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花粉症

パタノール・リボスチン・アレジオン点眼液は似たような薬なのに価格が全然違うから比較してみた

花粉症の目薬花粉症の目薬っていろいろでるけど、どんな違いがあるのでしょうか?

とくによく見かけるのが「アレジオン点眼液・パタノール点眼液・リボスチン点眼液」です。

最近は、花粉症のシーズンになると、眼科だけじゃなくって、耳鼻科・皮膚科・内科ともうありとあらゆる診療科からついでの目薬処方が来ます。花粉症だけなら眼科受診する手間が省けますね。

逆に、眼科もアレグラやアレロックのような花粉症の飲み薬だしてくれるから耳鼻科行く手間が省けます。

ただ、花粉症シーズはどちらも激混みです。内科はシーズン変動がすくないので、毎年同じもの使っているなら内科に頼みに行くのがおすすめかな。

さて、話を目薬にもどしますが、うちの薬局で一番よく使用されてるのがパタノール点眼液なんだけど、全国的には、どの目薬が認知度高いのでしょうか?

月間の検索ボリュームを比較してみたいと思う。

検索ボリュームとは、そのキーワードが月平均でグーグルで何回検索されたかを示すものです。

月間平均検索ボリューム

パタノール点眼液:1300
アレジオン点眼液:1000
リボスチン点眼液:1600

アレジオンやリボスチンで調べてしまうと内服薬や点鼻薬も入ってしまうので「~点眼液」での検索になります。

点眼液まで含めると検索ボリュームはややすくないですね。そして、結果はリボスチン点眼液が一番認知(検索)されているようです。

絶対パタノールが一番だと思ってたのでかなり意外な結果です。リボスチンがこの中だと一番古くからある薬なので根付いているのかもしれません。

ついでなので、ほかも見てみる。

ザジテン点眼液:480
インタール点眼液:590
ゼペリン点眼液:320

インタールが頑張ってるけど、やっぱり、さっきのが3トップって感じですね。

いよいよ本題にはいります。

パタノール、アレジオン、リボスチンの強さの違い

強さの違いは薬剤師に聞いたけど、わからないと言われました(笑)

「どれもたいして変わらないよ」だそうです。そうですよね、一番効くのがあれば、そればっかりつかうはずなのに、どれもまんべんなく使われてるから、たいして違いないってことなんです。

違いを求めたいのはわかるけど、世の中そんなもんです。大人の事情で同じようなものがたくさんあります。

強さの根拠にはならないけど、発売した順番を紹介します。既存薬に比べてメリットがない薬をあとから発売する意味ってないから、あとから発売されたものの方がよりすぐれているものと考えていいですよね?(たぶん)

そしたら、発売順はこちらです。

リボスチン → パタノール → アレジオン

アレジオンが最新の点眼薬になります。強さはさておき、アレジオンの優れている点は添加剤です。ベンザルコニウムという防腐剤が使用されていないのでコンタクトレンズの上から点眼が可能だそうです。ドライアイがヒドイひとは、角膜が過敏になってるから刺激になる防腐剤は入ってないほうがいい。

私の場合は、コンタクトしてないのでメリットはないですが、アレジオンはいいと思いますよ。

ただ、最新ならではのデメリットもあってアレジオンは価格もお高いです。びっくりする値段しますよ。

なんとアレジオン点眼液は1本で2000円です。病院の目薬はほとんど1本5mLと少量しかはいっていません。にもかかわらず、1本2000円です。5本出してもらっただけで簡単に1万円です。

そこで、価格も考慮しながら選択することが大切です。

パタノール、アレジオン、リボスチンの価格の違い

薬価(1本)

リボスチン:708.5
パタノール:987.5
アレジオン:1913.5
レボカバスチン「TS」:509.5

こうみるとやっぱりアレジオンがハンパない高いです。一番安いの希望するならリボスチンですが、さらにリボスチンの場合はジェネリック医薬品もあるのでジェネリック医薬品に選択することでさらに価格を抑えることができる。

パタノールやアレジオンは新しい薬なのでまだジェネリック医薬品は販売されていません。変更すれば1本500円なのでアレジオンの1/4で購入できます。

リボスチン(レボカバスチン)の場合は中身が懸濁しているので振ってから使用しないといけない一手間が加わるけど、たいした手間ではないでしょ。

効き目がたいしてかわらないなら断然リボスチンがオススメ。

花粉症にコスパのいい内服薬も紹介

ついでなので飲み薬も紹介しておきます。

飲み薬だけならコスパは市販薬を購入した方が断然いいです。医療用のアレグラ錠と同じ成分の「アレルビ」という薬がOTCでは安価です。

有効成分は「フェキソフェナジン」です。amazonを見てみると56錠で1100円。しかも送料無料です。

つまり、1ヶ月分で1100円ということになります。花粉症であれば2ヶ月くらいは服用が必要でしょうから、それでも2200円しかしません。病院へいくよりも全然安く済ませることができるし、市販薬なら時間の節約にもなります。

ちなみに、Amazonなら2個、3個と増やしていくと、だんだん価格が安くなります。1回3個くらいがオススメです。

フェキソフェナジンが効かないという人は、点鼻薬やもっと強いのが必要になるとおもうで他の市販薬を探すよりは受診したほうがいいと思います。

ちなみに、フェキソフェナジンは眠気や口渇の副作用がすくなくて効果もしっかりしているので、価格以外にも使いやすい薬としてオススメです。医療用のアレグラ錠なんて医者が処方するアレルギー薬No1(薬価ベース)ですからね。

抗アレルギー薬の市販薬を紹介

パタノール・アレジオン・リボスチンとおなじ成分の市販薬はありません。

かわりに最近、市販用にスイッチされた成分のアレルギー薬を紹介します。アレルギー薬のスイッチがすすんでいるので様々な成分のかゆみに効く目薬が発売されています。その一部を紹介したいと思う。

