ヤーズ配合錠は、健康保険が適用できるピルです。
1シート28錠入っていて薬価がシートごとの薬価になります。
なんで、シートごとに薬価が設定されているかというと、
1シート28錠のうち、
お薬の成分が入っているのは24錠で、残りの4錠は偽薬といって、
薬の成分ははいっていない、ただのラムネのような錠剤です。
1シートの中に2種類の錠剤が混ざっているので全てひっくるめてシートで薬価を決めているのです。
でも、
シートごとの薬価だと、処方せんを入力するときには不都合があるので1錠薬価として、1シート薬価/28錠で253.3円を使用します。
偽薬も1錠253.3円で計算して問題ありません。
処方せんでは、
処方例
ヤーズ配合錠 1シート
医師の指示通り
もしくは、
ヤーズ配合錠 1錠
1日1回 28日分
こんな感じで来ます。
上記の1シート医師指示できたときであっても、薬局で入力するときには内服薬の用法で、
1日1回28日分で入力します。
そのようにしないと、調剤料が28日ぶんで算定することができないからです。
ヤーズ配合錠は、1シートのなかに実薬と偽薬がまざっているので、
28錠の倍数で処方してくれないと困ります。
もし、
日数が半端だったり、1日3回とかできてたら必ず疑義照会をしましょう。
ヤーズ以外にも低用量ピルは沢山あるけど、
低用量ピルはだいたい自費で保険が効かないので薬価は定められていません。
例:マーベロン、トリキュラー、オーソ、アンジュ、シンフェーズなど
これらのピルは国が価格を設定していないので、薬局の判断で自由に決めることができ、
シートごとに縛られず好きなように計算して構いません。
同じように保険の効くピルで、ルナベル配合錠があるけどルナベルは、
1シート21錠で偽薬が含まれないので、1錠単位で薬価が設定されているので、ややこしい計算はなくすんなりと入力できます。