様な輝きを放つ書籍がそうです。処方箋と同じA5サイズコンパクトで持ち運びしやすい。写真に写っている他の書籍はすべてA4サイズです
書籍の流れとしては「日常診療でよく見る疾病ごと」にパートがわかれており解説されています。
疾病ごとに、
【治療薬リスト】 → 【治療戦略】(治療方針・リスクの評価と薬物選択・フォローアップ ・専門医への紹介タイミング) → 【薬の選び方・使い方】
こんな感じで進んでいきます。薬剤師の本だと「治療戦略」が薄いので、ここを専門医がしっかり説明しているのがこの本をオススメするポイントです。
「トップジャーナルから学ぶ総合診療アップデート 第2版 P493」
内容はこんな感じということで写真まで頂いてしまいました。慢性的なかゆみに抗ヒスタミン薬はあんまり効かないらしいですよ。
「今日の治療薬」の姉妹書籍で「治療指針」にスポットを当てたものです。さまざまな疾病のガイドラインにそった治療指針がこの1冊に集約されています。個人でも欲しいところですが、さすがに高いのでわたしも購入していません。
薬局にあると便利なので、備品として購入してもらうといいでしょう。
さいごに
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新人薬剤師の保険・公費の勉強に必要な書籍
別記事で詳しく紹介しているので、こちらではサラッとまとめていきます。
薬剤師も保険の勉強はぜったいに必要です。だって「保険薬局」につとめる「保険薬剤師」でしょ。厚生労働省はこう言っています。
健康保険法(第72条・第70条)
「保険薬局において調剤に従事する保険薬剤師は、厚生労働省令で定めるところにより健康保険の調剤に当たらなければならない。」
「保険薬局は、当該保険薬局において調剤に従事する保険薬剤師に、厚生労働省令で定めるところにより、調剤に当たらせるほか、厚生労働省令で定めるところにより、療養の給付を担当しなければならない。」
保険請求するならルールに従ってやりなさいということです。このルールを学ぶのに最適の書籍が「保険調剤Q&A」です。
薬局につとめている人はぜったいに読まないといけない書籍の1つですね。
「保険調剤Q&A」は保険請求する上で守らないといけない「調剤報酬」のルールがQ&A形式でわかりやす書かれています。
「一包化加算」「計量混合加算」「かかりつけ薬剤師指導料」「調剤基本料」などなど各種点数の算定ルールはこちらの書籍を読んでおけばバッチリです。現場で迷うようなむずかしいポイントまで突っ込んでかかれているので、算定ルールに迷ったときは読み返しましょう。
おつぎは「保険薬局Q&A」です。
薬局が知らないといけない「点数」以外のルールが記載された書籍ですね。たとえば「保険制度」「薬局の構造」「処方箋や調剤録の扱い」「疑義照会」などなど。
更新の度に毎回購入する必要はないけど1回くらいは購入して通読することをおすすめします。
次は、公費のお勉強についてです。
公費はそれぞれで管轄している機関が違うからとにかく分かりづらいけど、わかりやすくまとめてくれている書籍があります。
図解が多いのでめちゃくちゃわかりやすい。わかりやすくするために省略している部分もおおいので、もっと詳しく勉強したい人はワンランク上の書籍を紹介します。勉強するときはステップを踏んだほうがいいです。
めちゃくちゃ詳しく書いてあるので一から全部を読もうとすると大変なので、ポイントでしらべる書籍として薬局に置いとくと便利です。毎回ネットで調べてたら効率悪いですからね。
薬局関連の制度は頻繁にかわるから知識のアップデートが必要です。薬局関連の情報を収集するための最強ツールがあるので合わせて利用するといいです。
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おわり
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