資格は独学でとるのが一番安いのはいうまでもありません。調剤薬局事務の資格には講座を受講しないと取れないものと、誰でも受験可能な試験を合格することで付与される資格と2種類あります。
もし一番安く資格を取得したいのであれば調剤事務管理士の独学受験をオススメします。調剤事務管理士は技能認定復興協会が主催する試験で税込み5700円の受験料だけで取得することができます。
合格率は60%前後なので誰でも簡単に合格するというものではありません。テキストを購入してしっかり勉強した人でないと合格はむずかしいのでテキスト代と過去問代で合計1万円くらいは覚悟しておきましょう。
調剤事務管理士とは
調剤事務管理士とは
保険医療機関が処方せんを発行し、薬の調剤は保険調剤薬局が行う、という医薬分業が進んでいます。
保険調剤薬局では、薬剤師が調剤に専念するため、処方せんの受付や会計を担当する 事務スタッフを求めています。 調剤報酬の仕組みを理解し、正確に調剤報酬を算定し請求できる事務スタッフは、薬局運営のサポート役として、欠かせない存在です。
調剤事務管理士®の資格は、調剤報酬の算定に関する知識とスキルの証となります
公式サイトより引用(調剤事務管理士|JSMA)
調剤事務管理士
受験資格:特になし
受験料:5700円(税込み)
講座を利用した場合の最低額はいくらでしょうか?
これは比較サイトを利用すれば簡単にわかります。
2016/08/18現在
ニチイ:36000円
日本医療事務協会:31104円
生涯学習のユーキャン:39000円
価格は変更になることがあるので最新情報はサイトの方でご確認ください。通信講座を利用する場合は日本医療事務協会の講座が一番安いようです。
こちらの講座だと取得の目安が1ヶ月と短時間で取得が可能なのもメリットです。試験も自宅のパソコンで受けることができるのでいつもつかっているテキストを見ながらリラックスした環境で受けることができます。
調剤薬局事務は、通信講座を利用してもそんなに高くないので自分でテキストの準備や試験申し込みの手続きをする手間を考えると通信講座の利用も一つの手だと思います。
講座の比較ならさっきのサイトが便利です。
おまけ
一番安く処方箋を受け付けてくれる調剤薬局はどこ?
処方箋の薬の値段ってどこでもらっても同じように思えるけど、実は、店ごとに違うんです。
厳密に言うと、薬の値段だけであればどこに言っても同じなのですが、薬局にいって請求される代金は薬代以外にも手数料的なものがいろいろ上乗せされるので、そこでちょっとずつ金額がかわってきます。
といっても、薬局が金額を自由に設定しているわけではありません。
保険調剤で患者が負担する金額は一部だけ(3割以下)で、一部は、国もお金を出しているわけです。
なので、薬局は一部で国に依存しているから価格も国の方針に従わなければなりません。
会計の違いとして注目する部分は2箇所です。
①調剤基本料はいくらか?
調剤基本料は処方箋の受付1回ごとに請求される受付料のことです。
これは40点のとこと24点のとこがあり薬局によっては安いところがあります。
24点で安いとこは処方箋を月に4000枚以上受けていて、かつ、その処方箋の70%が同じ医療機関の処方箋のとこです。
総合病院や大学病院の門前薬局がこの24点に該当することが多いが、これを掲示する義務があるわけではないので外目ではわかりません。受付に聞いてみましょう。
②基準調剤加算もしくは後発医薬品調剤体制加算の届け出をしているか?
一定の要件を満たした薬局は届け出をすることにより①の調剤基本料に上乗せして多く基本料を請求できる。
それが加算です。
一定の要件とは、備蓄医薬品数であったり、24時間相談受付であったり、後発医薬品の推進状況であったりといろいろある。
この基準調剤加算もしくは後発医薬品調剤体制加算を請求する薬局は、算定する旨を薬局の見やすい部分に掲示しなければならないと定められているので薬局内のどこかに書いてあるはずです。
この記載がある薬局は会計が高くなります。
まとめ
最安値は薬局にはいって受付に尋ねないとわからない。
基本料が24点のとこが最安値だ。これに加算をいろいろとって基本料が89点のとこが最高値だ。
基本料は受付ごとにとれる薬局の当然の権利だから、最後に明細みて高いと文句を言ってもかわる点数ではありません。
高くて嫌なら他を探すしかないですね。