市販薬

虫除けスプレーや殺虫剤の選び方ワンポイントアドバイス

更新日:

今回は登録販売者の実力を発揮して市販薬の解説をしていきたいと思う。

まずは、

これから来る行楽シーズンの必需品虫除けスプレーについて説明する。

虫除けスプレーっていろんなメーカーから様々な剤形でいろんな商品が出ているけど、実は有効成分ってどれも同じでディートと言うのが使用されています。

体や衣服に直接塗布するタイプのものは9割ディート剤だと思ってくれていい。残りの1割はハーブ(精油)です。

また、虫除けスプレーには「医薬品」と「医薬部外品」があるけど、この違いはディート剤の濃度です。

医薬部外品はディート10%以下です。10%より多いものは医薬品になります。ちなみに日本で認められている最大量は12%です。海外では50%以上のものもあるそうです。

当然濃度が濃いほど、作用は強力で持続性も長くなるそうです。ただ、やっぱり医薬品なので副作用には気をつけなくてはならない。

だから、ヤブや山の中見たいに蚊に刺されるリスクが高いとこに行くなら医薬品レベルを使用して、普段の散歩とかなら医薬部外品にするとかの使い分けはあってもいいと思う。

スプレーが手っ取り早く全身に使えるから、虫除けにはポピュラーだけど、ミストやローションタイプのものも選択できる。

剤形を選ぶポイントなんだけど、小さい子にスプレー使うと誤って吸ってしまうことがあるのでお子さんはミストかローションがいい。剤形は違えど、カラダに直接散布または塗布するタイプの虫除けはどれもディート剤ですね。

さっきから、ディート、ディート言ってますがこれはいたいどんな成分なのでしょうか?

ディート剤って何?

虫除けとして広く定着している薬ですが、副作用も知られているし、厚生労働省から使用にあたっては十分に注意するようにとの通達も出されている。

外部リンク:ディートを含有する医薬品及び医薬部外品に関する安全対策について

具体的に何を注意しろというかというと、

・漫然な使用を避け、蚊、ブユ(ブヨ)等が多い戸外での使用等、必要な場合にのみ使用すること。
・小児(12歳未満)に使用させる場合には、保護者等の指導監督の下で、以下の回数を目安に使用すること。なお、顔には使用しないこと。
・6か月未満の乳児には使用しないこと。
・6か月以上2歳未満は、1日1回
・2歳以上12歳未満は、1日1~3回

要約する

・乳児には使わないこと
・小児に使うときには最低限に留めること
・顔には使わないとこ

ミストタイプとか顔に付けたくなるけど、使わないでください。

なぜこんなに厳重に規定されているのでしょうか?

実は、ディート剤には副作用があります。ウィキとか見れば書いてある。

ディート剤の副作用

怖い怖いといってもその正体がわかれば、使用するときに適切な選択を行うことができます。

まず、動物実験で連続的大量摂取により神経毒性が見られたとの報告もあるそうです。「ディートのwiki」参照

あと、肌荒れの原因にもなります。これは濃度が濃ければ濃いほど起きやすくなるそうです。

ただ、蚊に刺されまくった時の感染症のリスクに比べれば副作用のリスクの方が小さいので、有用性と副作用とを天秤にかけた結果、虫除け効果が高いのでこちらに軍配が上がって、いまでもたくさんの製品が商品棚に陳列されています。

乳児には使えないわけだけど、だったら赤ちゃんには何を使えばいいのでしょうか?

赤ちゃんに使用できる虫除け

いろいろ調べましたが、乳児に直接塗るタイプの虫除けはお勧めできません。なかには天然成分の精油だけを使用してるから赤ちゃんの虫除けとして使えるなんて広告もあったけど、天然=安全という認識は違いますよね。

虫除け成分としてよく使用される精油にレモングラスやユーカリ油なんかがあるけど、実は決して弱い精油ではありません。むやみに赤ちゃんに使うものではありません。

では、何が使えるのか?

6ヶ月未満の乳児には直接塗布するのは諦めましょう。シールタイプやベビーカーに吊るすタイプの虫除けをおすすめします。医薬品コーナーじゃなくてベビー用品コーナーに行けばいろいろ見つかるはずです。

虫除けとは違うんだけど管理人イチオシ

最近、吊るすタイプの虫除けが効果ないかもしれないってのが話題になりましたよね。

あれって、効果が無い訳じゃなくって広告の仕方や使い方がいけなくて問題になっただけです。

そもそも、吊るすタイプのってピレスロイド系だから、虫を寄せ付けない効果というよりは殺虫効果がある薬剤です。

調べてみればわかるけど、ピレスロイド系は忌避剤(虫除け)ではなくて殺虫剤です。

だから、ベランダに吊るしたところで殺虫剤は風で流れてどっかへ飛んでいってしまいます。殺虫剤はある程度の濃度がないと効かないから、そりゃベランダに吊るしたって効果無いですよね。

いまオススメは、1日1回室内でスプレーすれば蚊がいなくなるスプレーです。

これもピレスロイド系の薬剤です。蚊が嫌がって何処かへ言ってしまうのではなくて、死んでしまいいなくなるのだ、屋内での散布だから胡散臭い吊るすタイプと違ってとても良くききます。

実際、蚊が飛んでいるところの周辺で散布すると、蚊がふらふらして落下していくのがみれます。

屋内だったらだんぜん散布するスプレータイプがおすすめ。赤ちゃんにも使えます。

ただ、外では無力です。

また、本題は虫除けの説明なんだけど、これは殺虫剤だから、虫除けではないです(笑)

-市販薬

Copyright© 調剤薬局事務の仕事 , 2017 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.