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チョコラBBプラスとワッサーV顆粒は同じような複合ビタミンだった

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あんまりにも口内炎がよくできるから予防でチョコラBBでも飲もうとおもい薬剤師に相談してみると、安価で似たような薬が薬局にあるということで紹介してもらいました。

それが『ワッサーV配合顆粒』です。

ワッサーV配合顆粒は最小包装が1200包しかなくって14包しか使わないのに発注してしまい残りはマルマル不動在庫になってしまったという悲しいお薬です。

大量にあまってるのでワッサーVを自費で処方してもらって少しためしてみることにしました。

ワッサーV配合顆粒:1日量(1g中)

チョコラBBプラス:1日量(2錠中)

働き

チアミン硝化物
3mg
チアミン硝化物
20mg

糖質(炭水化物)の代謝を助けエネルギーに変えます。

リボフラビン
3mg
リボフラビンリン酸エステルNa
38mg

皮膚や粘膜の健康維持に働きます。
脂肪の代謝を助けエネルギーに変えます。

ピリドキシン塩酸塩
5mg
ピリドキシン塩酸塩
50mg

皮膚や粘膜の健康維持に働きます。
タンパク質の代謝を助けエネルギーに変えます。

ニコチン酸アミド
30mg

ニコチン酸アミド
40mg

皮膚や粘膜の健康維持に働きます。

パントテン酸カルシウム
30mg

パントテン酸カルシウム
20mg

皮膚や粘膜の健康維持に働きます。

アスコルビン酸
200mg
コラーゲンの生成を助け、皮膚や粘膜の健康維持に働きます。

ちなみに、

チアミン硝化物 → ビタミンB1
リボフラビン → ビタミンB2
ピリドキシン塩酸塩 → ビタミンB6
アスコルビン酸 → ビタミンC

つまり、ワッサーV顆粒はビタミンB1・B2・B6・C・ニコチン酸アミド・パントテン酸カルシウムの複合ビタミンです。

量は違うけど配合成分はチョコラBBプラスとほとんど同じではないですか!?

しかも、ワッサーVにはビタミンCまで配合されています。

リボフラビン(ビタミンB2)の量が大きく異なりますが、片方がリン酸エステル塩になっているので単純に比較できません。

計算の仕方は・・・難しいので省略しますが、分子量で比例計算するとエステル塩に約0.6掛けくらいになるので、たぶんチョコラの方が多いです。

チアミンもだいぶ少ないけど顆粒のチアミンは臭いからこれくらいで十分。

ワッサーV配合顆粒の添付文書の記載もみておきます。

効能又は効果

湿疹・皮膚炎群、口唇炎・口角炎・口内炎

ふむふむ、なかなか良さそうです。

用法及び用量

通常成人1日1回1gを経口投与する。

1包が1gなので通常は1日1包だけの服用でいいようです。

そして、注目すべきは薬価のやすさ。なんと1gが6.2円

つまり1日6.2円で複合ビタミンが摂取できるので、コスパ最強です。

チョコラBBプラスの価格と比較するならこちらを参考にして下さい。

オール水溶性ビタミンなので、たくさんとっても容易に尿に排泄されるから過剰摂取の心配はほとんどありません。

1日1回の服用ですむのは楽でいいんだけど、全部水溶性ビタミンだから効き目が持続するのかが心配。

味の方はというとアスコルビン酸が入っているので酸味があるけどイヤな酸味ではなく、甘酸っぱくて割りと美味しいと思う。ただ、匂いがキツイです。この匂いはチアミン(ビタミンB1)によるもので、飲んでからもしばらくは胃から匂いがこみ上げてくる感じがして朝からのむのは気が引けます。

チョコラBBにもチアミンがたくさんはいっているけど、こちらは粒にして周りをコーティングしているのであまりニオイはきになりません。一般薬ということもあって万人うけするつくりになっています。

せっかくなので成分を順番にみていくと、

チアミン硝化物

チアミンがビタミンB1です。にんにく注射のメインで使用されている成分です。

にんにく注射って疲労回復目的で使用しますよね?このビタミンB1は疲労回復や夏バテ予防に効果があります。

ただ・・・、にんにく注射の名前の由来にもなっている成分ということもあって、ニンニクっぽい臭いがするんですよ。はっきり言って、くさいんです。

しかも、あとを引く匂いで、食道の奥からこみあげてきます。

アリナミンAやアリナミンEXなんかの総合ビタミン剤にもこれが入っていて、これが入ってるサプリ類は開封すると独特の臭がするので一発でわかります。

生体内での役割はというと、ビタミンB1は糖分の代謝に不可欠です。ビタミンB1が不足すると糖のエネルギー変換が不十分になって疲れやすくなります。普通は不足することないんだけど、補充したら元気がでます。

