調剤料

「隔日」または「交互」に服用の内服調剤料の数え方

ベテラン調剤薬局事務のジム子です。今回は、隔日服用と交互に服用の調剤料について解説していきます。

基本的には、処方箋どおりに入力すればレセコンが勝手に計算してくれるのでほとんど覚えることはありません。

わかりやすくいくつか処方例でみていきましょう。

交互に服用の調剤料

交互に服用の調剤料には2パターンあります。

同じ成分の薬を交互に服用するパターン

処方例

①ワーファリン(1) 1T 14日分
就寝前
②ワーファリン(0.5) 1T 14日分
就寝前

①と②を交互に服用

どちらも同じワーファリンです。規格が違うから別々に記載されてるけど、同じ成分の薬は規格が違くても1つにまとめないといけないというルールがあります。

同じ成分のものを交互に服用する場合は日数を合計して28日分で調剤料を計算することができます。

うちのレセコンは「交互」という機能あるので2つを選択して「交互」ボタンをおせば、2つまとめて「1剤」とカウントしてくれます。

最後に、コメントとして交互に服用と残しときます。

上記の場合では28日分の内服調剤料を「1剤」だけ算定することになります。

違う成分の薬を交互に服用するパターン

処方例

①ザイロリック 1T 14日分
朝食後
②フェブリク 1T 14日分
朝食後

①と②を交互に服用

ザイロリックとフェブリクは同じような薬なんだけど、当初はフェブリクに投与日数制限(14日)があって長く出せないからという理由で足りなくなる分をザイロリックで補っています。いまではこんな使い方はもうしません。

①と②を交互に服用することで合計日数は28日ですが違う薬の場合は処方をまとめる必要がないので別々になります。

それぞれで「14日分」で数えます。通常であれば「飲み方」が同じ薬はまとめて「1剤」と数えるのでどちらも「朝食後」の場合は「1剤」担ってしまうのですが、この場合だけは特別に別剤として数えることができます。

もし飲み方がおなじであっても、同時に服用しない場合は別剤として算定して差し支えありません。知らないで取り逃しる薬局も多いので要チェックポイントです。

参照保険調剤Q&A 平成28年版 調剤報酬点数のポイント(P.34)

隔日に服用するパターン

処方例

クレストール2.5  1T 14日分
就寝前

1日おきに服用

クレストールは効き目が長いので1日おきにのんでも効き目が持続するそうです。もちろん毎日飲んだほうが効くだろうけど症状が軽度の人は1日おきに服用するという使い方をします。

これはすごく簡単でそのまま入力すればいいだけです。14日分の内服調剤料を「1剤」だけ算定できます。

隔日ではなく毎日0.5錠みたいな感じにしてくれた方が調剤料は高くなるので薬局的にはおいしい。

処方例

クレストール2.5  0.5T 28日分
就寝前

患者の負担をへらすことが一番だから毎日飲むよりは隔日の方がラクですよね。飲み忘れそうだけど。

調剤薬局事務の勉強をするなら

調剤報酬を詳しく勉強したいなら資格にチャレンジしてみるといいです。すでに働いている人も復習としてチャレンジしてみてみるのもありです。

もし資格にチャレンジするな「BrushUP学び」というオススメのサイトがあるので紹介しておきます。

このサイトでは講座ごとの「費用」や「取得までの期間」が一覧できるので、自分にあった「調剤薬局事務の資格」をさがすことができます。サイト上で比較してみて、もし興味があるものが見つかればチェックして無料で資料請求することもできます。

気になる講座にチェックするだけでまとめて資料請求できるから興味があるものはとりあえず請求しておいて、お家でじっくり検討してみるといいです。とにかく便利なので、これから調剤薬局事務の資格を検討している人にはオススメです。

公式サイトBrushUP学び

Amazonギフト3500円が必ずもらえる薬剤師限定キャンペーン

薬剤師のニュース情報サイト「m3.com」で3,000円分のAmazonギフト券もらえるキャンペーンやってます。

6月30日まで無料登録するだけでAmazonギフト券3000円分のポイントもらえます。

無料登録だけでもらえるので登録がまだな方はとりあえず登録しておくといいです。

公式m3.com

薬局知識を1日5分でアップデート!

薬局で働いているかぎり毎日の勉強はかかせません!

医療制度はどんどん変り、新しい医薬品はどんどん増えていきます。

でも、まとまった勉強時間ってなかなか確保できないから知識のアップデートって大変ですよね。忙しい店舗で働いると帰りが遅いから勉強なんてできないですよね。。

なんで勉強しないといけないのか?

それは、

次回の調剤報酬改定が間違いなく業界のターニングポイントなるからです。

医療保険も、介護保険も、すでに財源はパンク寸前で、このままでは破綻してしまうのはあきらかです。制度を維持していくために、限られた財源をどう使っていくか過激な議論がとびかっています。

これから薬局業界で生きていくならしっかり情報収集して、今やるべきことを見極めていく必要があります。

たとえば、いま注目されているのは「リフィル処方箋」です。このリフィルを実行するための要件を「かかりつけ薬剤師」にしたいという話がでているのはご存知でしょうか?

つまり、いま薬局がやっておくべきことは「かかりつけ」を増やしてフォローしていくことです。

要件に加えられてから焦っても遅いんです。

常に最新情報を収集して先を見越した対策が必要なんです。

そこで効率よく情報を収集する手段が必要なんです。もし効率よく薬局情報を収集したいなら「m3.com」を利用するのが1番。

m3.com」では薬局に関連するニュースをまとめて配信してくれています。たとえば「新薬情報」「業界の動向」「行政のニュース」「医療従事者がおこした凶悪事件」など。

通勤時間に1日5分スマホをチェックするだけでも業界の動向がみえてくる。

利用するには登録が必要ですが、登録と利用は無料1分もあればできます。

\1分で無料登録/

「m3」詳しくはコチラ

スマホを1日5分みるだけで最新の医療ニュースをまとめてチェック

女性
m3.com」でしか読めない、薬剤師や専門家コラムもたくさんあるよ。コラムには業務ですぐに役立つ情報が満載です。

P.S.

登録すると私の業務改善コラム「薬局業務の効率化テクニック -今日から活かせる!業務ノウハウ-」も読めるからよかったら探してみてください(これが宣伝したかったw)

-調剤料

© 2023 調剤薬局事務の仕事 Powered by AFFINGER5