目次
- PL顆粒、ピーエイ錠
- フロモックス、クラリス、メイアクト、クラビット、セフゾン、オゼックス
- アレグラ、ジルテック、エバステル、アレジオン、ゼスラン、ポララミン
- アレロック、クラリチン、ザイザル
- ナウゼリン、プリンペラン
- トランサミン
- アスベリン
- メジコン
- アストミン
病院の薬と同じ成分を含む市販薬その1は、
>>コチラ<<
ヒルドイド、ビーソフテン、メチコバール、プロペト、ムコダイン、カロナール、リンデロンVG軟膏
PL顆粒、ピーエイ錠と同じ市販薬はあるのか?
→ありません。
風邪で病院にかかったときPL顆粒かピーエイ錠処方されたことのある人は多いんじゃないでしょうか?
この2つはどちらも同じ成分の風邪薬なんです。違いは粉なのか錠剤なのかだけです。
個人的にはPL顆粒は苦いので錠剤のほうが好きです。
成分は、サリチルアミド、アセトアミノフェン、無水カフェイン、プロメタジンで、病院の薬には珍しく色々な成分が混ざってます。
総合感冒薬といっていろいろな症状に効くように混ざっているのです。
PL顆粒の内容を解説すると、解熱鎮痛剤2種類(サリチルアミド、アセトアミノフェン)、カフェイン、抗ヒスタミン剤1種類(プロメタジン)です。
解熱鎮痛剤は熱とか喉の痛みや炎症に効果があります。抗ヒスタミン剤は鼻水やくしゃみに効きます。
カフェインは抗ヒスタミン剤の副作用である眠気に対応したものだと思います。
残念なが、この内容だと咳止めと痰切りが入っていないのです。
だから、PLと一緒にムコダインやメジコンが処方されるんです。
PLの成分であるプロメタジンがOTC化してないので、完全に同じ成分のものは発売されいません。
ただ、PL顆粒にこだわらずに総合感冒薬が欲しいのであれば、いくらでも選択肢があります。
なぜなら、市販の風邪薬のほとんどが総合感冒薬だからです。PL顆粒みたいに複数の成分が配合されており、どれも5~6種類は混ざっているのでPL顆粒よりも多くの成分を含みますね。
PL顆粒に近い配合のものだとサリチルアミド+アセトアミノフェンのW処方での既成品ウラれていますね。
でも「解熱鎮痛剤×2+抗ヒスタミン剤」ってさほど特徴ある処方内容じゃないから、他の総合感冒薬も成分は違えど、似たような効果はあります。
フロモックス、クラリス、メイアクト、クラビット、セフゾン、オゼックスと同じ市販薬はないのか?
いろいろ列挙しましたがこれら全て抗生物質ですね。
残念ながら、抗生剤を含有する市販の飲み薬はありません。
というのも、抗生剤の乱用は耐性菌の原因となり、将来抗生剤が効かない風邪が蔓延してしまう恐れがあります。
また自身でも、重篤な風邪や肺炎になったときにいざ抗生剤を使おうとした時に、耐性菌が原因で有効な薬がないなんて、ことも考えられます。
抗生剤は医師の切り札としてとっといたほうがいいので市販では売りに出してないんです。
ただ、インターネットでは医療用の抗生物質も普通に売ってますね。
これは、海外では抗生剤も普通に売っている国があるので、そういう国からの個人輸入を代行してくれるサービスです。
海外の医薬品を直接買ったことと同じことだから日本の法律が適用されないので購入できるんです。
品質や安全性にばらつきがあるので、あまりおすすめできる購入方法ではないです。
抗生物質が欲しければ医者に行きましょう。
アレグラ、ジルテック、エバステル、アレジオン、ゼスラン、ポララミンと同じ成分を含む市販薬?
ながながと列挙しましたが、これら全てアレルギー症状を抑える薬です。
アレルギー体質で、花粉、ハウスダスト、鼻炎なんかがある人はお世話になったことのある人は多いんじゃないでしょうか?
