ジェネリック

ディナゲストをジェネリックに変更するといくら安くなるのか?

子宮内膜症の治療薬のディナゲスト錠って薬をご存知でしょうか?

この薬めちゃくちゃ高いです。

ディナゲストをメインに使用する層は若い女性だから、ほとんどの人は3割負担になります。高い薬だから3割負担だと金銭的な負荷がなかなか大変。

これだけ高いと子宮内膜症で辛い思いをしているにも関わらず金銭的な面で治療を断念せざる負えないケースも十分に考えられます。

ちなみに、お値段ですがディナゲスト錠1mgは1錠が475.5円です。通常は1日2錠なので1ヶ月で60錠(28530円)として、この3割なので約8500円/月です。

病院や薬局の手数料をいれると最低でも月に10000円以上かかります。しかも、長期に継続していくケースが多いので、うちでは90日分もっていく人もすくなくありません。90日分だと会計は26000円くらいです。

こんなバカ高い薬ディナゲストに待望のジェネリック医薬品が登場したので紹介していきます。この実力が中々すごい。

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ディナゲストのジェネリックの価格はいくら?

ディナゲストは1錠475.5円
ジエノゲストは1錠198.1円

なんとジェネリックへ変更すると約58%OFFになります。

ちなみに、ジェネリックは各種メーカーありますがどれも薬価は一律で1錠198.1円です。

ジエノゲスト錠1mg「F」:富士製薬工業
ジエノゲスト錠1mg「JG」:日本ジェネリック
ジエノゲスト錠1mg「KN」:小林化工
ジエノゲスト錠1mg「MYL」:ニプロファーマ
ジエノゲスト錠1mg「SUN」:サンファーマ
ジエノゲスト錠1mg「キッセイ」:ジェイドルフ
ジエノゲスト錠1mg「サワイ」:沢井製薬
ジエノゲスト錠1mg「トーワ」:東和薬品
ジエノゲスト錠1mg「ニプロ」:ニプロ
ジエノゲスト錠1mg「モチダ」:持田製薬販売
ジエノゲストOD錠1mg「KN」:小林化工
ジエノゲストOD錠1mg「モチダ」:持田製薬販売

それではジェネリックのジエノゲスト錠にすると実際いくら安くなるのか計算してみましょう。

先発品 - 後発品 = 277.4円/錠

よって、1錠で277.4円安くなります。1日2錠の30日分だとして、60錠を変更してみると16644円も安くなります。

3割負担だと4993.2円だから、およそ5000円OFFですね。

1ヶ月分で5000円の節約になるのは大きくないですか?およそ半額になります。

もしかしてもしかすると「ジェネリック医薬品は安いから心配」とお思いの方がいるかもしれません。そこで、ちょっとプレミアムなジェネリック情報も紹介しておきます。

オーソライズドジェネリックってご存でしょうか?

ジェネリック医薬品のなかでも、とくに先発医薬品メーカーが公認したジェネリック医薬品のことをオーソライズドジェネリックといいます。

オーソライズド:公認された

ディナゲスト錠のジェネリックのなかでもジエノゲスト錠1mg「モチダ」がそれに該当します。

特徴としては「原薬・添加物・製造方法・製造工場が同一」ということがあげられます。製造方法と製造工場が同じなんですよ?違いはなんなんでしょうか?

強いてあげるなら「商品名」「刻印」「パッケージのデザイン」これくらいですか?中身に関しての違いはありません。

それでいて薬価は他のジェネリックと同じで先発比較で58%OFFなんです。変更しない理由がありますか?

ちなみに、ディナゲストのメーカーは持田製薬で、ジエノゲスト「モチダ」のメーカーは持田製薬販売です。この微妙な違いはなんなんでしょうかね。

関連記事オーソライズドジェネリック一覧表とAGって何?

うちの薬局もオーソライズドジェネリックであるジエノゲスト錠1mg「モチダ」を採用したので、もう先発品であるディナゲストは今後うちでは調剤する機会はないのではないでしょうか?

だって、ディナゲストの処方がきたら必ずオーソライズドジェネリックの説明するので。高齢者だと名前がかわるから嫌だとかいうんだけど、ディナゲストの対象は若い女性なので理解があるとおもいます。

となると、困ってしまうのが余ったディナゲスト錠です。1錠500円近い薬がデットストックになったら大変です。でも、患者さんに誠意を伝えるならジェネリックの説明すべきだから、もうたぶん先発品はでないとおもう。

こういうときはデッドストックの買取サービスを利用するといいです。ネットで申し込んで郵送するだけです。見積もりもネット上で簡単にみれます。ディナゲストは上記の理由で早い段階で値崩れするかもしれないから売るなら今ですね。

関連記事医薬品の不動在庫の売買にファルマーケットがおすすめな理由

その他のジェネリックに関して

ジェネリック医薬品はだいぶ浸透してきましたが、それでもまだ嫌がる人はたくさんいます。理由は、添加剤が違うから完全に同一ではないというのがありますが、ディナゲストなんて普通の錠剤とOD錠というラムネの用に口で解ける錠剤とがあって、医師や薬剤師はこれを同一の効き目として取り扱います。

普通の錠剤とOD錠って添加剤が同じだと思いますか?絶対違いますよね。

添加剤なんて気にしてもあまり意味ないんです。

関連記事オーソライズドジェネリック(AG)に変更するといくら安くなるのか一覧表まとめ

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