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市販薬

医師が処方するヘルペス薬と同じ成分の市販薬を紹介するよ

口唇ヘルペスって一度なると再発することが多いから再発限定で市販薬が販売されています。

注意したいのがあくまでも口唇ヘルペス限定なんで、性器ヘルペスや鼻ヘルペスとかにつかえる市販薬はありません。このときは医療機関を受診して下さいね。

口唇ヘルペスの市販薬は購入できる条件として過去に少なくても一度は医師からヘルペスと診断を受けていることが必要にです。

一度でも、口唇ヘルペスになったことのある人は再発しやすいということと、ヒリヒリピリピリと違和感がでるので2回目に症状がでときには自身でヘルペスということが判断できます。

この受診したかどうかはあくまでも本人の自己申告制なので、Amazonや楽天では普通に買えてしまうという問題点がありますよね。

さて、どんな市販薬があるのか病院の薬と比較しながら見て行きたいと思う。

市販のヘルペスの塗り薬

ヘルペスに使える市販薬は大きく2種類に分けられます。

有効成分がアシクロビルビダラビンかで大別されます。この2つの違いは調べてもあまりわからなかったので、これといって違いはないように思えます。

医療用の商品名でいうと、

アラセナA軟膏3%(ビダラビン軟膏 )
ゾビラックス軟膏5%(アシクロビル軟膏)

ヘルペスで塗り薬をもらったことのある人はこのどちらかではないでしょうか?

アラセナA軟膏と同じ成分の市販薬

医療用だとアラセナA軟膏とアラセナクリームがあります。

有効性分にビダラビンを使用したと抗ウイルス薬です。ヘルペスの原因となるヘルペスウイルスの増殖を止めてくれます。

ジェネリックもいくつか出てますね。

アラーゼ軟膏
アラエビン軟膏
シルベラン軟膏
ビダラビン軟膏3%「◯◯」

これ全部同じビダラビンの薬で、アラセナのジェネリックに該当します。

お次は、これらと同じ成分の市販薬の紹介です。

アラセナA軟膏と同じ成分の市販薬は「アラセナS」です。医療用のアラセナと同じ名前なので分かりやすいですね。

ただ、医療用は「A」なのに対して大衆薬は「S」です。

2gしか入っていないのに、この値段というのは流石に高いですね。抗ウイルス薬はどれも高価なので仕方ないです。

アラセナSアラセナSクリームが第1類医薬品としてドラッグストアで購入できます。第一類医薬品なので薬剤師がいないときは購入できません。

医療用と同じ成分であることはもちろんだし濃度も同じ3%です。

アラセナSとアラセナSクリームの違いはアラセナSは軟膏で、クリームは文字通りクリームですね。両方ともに取りそろえているドラッグストアはもしかすると少ないかもしれない。

では、軟膏とクリームどっちを選択した方がいいのでしょうか?

軟膏とクリームどちらが効くのか?

これは効く効かないで選ぶのではなく患部の症状や使用感で選びます。

クリームよりも軟膏の方が低刺激なので、水疱が破れて傷になっているような場合には刺激の少ない軟膏をおすすめします。ただ、軟膏は油だから塗るとどうしてもテカテカします。

唇に塗るぶんにはテカテカしてもリップクリームみたいなものだと思えばいいと思うんだけど、それでも見た目が気になる人はクリームという選択ができる。

ただ、クリームがお勧めできるのは水泡ができる前段階のチクチクやヒリヒリする段階までです。水疱ができてしまったら破けて傷になる可能性が高いから軟膏がいいです。

ゾビラックス軟膏と同じアシクロビルを主成分にした市販薬を紹介

ゾビラックス軟膏と同じ成分の市販薬はアクチビア軟膏ヘルペシアクリームが該当します。

有効成分は同じアシクロビルです。ヘルペシアにはクリームタイプしかないので、クリームタイプを選択したければヘルペシアです。

軟膏タイプを選択したいのであればアクチビア軟膏を選びましょう。

どちらも医療用のゾビラックス軟膏と同じでアシクロビルを5%含有した塗り薬ですね。

ゾビラックスは軟膏しかありませんが、市販薬であればクリームと軟膏を選択できます。ゾビラックスに軟膏しかないのは、軟膏だけあれば事足りるからです。クリームになると、水と油を混ぜるため界面活性剤をつかいます。これが肌へ刺激になるので敏感な患部には軟膏タイプがオススメ。

