小売店って1日の終りに売上を計算しますよね?
そのときにレジ金があってるかどうかカウンターにカチャカチャ小銭をセットして枚数を数えると思います。
そこから電卓をはじいて本日の売上を計算すると思うのですが、
ちょっとめんどくさいですよね。
毎日繰り返す作業なので時間短縮技があれば使用しない手はない!!
今回はエクセルで「レジ金計算機」を作ってみたいと思う。
基本的な部分から画像で解説していくから、まだ手計算の店舗は是非作ってみてください。
①エクセルを開いて下さい
まずは基本的な骨格として画像と同じセルに忠実に転記して下さい。
②計算式を入れます。
黒枠のセルに「=B4*C4」と入力して下さい。
これの意味は、B4の値とC4の値を掛け算した数を表示するです。
まだ枚数を入力していないので値は「0」になるはずです。
③下のセルにも同様の計算式を適用する。
下のセルにも同じような計算式を入れていきたいのですが、再度手で入力する必要はありません。
さっき入力したセルの右下にカーソルを持って行くとカーソルが「✙」に変わるので、
「✙」のままクリックして下にドラッグしていこう。
この作業を下へ「フィード」するといいます。
フィードするとフィードした方向に計算式が連続コピーされます。
④合計額の計算式を入れます。
各々のバラ金額を計算したら最後はそれらを合計しますね。
これは「SUM関数」を使用します。
画像のとおりに入力して下さい。
「=SUM(D4:D11)」と入力します。意味としては、D4からD11のセルの値を合計するということになります。
関数を入力するときは必ず頭に「=」を付けるとおぼえておこう。
⑤見た目を整える。
これは好きな様にやってくれればいい。
テキトーに罫線引いて下さい。
これでだいたい完成ですが、せっかくなのでもう少し使いやすくしてみましょう。
⑥さっき作ったものば「バラ金」用にして、今度は両替用の「棒金」も数えてみよう。
先ほど作った表をコピーして下に貼り付けて下さい。
そして、入力した「関数」すべて削除します。
新たに、画像の様に入力して下さい。
「=B15*C15*50」意味としては「1円×本数×50枚」ってことです。
棒金って1本50枚ですよね。だから今回は「*50」がしてあります。
そして、また下方向にフィードして下さい。
⑦バラ+棒金の合計を計算
合計額が必要ですよね。
別途合計額の欄を作成します。画像に習って作成して、関数を入力して下さい。
関数は「=D12+D23」合計額同士をさらに足し合わせるだけですね。
これで十分計算機としては機能しますが、計算したものを印刷して保管用にするのであれば、
もう少し書式を整えよう。
⑧自動で日付の入力
「D2」セルに日付が自動で入るようにしたいと思う。
画像にある通りに関数を入力します「=TODAY()」です。
TODAY関数はその日の日付をパソコンと連動して表示してくれます。
⑨日付の表示変更
おそらく「2015/01/13」この用な感じで表示されていると思う。
もし「#####」になっているのであれば幅が足りないのでセルの幅を延ばしてあげよう。
この「2015/01/13」でよければいいのだが、表示の変更もできる。
「D2」セルの上で右クリック→セルの書式設定をクリック
⑩セルの書式設定
ここで表示を設定できる。
今回はオリジナルを定義したいと思う。
ユーザー定義→「yyyy"年"m"月"d"日"(aaa)」と入力してOK。
⑫確認
これで日付が2015年1月13日(火)になるはずだ。
⑭追加セル
テキトーに必要そうな欄を設けてみたのでここに計算式をあてると使いやすくなる。
ここの計算式は自身で考えて見て下さい。
⑮挙動確認
お金の枚数を入れてみました。
自動で計算してくれていますね?
枚数を数えてこちらに直接入力してほしい。
日付も自動で入力になっているので、もう少し工夫してあげると印刷したものはその日の売上記録になる。
手書きが介在する余地が全くなくなるのだ。
まとめ
長々と書きましたが、全てEXCELの基本操作です。
毎日同じ作業を繰り返している時にはそこに、改善の余地がないかどうか必ず考えるようにしている。
薬局やクリニックであれば手元にパソコンありますよね?
パソコンあるのに毎日同じ計算を手で計算するのは合理的じゃないですね。
最初作るのは大変かも知れませんが一度作ってしまえば、
とても便利です。
これでレジ計算が10分から5分に短縮できれば、25日営業で実に月125分の節約になります。
是非お試し下さい!!