医薬品情報

タリオン錠のオーソライズドジェネリックが発売決定。

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待ちに待ったタリオン錠がなんとオーソライズドジェネリックで発売されます。発売日は平成30年3月1日を予定しています。

ニプロのサイトで公式に発表されています。

参照(PDF)ベポタスチンベシル酸塩錠 5mg/10mg「タナベ」ベポタスチンベシル酸塩 OD 錠 5mg/10mg「タナベ」2018 年 3 月 1 日より新発売のお知らせ

追記
薬価収載は平成29年12月8日にされているのですが、特許問題でこじれてなかなか発売できなくてのびにのびてるようですね。

価格の方は先発タリオン錠のジャスト1/2なので0.5掛けとなります。オーソライズドジェネリックなので、先発品と原料、添加剤、製造工程など全く同じでただ、名前と刻印が違うだけで値段が半額になります。

ちなみに、タリオンのオーソライズドジェネリックの名前はベポタスチンベシル酸塩錠「タナベ」なので、タナベ製薬が販売すると思われがちですが、タナベ製薬のジェネリック販売部門はニプロファーマに売却されてしまったので、プロモーションはニプロの連結子会社のニプロESファーマ株式会社が行います。

ベポタスチンベシル酸塩OD錠5mg「タナベ」:19.2円
ベポタスチンベシル酸塩OD錠10mg「タナベ」:23.2円
ベポタスチンベシル酸塩錠5mg「タナベ」19.2円
ベポタスチンベシル酸塩錠10mg「タナベ」:23.2円

掲載されたのは4品目でOD錠も追加されています。「タナベ」を冠していますが販売はニプロ株式会社です。製造販売は「ニプロESファーマ株式会社」ですね。

オーソライズドジェネリックです。

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タリオン錠について

いままでに色々なアレルギー薬を試してきましたが、一番自分にあっていると思ったのがタリオンです。

効き目は実感できるし、眠気はないしで、普段からタリオン錠使いたいところなのですが、タリオン錠はジェネリック医薬品がまだ発売されていないので他のアレルギー薬よりも割高になってしまい手が出ない。

アレグラ錠やアレロック錠のジェネリックを使ったほうが割りやすです。

それが平成28年12月に解消されることになります。しかも、オーソライズドジェネリック(AG)ときているのだから使わない手はない。

タリオン錠10:46.4円
タリオン錠5:38.3円
タリオンOD錠10:46.4円
タリオンOD錠5:38.3円

タリオン錠の一般名称はベポタスチンベシル酸塩錠なので、オーソライズドジェネリックの名前はベポタスチンベシル酸塩錠「タナベ」とかになると思います。

AGなのでおそらく1社だけの先行発売になります。1社しか発売しないならソッコーで採用確定です。オーソライズドジェネリックは製造方法や添加剤まで完全一致だから使わない理由がない。

ジェネリックがでると薬局の在庫も融通がきくようになるのでとても有難い。タリオン錠にはOD錠があるので種類が多く在庫がかさばりますがジェネリックがあればたとえOD錠の処方がきても普通錠で対応できるので全種類を在庫する必要がなくなります。それだけでなく、5mgがきても10㎎を0.5錠で対応できるので、実質1種類の在庫で先発4種類全てに対応できます。

タリオンOD錠5 1T  →  ベポタスチンベシル酸塩錠10 0.5T

もしくは

タリオンOD錠10 1T  →  ベポタスチンベシル酸塩錠5 2T

変更調剤の詳しいルールはこちら
関連記事後発品への変更調剤のマニアックなポイントを解説

これでほぼ抗アレルギー薬のジェネリックがでそろいました。

アレグラ → フェキソフェナジン
アレロック → オロパタジン
ジルテック → セチリジン
アレジオン → エピナスチン
エバステル → エバスチン
タリオン → ベポタスチン
クラリチン → ロラタジン

あと販売されてないのはザイザル錠くらいです。個人的にはザイザル錠の方がすきなので、ザイザル錠の後発品がでたらぜひ試してみたい。ザイザル錠の薬価収載が2010年12月なので後発品の発売はまだまだ先になりそうです。

ベポタスチンベシル酸塩錠の特徴

成人は通常1回10㎎を1日2回です。眠気がでにくいし、効き始めるまでが早いそうです。

アレルギー薬はいろいろ使っていますが、個人的には1日2回タイプが調節できるから好きです。1回飲み忘れても影響少ないし、飲み忘れても気づいた時に飲める。

アレロックのジェネリックであるオロパタジンは眠くなったし、アレグラのジェネリックであるフェキソフェナジンは効きませんでした。

ということで、眠気がでにくくて効き目がしっかりとしているベポタスチンベシル酸塩錠を使いたいと常々思っていた。

オーソライズドジェネリックが発売されているのに他のメーカーを使う理由

オーソライズドジェネリックは製造方法から添加剤まで同じジェネリックのことなので、先発品の名前が変わって錠剤に施す刻印が違うくらいです。

先発に膨大な実績があるので、これと完全一致ということなら信頼感がハンパないですが、薬局では違うメーカーを採用することが多々あります。

理由は簡単です。他のメーカーの方が納入価が安いから利益を出しやすいんです。

オーソライズドジェネリックがあると他のメーカーはそれだけで売れなくなってしまう。完全一致で信頼度が高いだけでなく、先行発売するからもう先に採用されちゃうんです。

だから、あとから発売するメーカーは採用を切り替えて貰わないといけないから、価格を安くして採用切り替えてもらうんです。

ものによっては薬価の70%OFFとかになります。

ベポタスチンベシル酸塩錠10の薬価が先発品の半分だとして23.2円。100錠薬価が2320円の70%OFFで696円で入ってきます。激安でしょ?差額の1624円が100錠処方がでたときの薬局の利益です。

1回で100錠処方されることもよくあるので1回で1624円の利益が上乗せされると考えると、利益率の高いジェネリックメーカーを採用するのもわかるでしょ?

まぁ、例えばの話ですけどね。

関連記事オーソライズドジェネリック一覧表とAGって何?

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