調剤薬局を経営する上で常につきまとうのが薬剤師不足問題です。うちの薬局も例外に漏れず、いつも人手不足です。
薬剤師専門の紹介会社に頼めば意外と見つかるんだけど、薬剤師の求人ってバカみたいに高いのはご存知でしょうか?
転職仲介会社を利用して一人採用するだけで150万円以上のお金が必要になります。それがですよ、なんと1人60万円で紹介してくれる新しいサービスが始まったので、これは要チェックですよね。
薬剤師の採用コスト(紹介会社を利用した場合)
薬剤師を紹介会社から1人紹介してもらったときの紹介料の目安は年収の25~30% + 消費税です。ほとんど30%ですね。そこに8%上乗せするから年収の32.4%が相場です。年収500万円の人を採用したら、どうでしょうか?
この計算だと、な、な、なんと、162万円が成果報酬で徴収されます。ドーン!!
薬剤師って高給取りだから年収の32.4%といったらかなりの金額になるのが想像できますよね。
なんだけど、今回紹介するサイトは、薬剤師の採用を成功報酬60万円パッキリと激安なんです。さっきほどと比較すると100万円以上もオトクです。しかも成功報酬型なので採用が決まるまでは一切の費用は発生しません。
ということで、薬剤師の採用をしたいならとりあえずで登録しておくといいです。いろんなところを登録するなかに、一つここを混ぜておいて激安のところから応募がきたらラッキーぐらいでつかってみるといいです。
その新サービスを提供するのが薬剤師求人.comです。
激安で薬剤師を紹介できるシステム
では、なぜ薬剤師1人60万円で紹介できるかというシステムをみていきます。
激安な理由はポータルサイトならではなので、まずポータルサイトとは何かを知る必要があります。
薬剤師求人.comは求人サイトのなかでもポータルサイトという分類になりますね。ポータルサイトは利用者に紹介会社を紹介するサイトです。あの日経DIキャリアもポータル型の求人サイトですね。
転職希望者は、サイト内で9万件以上ある公開求人から好きな条件を指定して検索することができます。求人を見つけて申し込むと、その申込先は外部の紹介会社になります。
申し込むと即座に提携先の紹介会社から電話がかかってきて、トントン拍子に面接へとすすんでいきます。
つまり、ポータルサイトは外部の紹介会社に転職希望者を送客するためのサイトです。サイト内であつかっている公開求人というのは提携先の公開求人を寄せ集めたものなので9万件以上とすごい数になります。
公開求人件数は96415件2017年8月25日(金)
全国の調剤薬局の数が約58000件*H28年といわれているので、おかしな数ですよね。
紹介会社を紹介するまでがお仕事なので、サイトを運営しているだけなので転職エージェントなどはいない。
ポータルサイトの特徴は検索につよくてGoogleやヤフーであるていど上位に表示されることです。転職紹介会社よりも上位表示させることでサイトに人を呼び込み、それを強みとして提携先へと送客していきます。もしくは日経DIキャリアみたいに日経DIという独自のメディアをもっていてそこをベースに集客するような集客方法をそなえているところもあります。
ポータルサイトは薬局に薬剤師を紹介して報酬をもらうのではなく、紹介会社に求人者を紹介することで紹介会社から報酬を受け取ります。
ただの仲介会社ですね。
ということで、ポータルサイトは転職会社の求人を紹介する「場」を提供しているだけに過ぎません。
で、
この成功報酬60万円システムというのは、この「場」を転職会社ではなく「薬局」にも提供しますという話なんです。
9万件ある公開情報のなかに「薬局が主催の求人」をのせてもらって、そこに応募がきたら転職会社のかわりに薬局に直接応募がはいるようになります。
応募が来たら、薬局から転職者にTELして面接して、採用がきまったら60万円をポータルサイト側に支払います。
ポータルサイトは場を提供しただけであって、なんにもしてないでしょ?だから60万という激安価格で紹介できるんです。
お金の流れを比較してみる
薬剤師 | → | ポータルサイト | → | 紹介会社 | → | 薬局 |
(報酬) | ポータルサイト | ← | 50万円(仮) | ← | 160万円 |
薬剤師 | → | ポータルサイト | → | 薬局 | ||
(報酬) | ポータルサイト | ← | 60万円 |
こんな感じです。ポータルサイトが紹介会社に仮に薬剤師1人を50万円で送客していたとしたら、その枠にちょっと色つけて薬局60万円で販売してみたってことですね。
紹介会社に50万円っていうのはあくまでも私の勝手な予想だけど、紹介会社って「転職ボーナス50万円プレゼント」とかってよくやってるでしょ。だから50万円は十分に許容範囲だと思いますよ。
ってことで、薬局はポータルサイトという場にとりあえず無料で自社紹介ページを設置させてもらって、そこから応募があって確定までいったら60万円の支払いですね。
タウンワークとかジョブナビのようなフリーペーパーで募集するのと同じ感じです。薬局に直接応募がくるので採用するかどうかは薬局しだいであり、掲載媒体は一切の関与をしません。
このサービスの場合は掲載は無料だけど、採用したら60万という成功報酬型というのがちょっと違うとこですね。
ちょっと疑問なのが、この採用したかどうかってポータルサイト側はどうやって把握するんだろ?面接や採用って求人者と薬局に丸投げしているわけだから、契約が成立したかどうかって、薬局と本人からの申告性になります。口裏合わせられたらわかんないとおもうんだよね。
薬局は、採用してあげるから「うちの会社でガンバるんだから採用は内緒にしておいてね♡わかるよね?」的な。
絶対やっちゃいけないことだし、これから入社する人にそんなお願いするような薬局は、入社したらもっとブラックなことやらされるに決まってるから、この提案を受けるような採用者は自ら自分の首をしめる愚か者です。
システム的に穴はありそうですが、まぁ、そこはお互いの信頼でカバーするんでしょうね。
ぶっちゃけ
登録してもくるかなー。こないよなー。ポータルサイトで検索するユーザーがどれだけいるんだろ。SEOにつよいって言っても「薬剤師求人.com」とか知らないし。
9万件ある公開求人のなかで、偶然、薬局の求人を見つけてくれるだろうか?
まぁ、1回60万円というのは魅力だけど、サイト内に薬局求人を載せてもらうということで、テンプレ作んないといけないから大変。
自社サイトがあるなら、自社サイトで「地域名+薬剤師+求人」でSEO意識してかいてなんとか自社で集客できない?
そうそう、もし薬局の求人情報を掲示する場所が欲しいなら1回3万円(税別)で当ブログで提供します。上位表示の補償はないけど、一般的な薬局のホームページよりはページ数が多い(500ページくらい)ので上位表示できる可能性は高いです。
掲載期間は当ブログが存続する限りです。成功報酬はいただきません。
転職者がポータルサイトを使うメリット
「ないでしょっ。」といいたいけど、いちおう複数の公開求人を一度に縦覧できるというメリットがあるけど、ぶっちゃけ、大手の転職サイトの求人数はハンパない。
ポータルサイトを使わなくても、希望をだせば10~20社くらいすぐに紹介してくれます。しかも、直接申し込めば「転職祝い金」などの特典がつく場合がある。
仲介すると、仲介手数料でもってかれるからもらえない可能性も考えられる。
転職会社の特典を紹介もまとめたのでよかったら▼参考にして下さい。
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