薬の有効期限って、箱には書いてあるんだけど、処方箋の薬をもらうときには箱なんてついてきませんよね?
つまり、病院や薬局でもらう薬の有効期限はわからないことになる。
当然、薬と一緒にもらう薬の説明書にも期限なんてはいっていません。
事前に期限が必要だとわかっていれば薬の交付を受けるときに薬局の人に聞けば、箱があるので期限は教えてもらえますが、いちいち全部メモするのは大変です。そして、いざ必要になる時って公布時じゃなくって余った薬を飲むとした時なんですよね。
実は、家に帰ってからでも期限を調べる方法があるんです!!
それはメーカーに直接電話です。薬局でもらった薬のシートには、期限は刻印されていなくてもロット番号は刻印されています。
このロット番号をメーカーに伝えると有効期限を教えてくれます。
メーカーに直接電話が嫌であれば、もらった薬局に電話してみてもいいだろう。薬局にロット番号を伝えればおそらく使用期限をメーカーに確認してくれると思います。
実はこれ、薬局ではよくやっている作業なんです。薬局内では出ると思って箱を捨ててしまった薬というものが山ほどあります。
よく出る薬は箱なんて邪魔なだけだからすぐにゴミ箱にポイっなんだけど、医師の気まぐれでよく出る薬であっても突然処方がとまるなんてことはよくあります。
開封してしばらく出てないものは万が一にしても使用期限切れのリスクが発生します。
このままでは患者さんにお渡しできないので、メーカーに電話してロット番号から期限を調べてもらうんだ。
あと、他店舗に出なくなったから引き取ってってお願いするときにも、期限がないものを譲渡するのは失礼ですよね。だから、メーカーに電話して期限をきくんです。
ここで普段から注意しておきたいのが、PTPシートの上部タグ(いわゆる耳の部分)にLOT番号が刻印されているのでこの部分はできるだけ薬局に残すようにする。
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10錠シートのうち8錠を切って患者に渡すのであれば、耳のない方を8錠切って渡すといいでしょう。
追記
ちなみに、多くの医薬品の製造期限は、製造から3年程度あります。中には短いものもあるけど概ね3年です。
ただし、これって製造からだから問屋さんや薬局の倉庫で長いこと眠っていたような薬に関しては、もらうときにはもうすでに1ヶ月を切っているものかもしれませんね。
薬局は期限が近くても切れてさえいなければ患者にわたします!!これは当然ですよね。スーパーだって賞味期限が切れていなければ店頭で販売しますからね。
ただ、あんまりにも期限が短くて患者さんが服用している途中で期限が切れてしまうような場合はもちろん渡しません。
なにが言いたいかというと、
必ずしも家にある薬が未開封だからといっても1年期限が保証されているかというとそれはわかりません。あくまでも製造からの期限ですからね。
先月もらったばかりの薬だっていまはもう切れてるかもしれない。
使用期限が切れた薬をのんだからといって直ちに健康被害を生じるかと言うとそうでもない。3年という長い期間の中で1日過ぎた途端に腐るなんてことはまず考えられないけど、メーカーが指定した期限を過ぎていたとしたらその薬が効かなかったとしても文句は言えないですね。
ただそれだけのこと。