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市販薬 花粉症

病院でもらう「点鼻薬」と同じ成分の市販薬はあるのか?

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花粉症シーズンに大活躍のフルナーゼ・アラミスト・ナゾネックスと同じような点鼻薬は市販薬で手に入らないのでしょうか?あったら便利ですよねー。ちょっと、調べてみることにしました。

市販薬を紹介する前にそもそも「フルナーゼ」「アラミスト」「ナゾネックス」って何の点鼻薬なのでしょうか?

どれもステロイドの点鼻薬ですね。花粉症のシーズンになると飛ぶように処方されていきます。即効性はありませんが、続けることで鼻水、鼻づまり、くしゃみの花粉症のつらい症状のいずれも改善してくれます。

花粉症治療のメインは抗ヒスタミン薬ですが、効果が不十分な場合にはステロイドの点鼻薬が追加されます。花粉症治療のガイドラインでは抗ヒスタミン薬の内服に追加が基本なんだけど、ステロイド点鼻薬は単剤でつかっても、かなり効果高いです。ステロイド点鼻薬は単体で内服薬と同じくらいの効き目があるといわれていて、しかも目のかゆみにも効くともいわれています。

鼻づまりに関しては、内服薬よりも圧倒的に効きます。

花粉症の内服薬については、別の記事でまとめているのでよければこちらどうぞ。

関連記事花粉症の飲み薬を紹介

同じようなものが市販でないのか調べつつそれぞれの商品の特徴を紹介していきます。

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アルデシンAQネーザルと同じ成分の市販薬

アルデシンAQネーザルはもう過去のお薬で残念ながら販売中止になってしまいました。そのかわりにジェネリック医薬品が何種類も発売されています。なぜか先発品であるアルデシンAQネーザルだけ販売中止になってしまいました。

元祖、ステロイド点鼻薬と言えばこのアルデシンAQネーザルです。これを筆頭に次々と新しいステロイド点鼻薬が発売されて、いまでは新しいものが主流になったのでお役目を果たしたということなのでしょう。

いま主流の点鼻薬は1日1回タイプのものです。使用回数が少ないほうが手間がかからなくていいですよね。対して、この点鼻薬は通常1日4回使用します。調節できるって利点と安いっていう利点があります。1本112噴霧できて約500円です。たいしてナゾネックスは112噴霧できるのは3800円だからぜんぜん違うでしょ。

回数が多いことを除いては他とたいしてかわりないので安いのがいい人にはおすすめです。有効成分は「ベクロメタゾンプロピオン酸エステル」です。

先発品がなくなってしまったので、その代わりに様々なジェネリック医薬品が活躍していますね。

  • アルロイヤー点鼻液
  • タウナスアクアスプレー点鼻
  • ナイスピー点鼻液
  • ナナドラAQネーザル
  • ベクロメタゾン点鼻液
  • ペンブリンAQネーザル

いっぱいあるけどこれはみんな同じ成分の点鼻薬ですね。このなかだと「アルロイヤー点鼻液」が一番使われてそうですね。さて、同じ成分の市販薬はあるのでしょうか?

これがあるんですよ!!

しかも、1日2回で効果があります。季節性アレルギー専用と記載されているので通年の鼻炎には使えません。市販薬で対応するときは漫然と使用しないように花粉症に限定してあります。

花粉症のシーズンに内服薬だけで上手くコントロールできない人は早い段階でこちら追加してみて下さい。よく効きます。抗ヒスタミン薬の内服は鼻づまりに効果がうすいのですが点鼻薬なら直接鼻の粘膜の炎症や腫れをとるので鼻づまりによく効きます。

フルナーゼ点鼻薬と同じ成分の市販薬

フルナーゼは通常1日2回の点鼻薬ですね。最大で1日4回まで使用できます。さっきのアルデシンやアルロイヤーよりも使用回数が減って使いやすくなりました。

1日1回タイプのものと比べるとまだ手間がありますが、このフルナーゼは後発医薬品がたくさん発売されているので価格面で選びやすと言えます。

こちらは有効成分「フルチカゾンプロピオン酸エステル」です。こちらを含有する点鼻薬として以下の医薬品がある。

・キリガミール点鼻液
・スカイロン点鼻液
・ファビ点鼻液
・フロラーズ点鼻液
・ミリカレット点鼻液

これらはどれもジェネリック医薬品で有効成分は同じものですね。この中でメジャーなものだと「ミリカレット点鼻液」ではないでしょうか。

ステロイド点鼻薬は中に懸濁液が入っているので使用前によく振ってから使うものが多いのですがスカイロン点鼻液はふらずにそのまま使用できるという利点があります。

残念ながら市販薬でこれと同じ成分のものはありません。「フルチカゾンプロピオン酸エステル」はOTCに転用候補としてまえまえから名前があがってるのでそろそろOTCに登場してもいいころです。

