事務テクニック

散剤の調剤監査システムがGS1になって使えなくなったけど簡単に改善できる

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薬局には散剤を監査する機械が設置されている。散剤ビンのバーコードをピッと読み取るシステムで何の薬を何グラム量ったのかという記録を残すことができる。

せっかく、いいシステムがあるにも関わらず、バーコードのナンバーが変わってしまったせいで、この機械がまったく機能しなくなっている。

薬のビンのバーコードを機械が読めないから何の薬をはかりとったのかの記録を残すことが出来ないのです。毎回ダミーバーコード読ませてるみたいだけど、それでは宝の持ち腐れ。

だって、全ての医薬品がダミーって表示なんですよ。意味ないでしょ。

どこの薬局も同じ問題で悩まされているのではないでしょうか?

というのも、いままで使っていたJANコードが廃止になってあらたに全てのコードがGS1コードに取って代わってしまったからです。

関連記事薬局内からJANコードがなくなるからGS1コードに対応しない薬局は取り残されるよ

幸いうちの散剤ビンのバーコードスキャナーはGS1コードの読み取りには対応していたので、ピットすることじたいはできます。ただし、医薬品マスターが対応していないのでGS1コードで医薬品が検出できないんです。

マスターが対応していないだけなのでこれに対する処置は簡単ですね。

散剤監査機にUSBポートがあるから外部からデータを取り込むことができるわけで、担当者に調剤包装単位のGS1コード含む医薬品情報にアップデートしてもらえばいいだけです。

でもね、なんか契約期間が過ぎてるから有料とか言うんですよ。

ということで、一番古典的な方法をとることにしました。うちにある散剤のビンを片っ端から機械に手動で登録すればいいのです。

意外と瓶で使ってるの少ないんですね。15品目ほどだったので15分ほどで片付きました。もし、GS1のせいで読み取れずダミーでがんばってるところがあれば、宝の持ち腐れですよ。ほんの数分で解決できるのでチャチャッと終わらせるといいです。

さてさて、ここからはちょっとマニアックなお話です。

作業をしてちょっと疑問に思ったのが、箱の外のGS1コードは登録しなくても読み取れるんだけど、箱の中のビンのGS1コードは登録しないと読み取れない。

だから、正確に言うとGS1になったから読み取れなくなったわけではないんです。

この違いはなんなんでしょうか?

実は、いままでのJANコードだと箱と箱の中身で同じコードが付されていたんだけど、GS1コード導入によって箱の中身には別のバーコードをつけないといけないことになった。

PTPシートにもバーコードが付されることになったけどあのバーコードって箱のバーコードとは全く違うバーコードなんです。それと同じですね。

JANコードでは調剤包装単位と販売包装単位で区別してなかったんだけど、GS1コードは医薬品の取り違え事故防止を目的としているので個包装は別コードで管理することになった。これによってミスゼロ子的なやつで管理しやすくなったわけです。

言葉の説明

・調剤包装単位:製造販売業者が製造販売する医薬品を包装する最小の包装単位をいう。
例えば、PTPシート、バイアル等である。
・販売包装単位:通常、卸売販売業者等から医療機関等に販売される最小の包装単位をいう。
例えば、PTPシートが100 シート入りの箱等である。

で、なぜ外箱のGS1コードは登録していないにもかかわらず読み取ることができるのか?

実は、GS1コードとJANコードってほとんど同じ番号なんです。

だから、JANコードの登録さえあればそれを援用することができるのです。具体的に言うと、GS1コードの冒頭010を削除すると末尾1文字を除いてJANコードと同じになる。残念ながら末尾1文字は違うんだけど、ここを比較対象から外せばGS1=010JANコードになる。

これを機械が勝手に比較してくれるので登録してなくても外箱は読み取ることができる。

でも、散剤監査機は散剤ビンをスキャンすることで効果を発揮するのでよく使うビンだけでも登録しとくといいです。

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