ちなみにヘルペシアとアクチビアはアラセナ軟膏よりもリーズナブルです。軟膏タイプだい安いということで再発ヘルペスの薬で一番のおすすめはアクチビア軟膏です。一番、知名度低いんですけどね。

医療用のアラセナA軟膏とゾビラックス軟膏の違い

アラセナ軟膏の効能効果は「帯状疱疹、単純疱疹」なのにたいして、ゾビラックス軟膏は「単純疱疹」だけです。だから、ゾビラックス軟膏を帯状疱疹につかうとレセプト切られます。そもそも帯状疱疹は内服の治療が原則で塗り薬はあんまりつかわないですね。

アラセナ軟膏は1本2gと5gのチューブから選択できるが、ゾビラックス軟膏は5gしかありません。正直、ヘルペスで単発の場合は2gあれば十分です。繰り返す方には5gがいいかもしれません。薬価は1gでどちらも300円くらいで差はほぼありません。

ゾビラックスは眼軟膏もあるので、目の周りに症状が出ている場合はゾビラックス眼軟膏の方が適しています。通常の軟膏は5%だけど眼軟膏は3%と濃度が違うので、眼軟膏を口唇につかうと効きが悪いかもしれません。

ヘルペスに効く飲み薬ってどんなのがあるの?

原因ウイルスである単純ヘルペスウイルスには抗ウイルス薬といってウイルスの増殖を抑える飲み薬がとても効果的です。

いわば、特効薬ですね。

ただ、残念ながらこの飲み薬はお医者さんに処方箋を記載してもらって出してもらう他ありません。ドラッグストアで販売できるようなものではないです。

よく使用されるものとして、バルトレックス錠、ゾビラックス錠、ファムビル錠なんてのがあります。どれもけっこう高価な薬で1錠で500円くらいします。

ゾビラックスは1日5回も薬を飲まないといけないから最近ではあまりつかわれません。主流はバルトレックス錠とファムビル錠だと思います。

バルトレックス錠は1錠で436円と高価な薬ですが、ジェネリック医薬品が発売されているので値段を安く済ませることもできます。

バルトレックスのジェネリックであるバラシクロビル錠は先発品の約半額のお値段設定とかなり良心的です。しかも、バラシクロビル錠「アスペン」に至ってはオーソライズドジェネリックといって先発医薬品メーカーが公認で作ったジェネリックなので製造工程から添加剤まで完全に同じものです。それでいてお値段半額以下なので変更しない理由がない。

このバルトレックス錠は帯状疱疹や水疱瘡にも使用される薬なんです。実は帯状疱疹や水疱瘡とヘルペスって原因は全部同じウイルスに由来しているので同じ薬で効果があるんです。ただし、疾患によって1日の服用量が異なります。

通常成人の場合は単純ヘルペスにバラシクロビル錠を用いるときには1日2錠ですが、帯状疱疹につかうときには1日6錠で用いますね。

ファムビル錠はまだジェネリックが発売してない新しいタイプのお薬だからちょっとお高いです。1錠500円くらいします。バルトレックス錠はヘルペスにたいしては1日2回でいいんだけど、ファムビル錠は1日3回のむ必要があります。ちょっと手間だし1日3回飲むから値段も高くなります。

