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ODフィルム錠の一覧表を作ってみた

いままでありそうでなかったリストを作成しています。こないだ厚生労働省で4月からの新薬価ということで薬価収載されている全医薬品リストが公開されました。

エクセルデータで公開されているので、これを編集して新しいリストを作るのがここ最近のマイブームです。

いままで作った作品はこちらです。

>>口腔内崩壊錠の一覧表
>>配合錠の一覧表
>>4月からの薬価改定に備えて新旧薬価対比表

そして、今回作成したのが「フィルム剤一覧」です。

ありそうでなかったとおもう。

こちら▼のリストを編集して作ります。
外部リンク:薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(平成28年4月1日適用)|厚生労働省

今回の抽出条件は、後発品も含め薬価収載された全ての内服薬のうち「フィルム」の文字を含むものを抽出しました。

完成したリストがこちらです。はい、どーん。

フィルム剤一覧

商品名 成分名
ゾルピデム酒石酸塩ODフィルム5mg「モチダ」 ゾルピデム酒石酸塩
ゾルピデム酒石酸塩ODフィルム10mg「モチダ」 ゾルピデム酒石酸塩
ドネペジル塩酸塩ODフィルム3mg「EE」 ドネペジル塩酸塩
ドネペジル塩酸塩ODフィルム5mg「EE」 ドネペジル塩酸塩
ドネペジル塩酸塩ODフィルム10mg「EE」 ドネペジル塩酸塩
アムロジピンODフィルム2.5mg「QQ」 アムロジピンベシル酸塩
アムロジピンODフィルム5mg「QQ」 アムロジピンベシル酸塩
ボグリボースODフィルム0.2「QQ」 ボグリボース
ボグリボースODフィルム0.3「QQ」 ボグリボース
オロパタジン塩酸塩ODフィルム2.5mg「マルホ」 オロパタジン塩酸塩
オロパタジン塩酸塩ODフィルム5mg「マルホ」 オロパタジン塩酸塩
ロラタジンODフィルム10mg「モチダ」 ロラタジン
ロラタジンODフィルム10mg「KN」 ロラタジン

さすがに品目数少ないですね。

ODフィルムはすべてがジェネリック医薬品です。先発品にはない剤形を逆にアピールして切り替えてもらう作戦です。

区分は口腔内崩壊錠になります。

先発品の普通錠やOD錠を希望すればこちらのフィルム錠に変更することができます。

ジェネリック医薬品は添加剤が違うことで、敬遠されがちなのですが、こちらは添加剤の違いを逆にアピールしてより利便性の高いジェネリックへと昇華させた商品です。

錠剤とフィルム剤とでは添加剤まるで違いますよね。でも、効き目は同じなんです。

先発品になくジェネリックにしかない付加価値を見出したものをアドバンストジェネリックと言います。

前衛的なジェネリックですね。

さて、上記のリストを上から順に先発品名でいうと、マイスリー、アリセプト、アムロジン(ノルバスク)、ベイスン、アレロック、クラリチンです。

よくよく考えてみるとOD錠があるなら別にフィルムにするメリットってないとおもう。OD錠がダメでフィルム錠の方がいいメリットって思い浮かばない。

舌に張り付いて気持悪くないかちょっと心配。フィルムがまずかったら困るけど、そのへんはフィルムにして販売するのだから大丈夫だろうとおもう。

市販薬でもフィルムあるけどやっぱりメリットが思い浮かばない。

市販薬のフィルム剤も紹介する

▲下痢止めです。財布の中に1枚しのばせとくといざって時に役立つかもしれない。

▲鼻炎薬です。これも同じです。財布に1枚しのばせとくと鼻水でたときに役立つかもしれない。

百歩譲ってフィルム剤なら薄いからOD錠より財布にしのばせやすいというメリットが有るかもしれない。でもアルツハイマーの薬は財布にいれておく理由が思い浮かばないし、持ち運ぶシチュエーションもあまりないようにおもう。

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