今回は、『転職系薬剤師のウラ話』のブログ運営者プジキ(@pujiki)様にご寄稿頂きました。
寄稿シリーズの第一弾は「モンスター薬局長」です。これめちゃくちゃおもしろいので是非最後まで読んで下さい。
以下、寄稿
初めまして!『転職系薬剤師のウラ話』というブログを運営しているプジキ@pujikiです!
ジム子さんのブログは、調剤報酬の話だったりOTCの話だったりと、ただの事務さんらしからぬ豊富な知識(失礼)がスゲェな!と思って、よく拝見していて。
で、「記事の寄稿を募集してます!」という文章を発見し、「おぉ!これはジム子さんと仲良くなるチャンス!」という下心満載でメールをしてみたところ、丁寧にご対応のうえ快くOKを頂き、今回の記事を書かせていただきました。
で、ですね。何を書こうかと考えたときに、ジム子さんブログの説明文にある「薬局のリアル」という部分にピーン!ときて、色んな職場を渡り歩いて(そう、転職系薬剤師とはワタシだ!)見てきた、クレイジーな薬局長の実態を書かせていただくことになりました。
全て自分が過去に遭遇した、うそ偽りのないモンスター薬局長たちを楽しんでいってね!
モンスター① 朝の掃除を絶対にしない薬局長Kさん
あれは薬剤師1年目に配属された薬局での薬局長Kさん(女性)です。
薬局では、朝の開店前に店舗の清掃を行うことが通例だと思います。その店舗でも、毎朝の掃除は日課となっていて、Kさん含めたスタッフ4人で掃除を行うことが習慣となっていました。
ある日のこと、Kさんがギリギリに出社してきて、「ごめん!寝坊しちゃって朝ごはん食べてないから、食べさせて!」と、有無も言わさぬ勢いでコンビニの袋からパンとコーヒーを取り出して、我々が清掃しているのを横目で朝ごはんを食べだした。
もちろん、その時の感情としては、「あぁ、普段しっかりしている薬局長だけど、人間っぽい所もあるんだなぁ」という程度で、1年目のピュアな僕は、むしろ親近感を感じていました。
それが、Kさんが調子に乗り出した序章だったとは知らず。
それからのKさんはというと、出社してくると例の「ごめーん!」から朝ごはんを食べるのがデフォルトになってきて。申し訳なさそうに食べ、終わりしだい清掃を手伝っていたのは初期のころだけ。
段々と、『出社してきたら朝ごはんを食べる』というのが日課になってきやがったようで、出社してくると薬局に備え付けのコーヒーマシンで優雅にコーヒーを入れ、これまた薬局で契約している新聞を見ながら朝ごはんを食べるのが日常になる。
もちろん、他のスタッフは薬局長が朝ごはんを食べているのを横目に、必死にオープンの準備をしている。怒ると怖い薬局長ということもあり、スタッフ誰もが突っ込むことができないでいた。
ある日の朝、Kさんは例のごとく朝ごはんを食べながら携帯をいじっていて、何気なく画面を覗いてみたら、、、ゲームしてやがるではないですか!
いい加減、仕事しろよ!
Kさん、仕事中にも携帯をいじることが多くなっていたので、何を夢中になっているんだと思ったら、携帯ゲームでした。
ここまでくると、もう、どうしようも無いと思い、Kさんの日頃の行いをまとめ、店舗のスタッフ皆でマネージャーに相談し、しばらくすると違う店舗へ降格移動という辞令が下され、Kさんから解き放たれました。
最初の小さな気の緩みが大きな綻びとなる良い判例だなぁと、自分の中ではいい思い出です。
モンスター② 突然切れだした、アブナイ系薬局長Yさん
初めて薬局長になったときの話。
別の店舗にYさん(女性)という、自分と10歳ほど年齢が異なる薬局長がいました。
Yさんの店舗は大学病院の門前店舗ということもあり、たくさんの医薬品を在庫していたので、不動在庫を融通したり、小分けで在庫を貰ったりと、ちょくちょく連絡を取り合っていました。
YさんはPCが苦手と公言していたので、連絡を取り合う時には基本的に電話でやり取りをしていた。
でも、電話ってこちらの都合関係なくかかってくるので、業務を中断しなければいけなく、凄くめんどくさいかった。不動在庫の融通依頼とか緊急性が低い内容はメールでいいじゃないかと。
なのである日、「電話だとお忙しいときもあるかと思いますので、メールでのやり取りに変えませんか?」と、相手を気づかった風に提案してみたら、「そうだね!メールだったら使えるから、そうしよう!」と、案外あっさり提案を飲んでくれた。
で、メールのやり取りに変わり、個人的には好きなタイミングでやり取りできるようになり、もう大満足!
Yさんも、「慣れないけれど、頑張っていこうと思います(^^♪)」という、顔文字付きのメールが送られてきたので、案外気に入っているのかもと思ったのが間違いの始まりだった。
ある日、いつも同じように在庫の小分け依頼をメールし、Yさんからの返信を待ってました。送ったメール内容はこんな感じ。
Yさん
お疲れ様です。プジキです。
そちらの店舗で在庫されている○○について、お手数ですが
20錠ほどこちらの店舗にお送り頂けませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。
それで、Yさんからの返信がこんな感じで送られてきた↓
プジキ君
お疲れ様です。Yです。
了解しました~。すぐに発送するように準備しますね。
・・・それと、最近思ってたんですけど、、
プジキ君、何かメール冷たくないですか?(><)
もっと気をつかった感じにした方が良いと思いますよ!