ちょっと高いんだけど、成分が単剤で血管収縮剤が含まれていないというのがいいですね。市販の目薬は全部入り目薬がおおくて症状が痒みだけなのに"ビタミン"や"血管収縮剤"が配合されていて選択に悩みます。

個人的には、花粉だけなら抗アレルギー成分が1種類入っていればそれで十分だとは思う。だって、医療用の目薬って1種類につき1成分しか入ってないですから。

ゼペリン点眼と同じ成分アシタザノラストを含有する目薬

ゼペリン点眼なんてココ最近めっきり見ていないですね。メリットがなんなのかわかりません。第二類医薬品なのでamazonや楽天で購入が可能です。

リザベン点眼と同じ成分トラニラストを含有する目薬

リザベンは黄色い容器が特徴的な目薬で、冷蔵庫保管するとトラニラストが結晶になってしまうので常温保管が原則です。そのルールはアルガードプレテクトでも同じで冷蔵庫では保管しないことと言う注意書きがあります。こちらはまだ第1類医薬品なのでamazonでは販売されていません。楽天の商品を紹介しておきます。楽天で第1類医薬品を購入するときも薬剤師対応になります。

アレギサール点眼やペミラストン点眼と同じ成分ペミロラストの市販薬

こちらは点眼回数が少ないのが特徴ですね。1日2回の点眼で効果が持続します。これも第1類医薬品なので楽天であれば購入可能です。


インタール点眼と同じ成分のクロモグリク酸ナトリウム配合の目薬

クロモグリク酸ナトリウム配合の目薬はたくさんあるけど、クロモグリク酸ナトリウム単剤のものは探しても見つかりませんでした。"クロルフェニラミンマレイン酸"とか"プラノプロフェン"とかが一緒に配合されています。クロルフェニラミンマレイン酸は抗ヒスタミン薬なのでかゆみを抑える成分として配合されています。

クロモグリク酸ナトリウムだけでは心もとないのでしょうか?調べた限りではクロモグリク酸ナトリウムとクロルフェニラミンマレイン酸はセットになっています。そこに高いものだとプラノプロフェンという炎症を抑える成分が配合されています。これを配合すると価格が一気に跳ね上がりますよね。

アルフリー新目薬もクロモグリク酸ナトリウムとクロルフェニラミンマレインの2種類のかゆみ止め成分を配合したもので他に余計な成分は入っていませんん。

ソフトコンタクトレンズの上から使える市販薬

目薬ってコンタクトの上から使えるものや使えないものとややこしいですよね。またハードはOKで、ソフトはダメとか、デイリーはOKで、マンスリーはダメとか。

こんなの専門家じゃないとわかんないし、専門家であっても基準が曖昧なんで判断がわかれます。

だから、

コンタクトレンズの上から使いたい人は、おとなしくコンタクトレンズ着用者専用の目薬を選択しましょう。

では、そもそもコンタクトレンズ専用目薬とは何なのでしょうか?

コンタクトレンズ専用の目薬って、実は、ほとんど有効性成分入ってないんです。

有効成分をみると、塩化ナトリウム、塩化カリウムになっています。

つまり涙と同じような成分の目薬ってことです。涙と同じような成分であればコンタクトレンズの上から使っても問題ないわけです。

でも、

これじゃ花粉症の痒みは収まらないですよね?

そこで紹介すのがこちら

コンタクト用の目薬にもかかわらず、痒み止めと消炎剤が配合されています。

添付文書には、
「カラーコンタクトレンズをのぞくすべてのコンタクトレンズ装着中に点眼できる」
と記載されています。

有効成分(100ml中)

・グリチルリチン酸二カリウム(抗炎症成分)・・・0.125g
・クロルフェニラミンマレイン酸塩・・・0.03g
・ピリドキシン塩酸塩・・・0.01g
・L-アスパラギン酸カリウム・・・0.2g
・コンドロイチン硫酸エステルナトリウム・・・0.5g
添加物として、トロメタモール、ホウ酸、ホウ砂、塩化Na、エデト酸Na、プロピレングリコール、l-メントール、d-ボルネオール、pH調整剤を含む。

またコンタクト用ということもあって、防腐剤(塩化ベンザルコニウム、ソルビン酸カリウムなど)は配されていません。

防腐剤を使用しないでも保存できる理由は、

pH緩衝剤である「トロメタモール」や「ホウ酸」、薬物の安定化剤の「EDTA(エデト酸ナトリウム)」の3つの成分(略称:TBE)の組み合わせにより、細菌の増殖を抑える独自の「防腐剤フリー技術」を採用しています。この「静菌効果」により、塩化ベンザルコニウム等の防腐剤に頼ることなく、商品をお使いいただけます。

だそうです。

コンタクトレンズの上から点眼することができる数少ない花粉症の点眼薬です。

しかし、いくらコンタクトの上から点眼できると言っても、花粉症が酷いのであれば、コンタクトは付けずにメガネですごした方がいいです。コンタクトに花粉がくっつくと、角膜がずっと花粉にさらされている状態なので痒みが起こりやすいと言えます。

花粉症の目薬って病院でいろいろな種類のものをだしてくれるけど、意外と市販薬って侮れなくって、おそらくメントールがいいのだと思います。

病院の目薬は万人に受けるように、清涼剤を含むものはほとんどない。逆に、市販薬は清涼剤を含むものが多い。

このスーッとするかんじが、かゆみを紛らわせ点眼直後にすぐに効いたような感じがします。とくに、冷蔵庫で冷やしたものを使用するとスースー効果は絶大です。

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