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向精神薬多剤投与の商品名での一覧表

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向精神薬多剤投与で減額にならないように向精神薬どの種類に該当するか把握しなくてはなりません。

向精神薬多剤投与の減算ルールはコチラ

厚生労働省が公表する別紙36に抗不安薬、睡眠薬、抗うつ薬、抗精神病薬の種類が細かく分類されています。

しかし、この分類表は一般名での記載になっているのでひと目で何の薬なのか分かりません。

そこで、別紙36を先発品名もしくは有名製品に直して見ましたのでご活用下さい。

もとにした別添様式36のリンク:近畿厚生局(外部リンク)

商品名にした一覧表

抗不安薬 セレナール、セパゾン、メンドン、セルシン、エリスパン、レキソタン、セニラン、レスミット、ワイパックス、コンスタン、コレミナール、メレックス、グランダキシン、レスタス、バランス、コントール、メイラックス、セディール、アタラックス、デパス、ハイゼット、リーゼ
睡眠薬 ブロモバレリル尿素、エスクレ、ユーロジン、ダルメート、ベノジール、サイレース、ベンザリン、ロヒプノール、エリミン、ソメリン、ハルシオン、レンドルミン、エバミール、ロラメット、ドラール、イソミタール、バルビタール、ヒダントール、フェノバール、ラボナ、トリクロリール、ベゲタミン、アモバン、マイスリー、ヒベルナ、ピレチア、ルネスタ、ロゼレム
抗うつ薬 アナフラニール、アンプリット、スルモンチール、イミドール、トフラニール、アモキサン、トリプタール、ルジオミール、ノリトレン、ベタナミン、プロチアデン、テトラミド、テシプール、アンデプレ、デジレル、レスリン、デプロメール、ルボックス、トレドミン、パキシル、ジェイゾロフト、リフレックス、レメロン、サインバルタ、レクサプロ
抗精神病薬(定型薬) ウインタミン、コントミン、トリラホン、ピーゼットシー、ニューレプチル、フルメジン、ノバミン、プロピタン、ホーリット、スピロピタン、アビリット、ドグマチール、ミラドール、セレネース、オーラップ、ロドピン、トロペロン、インプロメン、クロフェクトン、バルネチール、クレミン、エミレース、アポプロン
抗精神病薬(非定型薬) リスパダール、セロクエル、ルーラン、ジプレキサ、エビリファイ、ロナセン、クロザリル、インヴェガ

最近発売した、スボレキサント(商品名:ベルソムラ)は添付文書上の薬効分類はオレキシン受容体拮抗薬・不眠症治療薬で、まだ通知は出ていないものこれは明らかに睡眠薬に数えられると思われる。

ただ、ベルソムラは発売したばかりであまりデータがなく「他の不眠症治療薬と併用したときの有効性及び安全性は確立されていない。」とされていることから多剤投与に引っかかることはあまり考えられない。

ちなみに、多剤投与とは以下の事を言います。

  • 3種類以上の抗不安薬
  • 3種類以上の睡眠薬
  • 4種類以上の抗うつ薬
  • 4種類以上の抗精神病薬

向精神薬の多剤投与とはこのいずれかに該当する場合をいい処方料、処方せん料、薬剤料、精神科継続外来支援・指導料が減額される。

ちなみに、

上記の薬を向精神薬以外の用途に使っていたとしても、抗精神薬に数えることになっています。

例えば、レセルピンなんかは降圧剤として使いますがそれでも、抗精神病薬のカテゴリーに記載されているので、抗精神病薬1剤にカウントします。

ドグマチールも胃薬として使ったとしても抗精神病薬にカウントされます。

どのような場合に向精神薬多剤投与になるのか、例を見てみましょう。

睡眠薬が一番引っかかる可能性が高いと言われています。

3種類以上の睡眠薬をだしたらアウトだから2種類までしか出せない。厳密には出せないわけではなく出したくないだけですね。

処方例

サイレース
ハルシオン
ロゼレム
1日1回就寝前

これはアウトです。

ちなみにロゼレムは体内時計を整えて寝つきやすい体質に変えてくれる薬で、ちょっと他と趣が違うのだが、これも睡眠薬カテゴリーに分類されているので1種類と数えます。

よって、
どれか抜かないといけませんね。

処方例

サイレース
デパス
ロゼレム
1日1回就寝前

デパスは睡眠薬として使うこともありますが、分類は抗不安薬になっています。

これだとセーフです。

処方例

メイラックス
毎食後

アタラックス
毎食後
(蕁麻疹で服用)

グランダキシン
毎食後
(耳鳴りで服用)

このように使用用途が抗不安薬を目的としてなくても結果として3種類以上重なってしまったらアウト。

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