ドラッグストアのハンドクリームなんてどれもほとんど同じなんだけど、それでもドラッグストアを訪れると必ずオススメ品が山積みされています。
おすすめしている商品はだいたい利益率が高いもので、その店の薬剤師や登録販売者が個人的にオススメしているものではなく店や会社が売りたいものです。だから、店員さんにきいたところで本音の情報を聞き出すのってとっても難しいです。
オススメ商品についてオススメポイントをきいたら店員さんはスラスラとおしえてくれますよ。朝礼で商品情報共有してますからね。まぁ、多くの場合は「〇〇って商品と同じ成分で大容量でお得です。」がウリ文句ですよね。なんの役にも立たない情報です。
そういう会社のしがらみを無視しておすすめ品を紹介できるのブログのいいところですよね。とにかくオススメなのが「モイスポリア」です。こちらは他のハンドクリームと一線を画します。
なにせ、ぜんぜんしっとりしないですからねw
しっとりしないハンドクリームって斬新でしょっ。しっとりしないのは、かったい軟膏だからなんです。伸びのわるいやたらと固い軟膏を無理やり手全体になじませると「あら不思議」手全体がコーティングされて見えないベールのバリアをはることができます。
しっとりさせることが目的じゃないんです。目的はバリアーをはることなんです。
モイスポリアのコンセプト
この商品のコンセプトは透明手袋で外敵からバリアーです。使い方は、お仕事前にハンドクリームのように乾いた手全体に刷り込むだけです。水やお湯に溶けずらく仕事中にヌルヌルしません。無色無臭なので塗った手で食品を扱っても大丈夫。効果は4~5時間つづくので、休憩時間のタイミングで塗り直せば効き目は持続します。
昔働いていたドラッグストアはダンボール扱う仕事が多くって、ダンボールは触ったところから水分と油分を吸収して指がガサガサになるのですが、こちらを使い始めてからそれが全然なくなりました。見えないベールで守ってくれます。
クリームだとすぐにとれてしまうんだけど、モイスポリアはクリームというよりは固形に近い軟膏をすりこんでるからなかなか落ちません。
ワセリンよりも効き目が持続するので、普段はワセリンという人は一度こちらをためしてみて欲しい。以前はドラッグストアで購入できたけどこないだいったら売ってなかった。あんまり人気無いのかな?
ちなみにお値段はプロペト(白色ワセリン)よりは安価です。
特にこんな方にオススメです。
一日に何回も手を洗う方、洗車、清掃作業、洗い場仕事、倉庫出品作業、お湯をよく使う方、洗剤をよく使う方、油仕事をする方、紙・ダンボール・布などを扱う方、手足の荒れる方
これ塗ったあと食品を扱うこともできるので、水仕事の多い調理場担当スタッフとか、あと花屋さんにも好評です。手荒れ予防にはこれが一番のオススメ商品です。
一番最初にいったけど「潤す効果はない!!」あくまでもバリアをはることで荒れないように予防することが目的です。バリアが必要ない「寝る前」や「入浴後」のタイミングでは潤すタイプのハンドクリームをつかいわけたほうがいいです。これは好みですきなのでいいとおもう。
最強防御の絆創膏
症状がひどい時には抗生剤入りのステロイド軟膏を使用することがあるけど、私の一番のオススメはぬり薬ではなく絆創膏です。
ただ、普通の絆創膏ではないですよ。ちょっとお高い絆創膏のキズパワーパッドをオススメします。キズパワーパッドは患部によって様々な形状のものが販売されているけど、指につかうのであれば、指用かもしくは水仕事用がお薦めです。
水仕事用
このキズパワーパッドは患部を密閉して潤いを保つことで自然治癒力を高めて傷の治りをはやめてキレイに治してくれます。
「痛みをやわらげる」「治りをはやめる」「きれいに治る」の3つの特徴に加え、従来製品よりも薄くしなやかな貼り心地、完全防水素材、そしてより指先にフィットする三日月型形状で、貼るだけで治ります。
指用
とにかく貼り心地が素晴らしいです。伸縮性に優れており指用のものを購入すれば指巻用と指関節用が入っていて、貼っても剥がれてしまう関節部分にもピタッとフィットして動かしても水の侵入を防ぎます。
そして、貼っておけば、傷が早く治るだけでなく、つらい痛みからも開放されます。
湿潤タイプの絆創膏を使うときには患部に傷薬やハンドクリームはつけない方がいいです。水で洗って清潔にした患部に直接貼るのが効果的です。
上記で紹介したモイスポリアも傷になっているところには使わないで、あかぎれてしまったときは先に絆創膏を貼ってそれ以外のところにモイスポリアを使用するという使い方をオススメしたい。
またキズ口から出ている体液をパッドが吸収保持して白くふくらみます。それがクッションとなりキズ口を保護し、適度に潤いを保つことによってモイストヒーリングが効果的に行われる最適な環境を作ります。
白くなって化膿してるのでは?と心配になるけど、これがはやく治すための環境なのでそのまま様子を見ましょう。
抗生剤配合ステロイド軟膏
予防も大事だけど一度ひどくなってしまったらしっかり効き目のあるもので治療が大切。
炎症を抑えるだけではなくステロイドには痒みを抑える効果もあります。皮膚炎・かぶれの悪化の原因は「かゆくてかいてしまうこと」です。かゆみが酷いと悪くなってる症状を更にかきこわしてしまうという悪い循環に入ってしまう。
湿疹やかぶれは痒くてかいているうちはいつまでたっても治りません。だから、症状が辛いようなときには一度効き目のいい薬で悪循環を断ち切る必要があります。
手は比較的角質が厚いので強めのランクのステロイドを使用します。
市販薬で強めのステロイド軟膏といえば「フルコートf」か「ベトネベートAS」だと思います。どちらの商品も抗生物質が混ざっているので使いやすい商品です。
ベトネベートNは「リンデロンVG軟膏」につかわれてるステロイドの成分と同じものが同濃度配合されています。クリームと軟膏がありますが、手荒れにつかうときは低刺激でより保護効果の高い軟膏タイプがオススメです。