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薬局ウラ事情

薬局へ転職する前にその薬局について調べられることは全部調べよう

失敗しない転職活動がしたいなら転職先のリサーチが大切なのは言うまでもありません。

さいわいにも調剤薬局は条例で薬局の機能情報を公開しなといけない決まりになっているので、いろいろなことを調べることができます。

下記のサイトご存知だろうか?

アクセスしてみるとわかるけど、どれも都道府県が運営している医療機関の情報提供サイトです。
全ての都道府県で提供しているサービスなのかは不明ですが、東京都、神奈川県、埼玉県では上記のサイトで知ることができます。

自分の都道府県でできるかどうかは「都道府県名 + 医療情報検索サービス」とかで検索してみると見つけることができるとおもいます。

それではこの医療機関情報をベースに事前に調べられることを見ていきます。

処方箋のおおまかな枚数

調剤薬局の忙しさは応需する処方箋の枚数で決まるし、その会社の収益は処方箋の枚数に比例します。

よって、この情報はとにかく大きいですよね。今回は、神奈川県の医療情報検索サービスで調べてみます。>>かながわ医療情報検索サービス

薬局名で調べてみると前年度の患者数(のべ数)が表示されています。画像はテキトーに探した薬局の情報画面です。

患者数が13000となっていますね。患者の延べ数なので処方箋枚数とほぼ同じと考えていいです。

年13000枚は月にすると1080枚です。

ついでに営業時間もみてみると平日+土曜日と週5日営業です。となると月26日営業ってとこでしょう。

すると1日41枚ってとこですね。うん、ギリギリの枚数ですね。応需する処方箋の診療科しだいって感じですね。

関連記事薬局は1日40枚の処方箋だけで儲かるのか?

ついでに、開設者の欄もみておくと株式会社◯◯ってなっています。個人っであれば40枚程度でもやっていけますが、法人となると申し訳ないけど会社にもたらす利益はごくわずかだと思います。

転職先としてこの薬局はどうでしょうか?

まぁ、ヒマな薬局を希望するならいいと思いますよ。ただ将来のことを考えるとこの規模の薬局は大丈夫なのかな?ってことになりますよね。もうちょっと調べてみましょう。

法人である場合は店舗数もチェック

まず「開設者」の欄が個人になっているか法人になっているかチェックします。法人の場合は、さらに会社名で検索すれば何店舗運営しているかがわかります。

ただ、気をつけてもらいたいのが都道府県で運営する医療情報検索サービスで検索しても、その都道府県内の情報しか検索できません。

せっかくなので全国の情報で検索しましょう。

>>まろん医療機関情報2016

このサイトで開設者に法人名を入れれば運営している店舗すべてが表示されます。店舗数だけを判断基準にするのではなく、さらに店舗ごとに処方箋枚数をチェックしてください。

法人の場合は人を雇って薬局を運営するということもあって、人件費を考慮すると年8000以下のところは数としてカウントから除外します。

たとえば、8000枚の店舗を3店舗運営している会社があるとしますよね。申し訳ないけどカウント数0ですね。逆に大丈夫ここは?ってなります。当たり前だけど利益0の店舗を何店舗運営しようが0ですからね。

10000の薬局10店舗経営するよりも50000の薬局1店舗経営している方がよっぽど経営効率はいい。

まぁ、計算してみて下さい。

おもに応需している処方箋の診療科

調剤薬局の利益を左右する1番の要因は処方箋枚数です。そして、次に影響する要因が応需する処方箋の診療科です。

関連記事どの診療科の門前薬局が一番儲る?

診療科ごとに処方箋の単価が大きく異なるからです。1枚あたりの単価(粗利)が高い処方箋というのは、処方日数が長くて、薬剤の種類が多い処方箋のことです。

ちなみに外用薬はいくら多くてもあまり利益にはつながりません。よって、眼科や整形外科は単価低いといえます。やっぱり内科が安定してい高いですね。

この診療科を調べる方法というのは、もはや力技でしかなく、yahoo地図やグーグルマップで調べるほかない。薬局の場所を地図でみつけたあとに「病院」で追加検索してみて下さい。

すると、薬局の周囲にある病院がピックアップされるはずです。

どうもグーグルマップの情報は古いように思えるので、おすすめはyahoo地図の方です。正確により多くの情報を拾いたいのであれば両方で検索しましょう。

より地域の具体的な情報Googleストリートビューを利用して周囲を散策してみるのもいいとおもいます。

営業時間をチェック

さきほどさらっと流しましたが、営業時間もみれるので職場を選択する上で大切なポイントになりますよね。

平日閉めている日があれば、そこがあなたの公休日です。上記の画像のように週6で営業しているのであればおそらく日曜 + 平日どこかで休みの融通がきくでしょう。

開局時間も大切です。20時までやっている薬局では毎日20時までは仕事があるということです。

昼休み2時間閉める薬局とかもありますよね。この場合は強制2時間休憩で帰りが1時間遅いみたいなパターンが考えられます。

施設基準の届出の有無

ここまでチェックする必要はまったくないと思うのですが、その薬局の運営方針というのが施設基準の届出状況でみえてくるのでせっかくなので紹介しておきます。

届出を行っている薬局は、後発品の使用する推進状況とか、在宅とか、かかりつけ薬剤師とか、これからの薬局の生き残りの鍵となることをしっかりやっていなければ届出できないので、いま出来ることをしっかりとやっているという堅実さが伺えると思います。

届出は地方厚生局におこないますよね。だから届出の有無は地方厚生局のHPで公開されています。

ちなみに、関東信越厚生局はこちらで公開しています。

リンク保険医療機関・保険薬局の施設基準の届出受理状況及び保険外併用療養費医療機関一覧

PDFデータですべての保険薬局の情報がみれるのですがとにかくボリューミーです。検索にも時間かかるので覚悟しておいて下さい。

薬剤師の転職はいまだに天国モード

転職するだけで40万円のボーナスがもらえるらしいです。


興味本位でクリックしてみると今だけ40万円ではなく60万円にUPしてます。転職したら60万円もらえるってサイコーじゃないですか?

条件も確認しておきました。転職して3ヶ月働いたらもらえるそうです。たったそれだけで60万円ももらえるってまだまだ薬剤師の転職は天国モードのようですね。うらやましいかぎりです。

60万円UPって初年度の年俸500万円なら実質560万円でしょ。つまり、1年は月々5万円UPってことでしょ?

いいなぁ~。

あと、転職会社っていっぱいあるみたいだけど、サービスで選ぶなら「優良派遣事業者」に認定されてるところが絶対オススメ。薬剤師の転職会社にはあまりないようですがファルマスタッフってとこがそうですね。

リンクファルマスタッフ

優良派遣事業者とは?

厚生労働省委託事業「優良派遣事業者推奨事業」で運営されている認定制度です。

法令を遵守しているだけでなく、派遣社員のキャリア形成支援やより良い労働環境の確保、派遣先でのトラブル予防など、派遣社員と派遣先の双方に安心できるサービスを提供できているかどうかについて、一定の基準を満たした派遣事業者を「優良派遣事業者」として認定します。

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