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ジェネリック

シングレアとキプレスのオーソライズドジェネリックの発売日

シングレア錠とキプレス錠のオーソライズドジェネリックにあたるモンテルカスト錠「KM」が2016年6月17日に薬価収載されましたが、薬価収載だけが先にされて発売日は平成28年9月1日予定なのでもうすこし先になります。

AGが先行発売して、他社は2ヶ月おくれで続々と販売開始するそうです。

本剤は、当社の子会社である杏林製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮下三朝)及びMSD株式会社(本社:東京都千代田区、社長:トニー・アルバレズ)が販売している気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤「キプレス」及び「シングレア」のオーソライズドジェネリックです。キョーリンリメディオ(株)は、本剤について万全の販売体制を整え、9月上旬の発売を予定しております。発売後には、杏林製薬(株)と連携して患者さん、医療関係者のニーズに応えるべく、本剤の適正使用を推進してまいります。

引用:モンテルカスト錠10mg「KM」・モンテルカスト錠5mg「KM」の薬価収載及び発売日について(PDF)

シングレアとキプレスはどちらもうちではよく処方されている薬なのでAGの発売されたら即採用される予定です。ようやく発売日も決定したということもあってスペースも準備してあとは入荷をまつのみです。

そして、なんといっても今回はオーソライズドジェネリック(AG)です。先発医薬品メーカーお墨付きで発売されるから「KM」だけが、他社よりも早く市場にだすことができます。AGなので原薬添加物製造方法製造場所適応症など全てが先発品と同じです。

製造場所が同じ時点でもう同じものといっていいでしょう。違うのは錠剤に施された刻印と名前だけです。外箱もそっくりなのです。

モンテルカスト錠KM
モンテルカスト錠とキプレス錠の外箱比較

AGは9月で、他社は11月を予定していましたがもう少し遅れて12月に発売される予定です。

発売がキョーリンリメディオなのでキプレスのAGかと思ったのですが記載を見る限りではシングレア・キプレスの両方のAGということでいいみたいです。

いまのところ発売予定となっているのはモンテルカスト錠10とモンテルカスト錠5だけなのでチュアブル錠や細粒は発売されません。

シングレアとキプレスは同じものなのにそれぞれの種類が多く薬価も高いので在庫する薬局の負荷の大きい薬剤です。

それがAGが発売されると在庫負荷が大幅に改善されます。

というのも、シングレアとキプレスはどちらも先発品で同じものであるにもかかわらず相互に変更ができません。またOD錠と普通錠の剤形変更も後発品であれば可能なのに先発品であるため相互に変更することができません。

これがジェネリックであれば変更可能になるので両方共在庫しとかなくてもジェネリックの在庫があれば対処できます。そして、オーソライズドジェネリックなので患者さんに変更を提案しやすいというメリットまであります。

オーソライズドジェネリックについての詳しい記事はこちら▼
>>オーソライズドジェネリック一覧表とAGって何?

シングレアとキプレスの種類が如何に多いのかリストにしてみます。

薬品名 メーカー 区分 薬価 薬価基準収載医薬品コード
キプレスOD錠10mg 杏林製薬 先発品 203.5 4490026F4027
キプレスチュアブル錠5mg 杏林製薬 先発品 190.7 4490026F1044
キプレス細粒4mg 杏林製薬 先発品 194.4 4490026C1021
キプレス錠10mg 杏林製薬 先発品 203.5 4490026F2040
キプレス錠5mg 杏林製薬 先発品 153.8 4490026F3020
シングレアOD錠10mg MSD 先発品 203.5 4490026F4035
シングレアチュアブル錠5mg MSD 先発品 190.9 4490026F1052
シングレア細粒4mg MSD 先発品 194.5 4490026C1030
シングレア錠10mg MSD 先発品 203.5 4490026F2059
シングレア錠5mg MSD 先発品 153.2 4490026F3039
モンテルカスト錠10mg「KM」 キョーリンリメディオ 後発品 101.8 4490026F2067
モンテルカスト錠5mg「KM」 キョーリンリメディオ 後発品 76.8 4490026F3047

とにかく種類が多いですよね。

もしジェネリックが発売したらOD錠の在庫はしなくて済みます。画像を貼りますがキプレスとシングレアのOD錠ってびっくりするくらい大きくて引き出しにおさまらないので、とにかく邪魔なんです。

OD錠は普通錠の3倍でかい

しかも、先発薬は普通錠→OD錠への変更が認められていないので両方とも在庫が必要です。

ジェネリックであればキプレスOD錠→モンテルカスト錠への変更が薬局の判断でできるようになります。ついでに、GEであれば10mgを5mg×2錠で渡すことも可能です。

そう考えるとシングレア10、シングレア5、シングレアOD10、キプレス10、キプレス5、キプレスOD10を全く在庫していなくてもモンテルカスト錠5「KM」だけを在庫しておけばほぼ対処できるようになります。

6種類が1種類で対応できるのだからこんな便利なものはありません。ちなみに、先発10㎎1錠よりも後発5㎎2錠の方が価格は安くなるので変更OKですね。

ただ、実際は先発至上主義の方がいるし変更不可の処方箋もあるので先発が必要になるケースはあります。

ちなみにチュアブル錠から普通錠(OD錠)への変更はできないのでチュアブル錠は先発品で在庫しておく必要があります。

モンテルカスト錠「KM」の厚生省コードや薬価について

薬価は先発品の0.5掛けで50%OFFです。10㎎だと先発が1錠203.5円もするので、変更した時の価格差はでかい。

キプレス10錠→モンテルカスト10 薬価差: 101.7円

30日ぶんで自己負担3割なら約900円安くなります。そして、品質もかわりないのだから絶対変更しますよね。

厚生省コード
モンテルカスト錠10mg「KM」:4490026F2067
モンテルカスト錠5mg「KM」:4490026F3047

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