リボフラビン

リボフラビンはビタミンB2です。これを単独で摂取したいならハイボン錠やフラビタン錠が該当するそうです。

ビタミンB2は、糖分や脂質、たん白質などの代謝にかかわっています。また、皮膚や粘膜を正常に保つ働きもするので、不足すると、口が荒れたり、目が疲れたり、皮膚がカサカサすることがあります。

リボフラビンを摂取すると尿の色が黄色く変化することがありますが、これは代謝されたリボフラビンの色なので問題ありません。チョコラBBをのむとおしっこの色が代わるのはこのリボフラビンによるものです。

ピリドキシン塩酸塩

ピリドキシン塩酸塩はビタミンB6です。単剤で摂取するならピドキサール錠(補酵素型ビタミンB6)が該当します。

ビタミンB6は、たん白質やアミノ酸の代謝にかかわっています。また、皮膚や粘膜を正常に保つ働きもします。

ビタミンB6とB2は皮膚科のニキビ処方セットに組み込まれていることが多く「ハイボン錠+ピドキサール錠」で一緒に使われることが多いです。ワッサーV配合顆粒であればどちらも一緒に摂取できますが、量は少なめです。

ニコチン酸アミド

ニコチン酸アミドもビタミンB群の1つです。ニコチン酸(ビタミンB3)のアミドです。体の酸化還元反応にかかわっています。また、皮膚や粘膜を正常にたもつ働きや、血行をよくする作用もあります。

毛母細胞の活性化も期待できると言われており、育毛剤の成分としても使用されることがあります。

パントテン酸カルシウム

パントテン酸もビタミンB群の1つです。糖分や脂質、たん白質などの代謝にかかわり、皮膚を正常にたもつ働きをします。

女性用のAGAの商品「パントガール」に使われているので髪の毛にもいいみたいですね。

不足することがないので単剤で摂取することはほとんどありません。シナール配合錠にビタミンCと一緒にひっそりと配合されています。

アスコルビン酸

アスコルビン酸はビタミンCですね。ビタミンCはコラーゲンの合成に欠かせないビタミンです。 コラーゲンの生成を助け、皮膚や粘膜の健康維持に働きます。また抗酸化物質でもあるため、細胞の老化防止やシミや美白効果があるとも言われています。

単剤で摂取するならシナール錠とイイたいところなのですが、シナール錠はパントテン酸とアスコルビン酸の配合剤です。

サプリでとるなら1日2000㎎欲しいのでワッサーVの1日200㎎だとちょっと物足りません。シナール1錠分ですね。

関連記事:市販薬のシナールEX錠とシナールEX顆粒を紹介

いろいろ調べて分かったのが、肌荒れ・ニキビ・口内炎予防ならチョコラBBプラスはいいバランスでビタミン配合されてますね。

ワッサーV顆粒の販売中止

製造販売元の製造中止にともなってワッサーV顆粒は販売が中止されました。ワッサーV顆粒はいろいろとビタミン配合してる割に値段が安いから儲からないんですかね?

なおかつ、ビタミン剤はとりあえず欲しがる人があとを絶たないので"漫然と投与しないこと"と決められてしまいました。それで使用量が減ってしまったのかもしれません。

あっさりと製造中止です。

まったく同じ成分の代替品はないので近いものを探すことになります。調剤用パンビタン末やビフロキシン錠、ノイロビタン錠、ビタノイリンカプセルとこの辺ですかね?

経過措置期間は平成27年3月が予定されています。

ビタミン剤が欲しければ市販薬を実費購入するといいです。来年から市販薬の医療費控除が拡大されて12000円以上年間に市販薬を購入する人は医療費控除できるようです。

どんどん市販薬にシフトしていかないと医療費が消尽しちゃいますからね。

口内炎や肌荒れやニキビならビフロキシン錠でいいかな

複合ビタミンはいろいろあるけど、口内炎や肌荒れやニキビだったら、個人的にはビタミンB2とB6があればいいからビフロキシン配合錠でいいかな。ビタミンB1はホント臭いからいらない。

よくみる処方だとフラビタン錠(B2)やハイボン錠とピドキサール錠(B6)を一緒に処方だけど、だったら一緒になってる方が服用が楽でいい。ビタミンB12とかは神経痛だから肌荒れにはいらないかな。

ということで、個人的に肌荒れで服用するならビフロキシン配合錠かな。

>>口内炎や舌炎の具体的な治し方まとめ

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