どれも病院で処方される薬ですが、これらの製品の成分はすべて市販薬の成分として販売が認められています。
アレグラやアレジオンなんかはCMでもバンバンやっているし、名前もアレグラFXやアレジオン10と同じ名前なのでわかりやすいですね。
ここ最近、眠気のでにくい新しいタイプの抗ヒスタミン薬が次々とOTC化したので、市販の薬でも様々な選択肢が選べるようになりました。
抗ヒスタミンの強さや、持続時間、眠気の強さなんかを基準に選ぶといいだろう。
上記の中で特に、眠気が出やすいと言われているのはマレイン酸クロルフェニラミンとメキタジンです。
またセチリジン、エバスチン、エピナスチンは持続性があるので、1日1回の服用ですみます。
あくまでも同じ成分を含む市販薬です。市販薬の場合は量が少なかったり、他の成分が混ざってたりするので必ずしも同じものではありませんので注意。
- フェキソフェナジン:アレグラFX
- セチリジン:ストナリニZ
- エバスチン:エバステルAL
- エピナスチン:アレジオン10
- メキタジン:ストナリニガード
- マレイン酸クロルフェニラミン:アレルギール錠
ほんの一例ですが成分名で検索すればいろいろ出てくるので試してみるといいかと思います。
アレロック、クラリチン、ザイザルと同じ成分の市販薬は?
一般名は順番に、アレロック(オロパタジン)、クラリチン(ロラタジン)、ザイザル(レボセチリジン)
これらもアレルギー薬です。上記で紹介した、フェキソフェナジンやセチリジンと同じカテゴリーの薬ですね。
ただ、この3種類はまだOTC化していないので、同じ成分を含有する市販薬はまだ発売されていません。
アレルギー薬全般OTCへの移行が進んでいるのでこれらの成分も時期にOTCへ移行されると思います。
似たような薬であれば上記で紹介しているもので代用できると思いますが、全く同じものがいいのであれば処方箋をもらいに行くほかないですね。
ナウゼリン、プリンペランと同じ市販薬は?
→ありません。
成分名はドンペリドンとメトクロプラミドでどちらも吐き気どめですね。気持ち悪いのとか、ムカムカしたのをとってくれる薬です。
吐き気どめって市販薬であれば便利だと思うのですが、残念ながら吐気止めは市販薬では販売されていないのです。
よく、吐気どめないのかと質問されますが、こればかりはホントにないんです。代替品もありません。
嘔吐があるときは受診して下さい。
トランサミンと同じ成分を含む市販薬は?
トランサミンの成分はトラネキサム酸です。抗プラスミン薬ってカテゴリーの薬です。抗プラスミン薬の一番有名な効果は止血作用なんだけど、
他にも抗炎症作用やシミ対策の効果がある。トラネキサム酸の一番使われている用途は抗炎症作用だと思う。
喉の痛い風邪なんかに一緒に使われることが多い。この成分もOTC化しているのでトラネキサム酸の入った風邪薬を購入することはできる。
パッケージに喉の痛みに!!なんて書いてある薬だとこのトラネキサム酸が入っている可能性が高い。
ペラックT、トラフル、トランシーノなんかに配合されています。その他にも主に喉の痛みをターゲットにした風邪薬によく配合されています。トラネキサム酸以外にもグリチルリチンやビタミンB郡を加えている。
アスベリン錠(チペピジン)
アスベリンは有効成分チペピジンの咳止めです。
残念ながら、このチペピジンを含有する市販薬はありません。
市販薬の咳止めで、メインで使われているのはリン酸コデイン、ノスカピン、ジヒドロコデインです。
これらの成分を含む咳止めなら咳止めコーナーに行けばあるはずですがチペピジンと同じ成分ではありません。
アスベリンは非麻薬性鎮咳薬で、咳止めの中では一番使われているのではないでしょうか?