フルナーゼは小児用のもの発売されているので、こちらは5歳から使用可能です。

似たようなものを探すのであればステロイドのカテゴリーを選ぶことになるけど市販のステロイドの点鼻薬は上記で紹介したベクロメタゾンプロピオン酸エステルしかありません。

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アラミスト点鼻薬と同じ成分の市販薬

アラミストは有効成分フルチカゾンフランカルボン酸エステルです。同じ成分の市販薬はありません。

ナゾネックス点鼻液に次ぐ人気ナンバー2の点鼻薬です。こちらがよく選ばれる理由は、なんといっても1日1回タイプだからです。デバイスも工夫があってプッシュボタンが横に付いているので容器を握りこむような感じで自然とプッシュできます。

有効成分は「フルチカゾンフランカルボン酸エステル」でさっきの「フルチカゾンプロピオン酸エステル(フルナーゼ)」よりも効き始めるまでの時間が早いそうです。

立派な容器に入っている割には内容量が少なくって1本で56噴霧しかできません。56噴霧したらハイテク横押し噴霧器も、ただのゴミになってしまうのがとても残念。

アラミストの中の液体は粘土が高くドロドロしているので、使用前によく振りましょう。振ると粘土が下がって噴霧しやすくなるそうです。振らないと機械のつまりの原因になります。

成人の場合は1日1回でいいかけど1回2噴霧なので、両鼻腔に1日1回使うと1本で2週間分ですね。小児(15歳未満)の場合は1日1回で、1回1噴霧なので1本で1ヶ月分になります。

メーカーは何を血迷ったか6本包装の販売を中止して1本包装にしてしまいました。花粉症のシーズンになると1日数十本でるのに1個包装はきついですよね。たぶん問屋にはビニールでまとめて納品されるんだろうけど、問屋の方針で全部バラすもんだから薬局には毎回バラバラと納品されます。

これが売れてない商品ならいいんだけど、アラミストはバカ売れですからね。似たような市販薬を探すのであればステロイドのカテゴリーを選ぶことになるけど市販のステロイドの点鼻薬はベクロメタゾンプロピオン酸エステルしか選択肢はありません。

ナゾネックス点鼻薬と同じ市販薬

有効成分は「モメタゾンフランカルボン酸エステル」です。これも発売されてからまだ日が浅いので同じ成分の市販薬はありません。花粉症シーズンの主力製品だから、まだまだ大衆に明け渡すわけにはいかない。

医療用の点鼻薬のなかでは人気ナンバー1ですね。第2回NDBオープンデータより。

こちらもアラミストと同じ1日1回タイプ、成人は1回2噴霧で、12歳未満の小児は1回1噴霧です。

私もこの点鼻薬には毎年お世話になっております。特徴は、全身への吸収性が極めて低いことです。長期につかっても全身の副作用がすくないので長期につかうならナゾネックスです。

さっきほどの1日1回タイプのアラミストは1本56噴霧のものしかなかったのに対してナゾネックスは1本112噴霧のものが発売されており、1本で1ヶ月使えるというのがありがたい。

私の場合は、医者が1本しかくれないので、どうせなら大容量のものをもらっといた方がいいということで、ナゾネックスの112噴霧が愛用品です。

似たようなものを探すのであればステロイドのカテゴリーを選ぶことになるけど市販のステロイドの点鼻薬はベクロメタゾンプロピオン酸エステルしかありません。

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リノコートパウダースプレーと同じ市販薬

このリノコートパウダースプレーの有効成分は「ベクロメタゾンプロピオン酸エステル」なので、上記で説明した。アルロイヤーやアルデシンと同じ成分が使用されています。

ただ、違うのが「パウダースプレー」と名前にあるように、液体のスプレータイプではなく、パウダーの噴霧タイプなのです。

液体スプレーよりもパウダーの方が噴霧時の刺激は少ない。粘膜が過敏になっている人には液体タイプを勢いよく噴霧すると粘膜を刺激して逆に鼻炎症状を引き落とすことがある。

液体が刺激になる人にはこちらがいいですね。アルロイヤーと同じ成分ということもあり、同じ成分の市販薬は販売されているだが、最大の特徴であるパウダー製剤のものは販売されていません。

