こんにちは、ドラッグストアの店員さんジム子です。
先日、子供の二の腕のブツブツが気になったので皮膚科を受診してきました。
結果「毛孔性苔癬」って診断でした。あまり聞き慣れない言葉ですが、二の腕ブツブツっていうとだいたい毛孔性苔癬みたいですね。
残念なことにこの毛孔性苔癬って遺伝するみたいで、私から1歳の娘に遺伝してしまいました。
小児科はリンデロンVG軟膏を塗れば治るとかわけわからないこと言ってましたが毛孔性苔癬の場合はステロイドを塗っても治りません。
その後、受診した皮膚科では小さいうちは治療しても意味ないので思春期になって見た目が気になるようになってきたらまた受診しなさいっと言われました。多くの場合は30歳をすぎる頃に自然とよくなるという話でしたが、二の腕をみせるピークは10代、20代だとおもいます。
その時に必要であればまた受診することになるでしょう。
もし治療するのであれば尿素クリームのような肌を滑らかにするような薬を使います。
毛孔性苔癬の原因は結局のところ毛穴のつまりなので、それを考えるとステロイドでは治らないというのはわかる気がします。
皮膚の症状で信じるべきは皮膚科だと思うので小児科のリンデロンVG軟膏は無視ですね。
さて、子供の場合は治療せず経過観察するようですが大人の私にはお薬が処方されました。
治療には尿素が入っている塗り薬をメインで使うのでケラチナミンクリーム20%が処方されました。
よくよく考えたら、尿素クリームをもらいにわざわざ皮膚科受診するのは正直手間なので、ドラッグストアにいいのはないでしょうか?
調べてみると、尿素クリームはドラッグストアでもいいものがたくさんあります。
とくに、二の腕ブツブツに有効な市販薬にはザラプロとニノキュアという商品が有名なので、この2つを比較します。ついでに、雑誌でよくとりあげられているピュアルピエについても紹介します。
ザラプロとニノキュアの比較
ザラプロはメンソレータムから発売されたお薬です。
商品の特徴
「メンソレータムRザラプロ」は、二の腕や太ももなどのサメ肌によるぷつぷつ・ザラザラの症状に着目したOTC医薬品で、 二の腕や太ももなどのぷつぷつ・ザラザラの症状に3種類の有効成分がしっかり効果を発揮。特に尿素には、角質に水分を与え、柔らかくする角質軟化作用があります。
古くなった角質をやわらかくし、はがれやすくする事で、スベスベの肌へと導きます。
ザラプロの商品特徴より(外部リンク)
有効成分(1g中)
尿素:100mg 角質を柔らかくする
グリチルリチン酸二カリウム:5mg 炎症を抑える
トコフェロール酢酸エステル:5mg 血行を促進し、患部の修復を促進
ザラプロは公式サイトに1歳以上で使用できると書いてあるので赤ちゃんの二の腕ぷつぷつにも使うことができます。
二の腕のブツブツにメインになる有効成分は尿素です。特徴的なのは尿素10%配合ということです。
尿素が入ったクリームは10%と20%のものがあり用途や使用部位によって使用する濃度が異なってきます。
炎症を抑える成分や血流改善のビタミンEが配合されていますが、これはおまけみたいなものです。ブツブツを改善したいのであれば炎症を鎮めるよりも優先して毛穴のつまりをとることです。詰まった毛穴のしたに皮脂が溜まって肌が隆起してボツボツに見えます。尿素は角質を柔らかくする効果があるので古くなった角質を剥がれやすくして毛穴のつまりをとります。
次は、ニノキュアです。
ニノキュア
ニノキュアはザラプロよりもあとに小林製薬が発売した商品です。
有効成分(100g中)
尿素:20.0g 角質を柔らかくする
トコフェロール酢酸エステル:0.5g 血行を促進し、患部の修復を促進
グリチルリチン酸モノアンモニウム:0.5g 炎症を抑える
