最近、調剤薬局や病院でクレジットカードが使用できるところが増えている。
いまは、大きい病院だとほとんどクレジットカード使用できるんじゃないかな。
薬局の方は、大学病院前の薬局だとけっこう取り扱える薬局は多い。
大学病院の薬って量も多いし、抗がん剤とか高額なものがでてたりすると1回で10万円超すこともある。
さすがに、事前に準備してない限りは、そんな大金ぽんと出てきません。
だから、大学病院前の薬局は率先して便利なクレジットカードを取り扱えるようにしています。
大学病院前って沢山の薬局が並んでいるから、クレジットカードが利用できる薬局はそれだけで患者さんから選ばれやすいんです。
あと、クレジットカード使うとポイントがたまるから患者さんは嬉しいはず。
陸マイラーって言葉があって、飛行機に搭乗しなくてもクレカを使用するだけでマイルを貯めることができるそうです。この陸地でマイルを貯める方々を陸マイラーと呼ぶようですが、薬局でクレカ使えますをアピールすれば陸マイラーを呼び込むことができるかもしれません。
薬局でのポイント付与は基本的に認められてないんだけどクレジットカードのポイントは例外で、
クレジットで支払いしたらカード会社がポイント付与してくれます。
薬局からのポイント付与ではないのでこれは認められています。
では、
患者を呼びこむツールになるわけだが、全ての薬局がクレジットカードを導入してないのはどうしてでしょうか?
ちなみに、クレジットカード会社と契約して機械を借りるのは無料です。
無料で契約できるし申し込めばすぐに契約できる。
どこでコストがかかるのでしょうか?
実は、
クレジットカードで売り上げたものは、その売上の数%をクレジットカード会社に支払わないといけないのです。
クレジットカードって一括で支払いしたときは、手数料がかからないように思えるけど、これは店側が手数料を支払っているからです。
クレジットカードを使うとポイントがつくのは、クレジット会社は店から数%手数料を徴収してその内の一部を使用者に還元しているのだ。
ポイントだけ付けてしまったらカード会社は損しかないのでこれは当然ですよね。
ただ、売上の数%が持ってかれてしまうんだから店側はたまったもんじゃない。
現金で払える人は、現金で払ってもらった方が好都合なわけだ。幸いまだ調剤薬局にはクレジットカードシステムはさほど普及していないので、クレジット使えなかったとしても気にする人は少ないだろう。
~おまけ~
そうそう、実はクレジットカードの加盟店の手数料って業種によって違うんです。
回収リスクの高い業種は高く、薄利多売の業種は低く、加盟店手数料率が設定されているそうです。
概ね、3~7%くらい。
利用者は、一括払いなら手数料を支払う必要ないけど、リボ払いとか分割払いにすると手数料が発生する。これは利用者自身が負担するのが一般的ですね。
追記:平成27年1月21日
こないだ電子マネー導入しないかって業者がきた。
スイカやパスモやEdyのことなんだけど、クレジットカードの端末とセットでイニシャルコストなしで導入できるって話でした。
ただ、やっぱり手数料がネックでスイカやパスモで患者さんが支払った場合も店側が手数料を負担しなければなりません。
クレジットよりも料率は安くなる説明でしたが、薬局に電子マネーを求めてくる人はまだ殆どいないだろう。
ということで、見送りですね。
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