似たようなものを探すのであればステロイドのカテゴリーを選ぶことになるけど市販のステロイドの点鼻薬はベクロメタゾンプロピオン酸エステルしかありません。

エリザスカプセルと同じ市販薬

ありません。こちらはカプセルなのに点鼻なんです。エリザスは専用のツインライザー容器にカプセルをセットして、カプセルに穴を空けることで中に充填されたパウダーを噴霧します。

最大の特徴はなんといってもツインライザーです。刺又みたいな形していて両鼻腔に突っ込んで一度に両鼻まとめて噴霧できるのです。

ちょっと人に見られると恥ずかしいんだけど、1日1回タイプだから、家で済ませてしまえば外に持ち運ぶ必要もありません。

パウダーだから鼻の粘膜にも低刺激です。ただ、ちょっと操作が面倒なんですよね。

有効成分は「デキサメタゾンシペシル酸エステル」ですね。このエリザスにしか使用されていない成分です。

市販のステロイド点鼻薬

上記で紹介したアルデシン点鼻薬と同じ成分の市販薬です。

市販のステロイド点鼻はベクロメタゾンプロピオン酸エステルのものしかありません。

フルナーゼ、アラミスト、ナゾネックスなんかと同じ成分の市販薬はないので似たようなものを探すのであれば同じカテゴリーのステロイド点鼻薬であるベクロメタゾンプロピオン酸エステルの点鼻薬を探すしかない。

ベクロメタゾンプロピオン酸エステル点鼻薬

どれも1日2回タイプのものです。価格帯もほとんどおなじで季節性アレルギー性鼻炎の専用薬です。

コスパ最強の花粉症薬はズバリこれしかない!!

飲み薬だけならコスパ最強は市販薬です。保険使って医者にだしてもらったほうがいいという考えもあるけど、そんなのもう考えなくていいほどに圧倒的に市販薬の方が安いです。

おすすめ商品は、医療用のアレグラ錠と同じ成分の「アレルビ」という薬です。

有効成分は「フェキソフェナジン」なので、アレグラ錠につかわれているものと同じ成分です。しかも、有効成分は医療用アレグラと同じ1錠60mgです。amazonを見てみると56錠で1060円。しかも送料無料です。

つまり、1ヶ月分で1060円ということになります。花粉症であれば2ヶ月くらいは服用が必要でしょうから、それでも2120円しかしません。病院へいくよりも安いだけでなく、時間も手間も節約できます。

ちなみにまとめ買いの方がお徳ですね。

フェキソフェナジンは眠気や口渇の副作用がすくなくて効果もしっかりしているので、価格以外にも使いやすい薬としてオススメです。医療用のアレグラ錠なんて医者が処方するアレルギー薬No1(薬価ベース)ですからね。

もし、フェキソフェナジンが効かないという人は、他の抗ヒスタミン剤を探してみるのもいいけど、ぜひ点鼻薬の併用を検討して欲しい。併用するのであれば「抗ヒスタミン剤」や「血管収縮剤」の点鼻薬ではなくって「ステロイド含有」の点鼻薬を選びましょう。

たとえば「パブロン鼻炎アタック」です。点鼻薬は「鼻づまり」に効くイメージですが、ステロイドの点鼻はしっかりとつづけると「鼻づまり」だけでなく「鼻水」にも効果があります。しかも、その効き目は、内服の抗ヒスタミン薬と同等といわれてます。

ステロイド含有の点鼻薬は1種類しかありません。有効成分は「ベクロメタゾンプロピオン酸エステル」だけなので、どの製品でも同じです。上記でオススメしているのが私が調べた中で一番安い点鼻です。

こちらの点鼻薬は1ヶ月で1000円程度なので「アレルビ+パブロン鼻炎アタック」でも1ヶ月で2000円ほどです。まだまだ病院へいくよりは安いですよね。

もう、ついでなので目薬まで紹介しちゃいます。

コスパで考えて市販薬でおすすめの花粉症目薬は「マリンアイAGL」です。

おすすめポイント
かゆみに効く抗アレルギー薬が2種類配合されていて、血管収縮剤といった余計なものが入っていない。値段も、かなりリーズナブル。

成分:クロモグリク酸ナトリウム・クロルフェニラミンマレイン酸塩・グリチルリチン酸二カリウム

花粉症の目薬で1本1000円以上する高額なものは「プラノプロフェン」っている消炎剤が配合されているのですが、ハッキリ言ってこの成分はいらないです。配合されると高額なだけなので、花粉症の目薬を選ぶときのポイントは、有効成分が抗アレルギー薬のみで余計なものが入ってないことです。

「かゆみ」に効く目薬でもっと安いものは沢山あるんだけど、この成分ならこれが一番オススメです。効き目と価格で一番バランスがいい目薬だとおもいます。

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