んんん!?冷たいだと??
そんなつもりは全く無かったけど、無意識のうちに冷たい感じのメールだったら見直さなければと思い、店舗のスタッフに自分が送った過去のメールやらを見せて、「冷たいと思う?」と確認してまわったが、「そんなことないですよ。普通のビジネスメールじゃないですか。」と一様の反応。
モヤモヤするので、Yさんの店舗にいる仲の良い薬剤師にこっそりと理由を聞いてみたら、
「顔文字が無いのが嫌らしいですよ」
彼女か!
そんな理由なら、別に気にすることも無いかと思って、普通に返信してしまったのが地雷を踏んだ。
その日の夕方、Yさんから電話がかかってきまして。
プジキ:「はい、お電話変わりました。プジキです。」
Yさん:「調子乗ってる。」
プジキ:「・・・・は?」
Yさん:「調子に乗ってるよ、プジキ君。周りが優しいから何やっても良いと思っているんでしょ!あwせdrftgyふじこ・・・・」
出るわ出るわの罵声。ヒステリックに怒鳴り散らされること15分。何を言っても「調子乗ってる!」でこちらの聞く耳を全く持たない。
断片的な部分を紡いで理解したのが、やっぱりメールの顔文字が原因だったよう。顔文字使って欲しかったんだって。
顔文字が原因でこんなに怒鳴り散らされたのは人生で初だったので、それ以降は、顔文字を使ってほしそうな女性薬局長には、率先して顔文字を差し込むスキルを身につけました。
モンスター③ 店舗スタッフを一度は泣かさないと気が済まない薬局長Bさん
最後はマネージャーの時に遭遇した薬局長Bさん(女性)。
立場上は部下だけれども、年齢的には自分より上という、俗にいう年上の部下でした。
ある日、Bさんが休みの時に管理者代行ということでBさんの店舗に応援へ行ったとき、自分がその店舗につくや否やスタッフが寄ってきまして。
こりゃなんかあるのかなと思って「どうしたの?」と聞いてみると、「・・・Bさんの暴挙に耐えられないんです!」と、フラストレーションが爆発寸前。
とりあえず訳を聞いていくと、みな、Bさんに怒られたことが原因のよう。
もちろん、仕事のことで正当な理由の元に怒られることは、適正に運用するうえで必要な場合はあると思ってるけれど、スタッフの様子はそれとは別次元な、ある種の怯えの色が見えていた。
どうやらBさんは、プライベートで旦那と上手くいっていないらしく、イライラしながら出社してくると。それで、些細なミスをしたスタッフを見つけたもんなら、大声で問い詰めを開始する。
それだけでは飽き足らず、2階にある(2階建ての店舗でした)休憩室に連れていき、マンツーマンで問い詰める。
スタッフが泣き出して、何度も何度も謝罪することで、ようやくBさんの怒りは収まるらしい。
要は、ただのストレス発散。
その店舗のスタッフは全員泣かされたそうで、彼女が薬局長なら会社を辞めたいと言い出すまで追い詰められている始末。中には、Bさんと一緒に働くときは、ずっと熱がでて頭痛が止まらないスタッフもいる。完全にメンタルがやられている。
こりゃあかんと思って、Bさんを上手く誘い出し、やんわりと事情を説明していくと、自分に対しても切れだしたBさん。マンツーマンで詰められだした(笑)
とりあえずストレスを発散させて、クールダウンしてから諭してあげ、スタッフに当たり散らすことを辞めるように説得はできた。
だけど数か月後、何があったのか今度は社長に対してブチ切れまして。完全に切れる相手を間違えているBさんは、ほどなくして会社を去っていきました。
やべー奴は誰にでも噛みつくからやべー奴なんだなと知りました。
最後に
以上、プジキが出会ったモンスター薬局長3体をご紹介しました。
皆さんの薬局でもこれ以上にモンスターな人たちがいるかもしれませんが、今回の記事が「変な奴はたくさんいるんだなー」という安定剤的な役割になるんじゃないかと勝手に思ってます。
安定剤にならないと思ったら、それはもう転職して職場を変えてしまった方が良い兆候ですんで、ケース③のスタッフみたくメンタルが追い詰められる前に行動するのがベストです。
※こっそり宣伝:【知らないの?】薬剤師の転職サイトの正しい利用法が1つに絞られる理由
最後に、今回の寄稿を許していただいたジム子さんに感謝を込めて~
んじゃね!
以上が寄稿文でした。
いきなりハイレベルな記事が来てしまいました。
ご寄稿いただいた『転職系薬剤師のウラ話』のブログ運営者プジキ(@pujiki)様にはただただ感謝です。リンク先にもハイクオリティーな記事がたくさんあるので是非みてみてください。
それにしても、患者くるまで新聞読んで朝食タイムってめちゃくちゃ優雅ですよね。薬局長は小さい空間ながらも、その空間内では一番の権力者になるわけだから、権力にとりつかれてダークサイドに落ちてしまったのでしょう。
本当にひどい薬局長ばかりでしたが、最後はいなくなるオチがつくので胸がスーッとします。こういう人には最後は正義の鉄槌が下るわけです。
まだまだ、きっとどこかに面白いエピソードがあるはずです。よかったら一番下の連絡フォームから連絡下さい。