バルトレックスは古い薬だから特許がきれてるけどファムビル錠の方が新しいからまだしばらくジェネリックはでない。新しい薬の割に1日3回なんですよね。ただ、錠剤は小さくなってるのでバルトレックス錠よりは飲みやすいです。

新規作用機序の抗ヘルペスウイルス薬アメナリーフ錠

最新の抗ヘルペスウイルス薬も紹介しますが、残念ながらこちらは帯状疱疹専用薬です。従来のバラシクロビルやアシクロビルと違う作用機序でウイルスの増殖を初期段階でブロックします。

アメナリーフ錠200mg(有効成分:アメナビル)

用法及び用量

通常、成人にはアメナメビルとして1回400mgを1日1回食後に経口投与する。

特徴的なのがなんといっても1日1回の服用ですむことです。あと腎臓の機能低下が疑われるひとでも用量の調節なく使えるメリットがあります。

新薬創出加算とかついてスゴい薬価になるんだとおもいます。同種同行薬のファムビルが1日1日薬価で3000円だから、これに新薬創出加算で3割増しってとこで、1錠2000円くらいかな。

ちなみに1回に2錠なので1日4000円です。帯状疱疹の場合は1週間の使用がめどになりますので、帯状疱疹1回で10000円ってとこでしょう。

口唇ヘルペスや性器ヘルペスに効かないということはないだろうけど保険適用の範囲が帯状疱疹にのみ限定されているのでつかえません。

性器ヘルペスの治療薬はどんなのがある?

性器ヘルペスはとにかく繰り返すから効きのいい飲み薬で治療してきますね。

だから大衆薬はない。

治療はさっき紹介したファムビル錠やバルトレックス錠がメインです。

あと年に6回以上も性器ヘルペスを繰り返す人には予防投与っていって毎日バルトレックス錠を1錠づつ飲むという方法もある。

ファムビルは予防投与は認められてないから、毎日予防で服用するならバルトレックス錠を使用することになるはず。

とにかく高いからジェネリックのバラシクロビル錠に薬局で変更してもらうことをお勧めする。

性器ヘルペスって再発するから事前にたくさん薬をだしてくれって頼まれることが多いんだけど、通常は5日分が限度です。

初回だけは10日使うこともあります。

薬って患者都合で無制限に出せるようなものではないんてす。なぜなら、薬を処方するにあたって健康保険を利用するから無制限に薬を渡すということは無制限に国のお金を使うことになる。

だから、薬によっては原則5日分までとか制限がかかっててバルトレックス錠もその一つですね。

もし、患者の希望通りにたくさんだしたら保険請求を突っぱねられて病院が損を被ってしまうおそれがある。だから、患者に頼まれたからといってもホイホイださないの。

ホントに沢山欲しいなら自費でもいいからとお願いしてみるといい。

バルトレックスなら1錠436円だから5日分(10錠)で4360円と手数料入れて6000円くらいかな。

口唇ヘルペスの症状

口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルスの感染症によって引き起こされる、唇やその周りに痛みを伴う水疱(みずぶくれ)ができる病気です。

単純ヘルペスウイルスは、一度感染すると症状がなくなった後も神経細胞に住みつく特徴をもっていて、過去に帯状疱疹や水疱瘡(みずぼうそう)にかかったことのある人は神経の奥深くに潜んでる可能性があります。

そして風邪、疲労、ストレス、月経、紫外線などで体の抵抗力が落ちるとウイルスが活発化し、再発を繰り返す特徴があるため、再発のケアが肝心です。

再発部位の皮膚にピリピリ・チクチクといった違和感、かゆみ、痛がゆさなどの自覚症状を感じます。

再発を繰り返す人では、この段階で口唇ヘルペスの再発と気づくようです。

症状はヒリヒリチクチク→赤み発疹→水ぶくれ・痛み→かさぶたと進んでいきます。

初期のヒリヒリ・チクチクの段階で塗り薬使うと効果的で水ぶくれになるのを防いでくれたり悪化する前に治すこともできる。

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