市販薬 花粉症

コンタクトの上から使える花粉症の点眼薬

いよいよスギ花粉到来です。

2、3日前から、目がかゆくてしょうがない。いつもはパタノール点眼+オドメール点眼もらってしのいでいるんだけど、今年はまだ受診していないから手持の目薬がありません。

そこで、ドラッグストアにお世話になることにしました。

しかし、

目薬ってコンタクトの上から使えるものや使えないものとややこしいですよね。またハードはOKで、ソフトはダメとか、デイリーはOKで、マンスリーはダメとか。

こんなの専門家じゃないとわかんないし、専門家であっても基準が曖昧なんで判断がわかれます。

だから、

コンタクトレンズの上から使いたい人は、大人しくコンタクトレンズ着用者専用の目薬を選択しましょう。

では、そもそもコンタクトレンズ専用目薬とは何なのでしょうか?

コンタクトレンズ専用の目薬って、実は、ほとんど有効性成分入ってないんです。

有効成分をみると、塩化ナトリウム、塩化カリウムになっています。

つまり涙と同じような成分の目薬ってことです。涙と同じような成分であればコンタクトレンズの上から使っても問題ないわけです。

でも、

これじゃ花粉症の痒みは収まらないですよね?

そこで紹介すのがこちら

コンタクト用の目薬にもかかわらず、痒み止めと消炎剤が配合されています。

添付文書には、
「カラーコンタクトレンズをのぞくすべてのコンタクトレンズ装着中に点眼できる」
と記載されています。

有効成分(100ml中)

・グリチルリチン酸二カリウム(抗炎症成分)・・・0.125g
・クロルフェニラミンマレイン酸塩・・・0.03g
・ピリドキシン塩酸塩・・・0.01g
・L-アスパラギン酸カリウム・・・0.2g
・コンドロイチン硫酸エステルナトリウム・・・0.5g
添加物として、トロメタモール、ホウ酸、ホウ砂、塩化Na、エデト酸Na、プロピレングリコール、l-メントール、d-ボルネオール、pH調整剤を含む。

またコンタクト用ということもあって、防腐剤(塩化ベンザルコニウム、ソルビン酸カリウムなど)は配されていません。

防腐剤を使用しないでも保存できる理由は、

pH緩衝剤である「トロメタモール」や「ホウ酸」、薬物の安定化剤の「EDTA(エデト酸ナトリウム)」の3つの成分(略称:TBE)の組み合わせにより、細菌の増殖を抑える独自の「防腐剤フリー技術」を採用しています。この「静菌効果」により、塩化ベンザルコニウム等の防腐剤に頼ることなく、商品をお使いいただけます。

だそうです。

コンタクトレンズの上から点眼することができる数少ない花粉症の点眼薬です。

しかし、いくらコンタクトの上から点眼できると言っても、花粉症が酷いのであれば、コンタクトは付けずにメガネですごした方がいいです。

コンタクトに花粉がくっつくと、角膜がずっと花粉にさらされている状態なので痒みが起こりやすいと言えます。

花粉症の目薬って病院でいろいろな種類のものをだしてくれるけど、意外と市販薬って侮れなくって、おそらくメントールがいいのだと思います。

病院の目薬は万人に受けるように、清涼剤を含むものはほとんどない。逆に、市販薬は清涼剤を含むものが多い。

このスーッとするかんじが、かゆみを紛らわせ点眼直後にすぐに効いたような感じがします。とくに、冷蔵庫で冷やしたものを使用するとスースー効果は絶大です。

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