医薬品が不足した時ってどうやって対応していますか?
うちでよくやる不足対応パターンと注意点をまとめてみることにした。
患者再来局パターン
一番手間がかからずに簡単な対応ですね。ただ、不足や欠品はこちらの責任なので一方的にまた来てねというと角が立つ。さきに郵送やお届けを提案して選択肢として提案するのが角が立たないだろう。
通常は、当日もしくは翌日には入荷するけど土日はさむと時間がかかることも注意したい。
在庫していない薬が来たらその場で拒否できたら簡単なんだけど、薬局には処方箋の応需義務というのがあって拒否してはいけないことになってる。
そして医薬品を在庫してないのは薬局の責任だから全力で薬を揃えるように努めなければならない。
愚痴
郵送対応
郵送は意外とリスクがあり過去に何度も失敗しているので宛先の二重監査や郵送前に患者からの聞き取りをしっかりするように注意したい。
とくに注意しときたいのが「いつまでに必要か」と「住所」の確認です。
新患アンケートに記載してもらってる住所って、めんどくさがってテキトーに書く人がおおいので、部屋番号が抜けてたり、読み取れなかったり、読み間違えてたりってことがある。
だから、郵送が確認したら患者に目視により住所を直接確認してもらった方がいい。
郵送はすぐに必要な医薬品には向かない。これはあたりまえだけど郵送する時はいつまでに必要な薬なのかを確認しなければならない。
明日までに必要と言われたら郵送するべきではない。あと、いつ届くかの断定はなるべく避けたほうがいい。伝えるとしたら「○日に入荷するので、それから2~3日で届くと思います。遅くなるようなら連絡下さい。」こういった形がいいだろう。
普通郵便が安いからいつもポストに投函してるけど、追跡できないし、紛失されたとしても保険がきかないから過度に信用しない方がいい。
どうしても急ぐ人には速達の利用も検討する。
こないだ郵便局の速達よりも、ヤマトの速達で送って欲しいっていわれた。なんか受取方法が違うらしい。
郵便局の速達は原則手渡しで留守なら郵便受けに入れてくれるそうです。郵便受けに入らない場合は不在票という形になるそうです。
ヤマトだと超速宅急便ってサービスが有るこれは郵便受けにはいれないで不在票みたいです(たぶん)。
郵送で間に合わない場合や冷所品で郵送リスクが発生する場合の最終手段お届け
なるべくお届けはしたくないけど、仕方ない時にだけ使用する。というのも素人が配達するってけっこう大変なんです。いまではスマホがあって道に迷わずいけるけど、それでも人件費とか考えるとあまりオススメできない。
以前に失敗したパターンもあるので、それは別記事で紹介している。
どういった失敗かというと、同じ住所に2つのマンションが立っていて入れ間違えたのだ。その教訓からマンション名まで効くようにしているし、表札の有無まで確認している。
失敗その2
まだある失敗談。郵便受けに入らないパターン。これ実際に直面するとかなり焦ります。郵便局とかなら郵便受けに入らないものは不在票による再配達という技がありますが、素人なので再配達というサービスやってませんから。ドアノブにビニール袋ごとかけて置いておこうかとも悩むのですが個人情報なので万一を考えるとそれはできない。
一度アドエアディスカス届けに行ったら郵便受けに入らなくて泣きそうになった、錠剤ならバラして薄くすればいいんだけどアドエアディスカスって機械が分厚いからこれ以上薄くすることができない。
とりあえず、患者に鬼電してドアノブにかけて置いていいていいという了承をえたから事無きをえたが、電話がつながらなかったらと思うとぞっとする。
お届けの人件費
人件費を考えるたら郵送費の方が全然安いので極力郵送を利用するが、間に合わなそうな場合は最終手段としてスタッフによるお届けを行う。
もし薬剤師が届けするとなると1時間当たり3000円の時給だからこの時給でお届けで時間を消耗されるのはよろしくない。事務員が配達するのがベターだけど、万一薬剤師が行くなら経費を消費してタクシーというのも考慮したほうがいいで、だって初乗りで700円ちょっとでしょ?薬剤師が1時間ウロウロしてたら3000円ですからね。
タクシーで2000円くらいなら出してもいいのではないでしょうか。
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