ザラプロとニノキュアは有効成分は3種類で同じモノが使われています。
比較してわかったのがこの2つは尿素の含有濃度が違います。
ニノキュアは尿素を20%配合で、ザラプロは10%配合です。どちらも一長一短あるので必ずしも濃度が高い方がいいというわけではありません。
ニノキュアとクロキュアの違い
クロキュアが新発売したから追記します。
ニノキュアもクロキュアも同じ小林製薬の製品です。内容はほとんどかわらないのでネーミングのリニューアルで、二の腕から肘や膝の黒ずみにターゲティングを変えただけです。
黒ずんだ角質を除去しながら、過剰角化やメラニン形成の原因となる炎症を抑え、新しい肌への生まれ変わりを促進することで、ひじやひざなどの黒ずんだ角質を改善していきます。
有効成分(100g中)
尿素:20.0g(角質除去)
トコフェロール酢酸エステル:0.5g(血行促進)
グリチルリチン酸モノアンモニウム:0.5g(抗炎症)
内容をみるとニノキュアと同じです、完全に使いまわしです。
市販薬なんて成分まで見る人なんてほとんどいないですからね。OTCの場合は販売戦略が大事ですからね、小林製薬の場合はとくにネーミングに力入れています。
肘やかかとの黒ずみには20%の尿素製剤を選択すればどれもほぼ同じです。がさがさがひどい場合はサリチル酸ワセリンがはいっているものの方がいいでしょう。
尿素10%配合剤と尿素20%配合剤の使い分け
尿素は、角質の間に入り込んで水分を保持するので肌の保湿効果があります。その他にも、尿素には皮膚の角質化した所を溶解して剥がす作用もあります。
前者の保湿作用だけをもとめるのであれば尿素10%配合のもので十分なんだけど、もし、硬くなった角質を柔らかくしてカチカチ、ガサガサを治療するような効果も期待する時は尿素20%のものを使用するといいでしょう。
尿素には、正常な肌に使用するときは刺激はないのですが荒れている肌や皮膚の薄い所に使用する刺激感があります。なので、肌が弱い、敏感だと思う方は尿素10%配合のものを使用した方がいいでしょう。
ただ、この薬の用途を考えるとザラザラや硬くなった角質をとる目的で使用するので20%の方がいいと思います。
ピュアルピエ(おすすめ)
最後に、私が普段から二の腕のブツブツに使っているゲルを紹介します。
公式【ピュアルピエ】
ピュアルピエはザラプロやニノキュアとは全く違ったタイプの商品です。もし、ザラプロやニノキュアを使用してみてもあまり効果が実感できなかったという人はためしてみるといいでしょう。
ちょっと高いのですが初回は500円+税の特別価格だから試しやすい。
ピュアルピエの主成分はプラセンタ。尿素のような肌を削るような成分が入っていないので敏感肌の人にも使いやすい。
プラセンタとヒアルロン酸がたっぷりなので、みるからにプルプルしたゲル状になってます。それが肌にたっぷりの潤いをあたえてくれます。
おかげさまで、二の腕もちもちです。
そもそも二の腕ブツブツになる原因に乾燥があげられます。乾燥などで肌表面のコンディションが崩れてしまった時に「異常角化」という角質層が柔軟性をうしなって固くなってしまう現象が起きます。そうなると、毛穴が小さく狭くなり、角質が毛穴を塞いでしまい「角栓」ができやすい状態になります。
また、潤いを失った肌は潤いを取り戻すために皮脂をたくさん分泌します。
この悪い循環を断ち切るために保湿が必要なんです。
肌を適切に潤してあげることでバリア機能を高めて肌の調子をよくすることで古い角質を一定以上の潤いは皮膚にとって大切なバリアの役割を担います。
保湿がメインなので普段のスキンケアの一環として続けていくと効果的です。
より詳しいことは公式サイトで確認ください。
公式【ピュアルピエ】