鎮咳効果は決して高いわけではないのですが、他の咳止めと違う特徴があります。
チペピジンは鎮咳去痰薬に分類されており咳を止める効果だけじゃなく痰を出しやすくする効果があります。
そもそも咳は、喉に入った異物や痰を体外に出すために起こる生理現象だから、これを咳止めで無理やり止めてしまうと、
痰や異物がでにくくなってしまう。だから、咳止めはピタッと止まるような強力なものはあまり好ましくないのです。
チペピジンも咳を止めてしまうわけだが、それと同時に痰や異物を排出しやすくする去痰効果があるので咳止めとしては使いやすい薬なのだ。
もちろん場合によっては強力な咳止めも使います。
激しい咳が続く場合や痰が絡んでいない空咳が続く場合には強力な咳止めを使います。
やっぱり、リン酸コデインみたいな中枢性麻薬性鎮咳薬の方が強力なんだけど、副作用で便秘や口渇が強いです。
市販薬でリン酸コデインを含有するものがあるがこれは服用する前に症状を薬剤に相談するといいだろう。
メジコン(デキストロメトルファン)
メジコンは有効成分デキストロメトルファンの咳止めです。
中枢性非麻薬性鎮咳薬で、大人の咳止めによく使われてますね。
こちらは上記のチペピジンとはちがって去痰作用はありません。
デキストロメトルファンは市販薬の成分として認められているので、探せば同じ成分のものが見つかります。
市販薬でも1日量としてはデキストロメトルファン60mg(1日)含有してるものもあるので効き目はしっかりしているのかなと思います。
ちなみに単純にデキストロメトルファンだけの製品はありません。
咳を止めると異物がでにくくなるのでそれの対策として市販薬には痰切りが一緒に含有されているものがほとんどです。
病院で処方されるときもムコダインみたいな痰切りがセットで処方されることが多いですよね。
アストミン(ジメモルファンリン酸塩)
アストミンは有効成分ジメモルファンリン酸塩の咳止めです。
メジコンやアスベリンと同じで中枢性非麻薬性鎮咳薬です。
去痰作用はないので単純な鎮咳薬です。咳止めは便秘しやすくなる副作用があるが、これは便秘しにくいと言われている。便秘がちの人にはこの成分の咳止めがいいかもしれない。
ちなみに咳止めとして使われるリン酸コデインは激しい下痢の下痢止めとして使うこともあるので便秘の人にはおすすめできない。
ジメモルファンリン酸塩もOTCの成分として認められているので、ネットで成分名で検索すればこの成分を含む市販薬は簡単に見つかれます。
フスコデ配合錠と同じ成分の市販薬はあるのか?
フスコデ配合錠は咳止めの中でもよく使用される薬だと思います。
わたしのイメージとしてはアスベリンやメジコンなんかよりも強めという印象です。
このフスコデ配合錠のいいところは調節ができるところと、悪いところは他の咳止めよりも眠気がでやすいことだとおもう。
最大で1日9錠で成人は1回3錠まで使うことができる。つまり1回を1~3錠にすることで咳の症状によって調節することができのです。ただし、1回3錠のむと結構眠くなるのでそれは覚悟しといた方がいい。
フスコデ配合錠1日量(9錠)
ジヒドロコデインリン酸塩 27mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 63mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 13.5mg
フスコデは配合錠ということで3種類の咳に効く成分が配合されています。
ジヒドロコデインが咳止めですね。メチルエフェドリンは気管支を広げて呼吸を楽にして咳を鎮めます。そして、なぜか配合されている抗ヒスタミン剤のクロルフェニラミンマレインです。
クロルフェニラミンマレインは抗ヒスタミン薬というカテゴリーの薬で、アレルギー症状を改善します。咳の原因にアレルギーが関係することがあるのでアレルギーから来る咳に備えて配合されています。喘息も咳の一種なんだけど、喘息の原因にアレルギーも関係しますよね。つまりそういうことです。
で、このクロルフェニラミンマレインの有名な副作用に眠気っていうのがあります。ちなみに、クロルフェニラミンマレインを単一の薬としてポララミン錠というのがあるがこれポララミンは1錠中にマレイン酸クロルフェニラミンを2mg配合しています。
ポララミン1錠でかなり眠くなるので、フスコデ3錠を一度にまとめてのんだらポララミン錠を2.5錠服用するのと同じ計算になりますね。ポララミン錠を2.5錠のんだら相当眠くなるはずだから、フスコデ配合錠は服用後に運転とか仕事とかあるなら考慮した方がいい。
バカにできない市販薬の咳止め
クールワンせき止めGX
6錠(大人1日量)中
成分・分量
L-カルボシステイン 750mg
ジヒドロコデインリン酸塩 30mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 75mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 12mg
カイゲン咳止錠
12錠中
成分・
分量
ジヒドロコデインリン酸塩 30mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 75mg
ノスカピン 45mg
グアイフェネシン 300mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 12mg
無水カフェイン 150mg
バクモンドウ乾燥エキス 300mg (バクモンドウとして1.5g)
説明書に書いてある最大量を使用するとフスコデ配合錠のMAX9錠よりも有効成分が多いものもある。咳止め成分の量だけでなくクロルフェニラミンマレイン酸塩も12mgとかなりたくさん入ってますね。ポララミン換算してなんと6錠です。これは相当眠くなります。市販の咳止めを服用するときには眠くなることを覚悟して使ったほうがいい。また鼻水があるのであれば鼻炎薬を併用するのではなくこの咳止めだけで様子をみてみるというのもてである。なぜならクロルフェニラミンマレイン酸塩は鼻水を止める効果も期待できるからだ。