法律

横柄な態度で処方箋期限延長を依頼してくる患者は拒否してもいいんだよね?

更新日:

処方箋には有効期限があって、別途使用期限の記載がない限りは発行日を含めて4日とされている。

有効期限が設けられている理由としては、4日も過ぎると症状が変わってしまっている恐れがあり、症状と薬が合致しなくなるからです。

この4日ってのは日曜や祝日関係なく無慈悲にカウントされる。だから、連休を挟んだりすると期限切れをしてしまう人が多いのだ。

その救済措置としてよく取られるのが薬局から病院への疑義照会である。

症状と薬が合致しない弊害があるのなら、医師の指示を仰いで症状と薬が適正であることを確認できれば、受診日から日が経っていたとしても処方して弊害がないわけだ。

だいたい処方箋の期限切れを起こす患者って、薬がいつも同じで手持ちがあるから至急必要なかったから忘れていたって場合がほとんどです。

だから、問い合わせれば100%に近い確率で期限延長となる。

ただね、薬局としてはめんどくさいんですよね。

電話したらまず病院の事務が出ますね。そして先生に聞いてくれるんだけど、先生が診察中だったり処置中だったりするとずっと保留で待たされるんですよ。10分以上待たされることもザラです。

その間、電話片手にいつ相手が出てもいいようにスタンバってないと行けないんです。

あなたが、期限内に処方箋を持ってきさえしていればこの無駄な時間はなかったんです。

それなのに、

さも問い合わせるのが仕事でしょみたいな感じでいわれるとイラッと来るわけです。

有効期限が切れた処方箋をお持ちになられた場合は、受け取った事務員が患者に処方箋の期限があることを説明しますよね。

その説明を遮りながら、悪びれることなく「さっさと電話しろ」とか言われるんですよ。

この言い草は間違いなく常習犯です。いつも電話してもらってるから、さも当然だと思っているのです。

もし、有効期限があることを知らなかったとして1回切れてしまったというなら同情の余地があり救済措置を検討しますが、知っていて毎回となると話は違ってきますね。

この場合に、調剤(問合せ)を拒否できるのでしょう?

調剤(問い合わせ)を拒否することはできるのでしょうか?

まず薬局は、法律で処方箋をもってきたら応需しなければならないという応需義務があります。

薬剤師法

第二十一条(調剤の求めに応ずる義務)
調剤に従事する薬剤師は、調剤の求めがあつた場合には、正当な理由がなければ、これを拒んではならない。

また、

第二十四条(処方せん中の疑義)
薬剤師は、処方せん中に疑わしい点があるときは、その処方せんを交付した医師、歯科医師又は獣医師に問い合わせて、その疑わしい点を確かめた後でなければ、これによつて調剤してはならない。

この2つの縛りを受けているので受け付けて疑義照会する必要があるのでしょうか?

いえっ、

これは拒否しても問題ありません

そもそも、期限切れ処方箋を調剤しないというのは21条の正当な理由と言えるでしょう。また24条に疑わしい場合は、疑義照会をするという義務がありますが、期限が切れているというのは明白な事実なのでなんら疑わしくないですね。

実は、

期限切れ処方箋の原則ルールは使用期限を超えた処方箋は無効であり、患者には「医療機関からの再発行」してもらうよう伝えることが正しい対応なのです。

どちらかというと疑義照会をして期限を延長してもらうという行為こちらの方がイレギュラーなんです。

先ほど、法律の縛りについて書いたけど、そもそも期限切れの処方箋は、期限が切れた時点で無効なのです。もはや、処方箋ではなくてタダの紙切れになっているのです。

わたしの好きなwikipediaも参考にしてみましょう

処方箋(wikipediaより引用)

有効期限
保険処方箋の有効期限は、無記入の場合は発行日を含めて4日である(日曜祝日もカウントされる)。この期間が過ぎると処方箋としての効力を失い、これによって調剤をする事はできなくなるため、医療機関にて再発行を受けなければならない。疑義照会での延長は原則認められていない。これは4日も経てば患者の容態も変化し、本当に投薬が必要かどうか再考しなければならない事もあるからである。

ついでに、

薬局最大手である日本調剤のホームページにはこのように書いてある。

処方せんとは?|処方せんをもらったら|日本調剤

有効期限は4日間
処方せんの有効期限は発行日を含めて4日間(日曜日や祝日を含む)です。有効期限が過ぎると調剤薬局では受付できなくなり、医療機関で再発行をしてもらう
ことになります。再発行は健康保険が適用されないため費用は全額自己負担。処方せんを受け取ったら、早めに調剤薬局に持っていきましょう。(引用)

だから、

常習的に期限切れを起こす人には疑義照会は拒否して病院へ戻ってもらいます。

もしかすると、病院は再発行の処方箋を自費にするかもしれないですね。それは病院の対応次第なので、どうなるかはわかりません。

病院が自費で処方箋を切った場合は、当然こちらも自費にして対応します。場合によっては、病院へ疑義入れて保険でいいか確認するかもしれないですね。

まぁ、拒否された薬局にわざわざ再発行後に戻ってくるとは思いませんけど。

関連記事薬局の勉強に超オススメのサイト

スマホを1日5分みるだけで薬局知識をアップデート!

薬局で働いているかぎり毎日の勉強はかかせません!

医療制度はどんどん変り、新しい医薬品はどんどん増えていきます。

でも、まとまった勉強時間ってなかなか確保できないから知識のアップデートって大変ですよね。忙しい店舗で働いると帰りが遅いから勉強なんてできないですよね。。

なんで勉強しないといけないのか?

それは、

次回の調剤報酬改定が間違いなく業界のターニングポイントなるからです。

医療保険も、介護保険も、すでに財源はパンク寸前で、このままでは破綻してしまうのはあきらかです。制度を維持していくために、限られた財源をどう使っていくか過激な議論がとびかっています。

これから薬局業界で生きていくならしっかり情報収集して、今やるべきことを見極めていく必要があります。

たとえば、いま注目されているのは「リフィル処方箋」です。このリフィルを実行するための要件を「かかりつけ薬剤師」にしたいという話がでているのはご存知でしょうか?

つまり、いま薬局がやっておくべきことは「かかりつけ」を増やしてフォローしていくことです。

要件に加えられてから焦っても遅いんです。

常に最新情報を収集して先を見越した対策が必要なんです。

そこで効率よく情報を収集する手段が必要なんです。もし効率よく薬局情報を収集したいなら「m3.com」を利用するのが1番。

m3.com」では薬局に関連するニュースをまとめて配信してくれています。たとえば「新薬情報」「業界の動向」「行政のニュース」「医療従事者がおこした凶悪事件」など。

通勤時間に1日5分スマホをチェックするだけでも業界の動向がみえてくる。

利用するには登録が必要ですが、登録と利用は無料1分もあればできます。

\1分で無料登録/

「m3」詳しくはコチラ

スマホを1日5分みるだけで最新の医療ニュースをまとめてチェック

女性
m3.com」でしか読めない、薬剤師や専門家コラムもたくさんあるよ。コラムには業務ですぐに役立つ情報が満載です。

P.S.

登録すると私の業務改善コラム「薬局業務の効率化テクニック -今日から活かせる!業務ノウハウ-」も読めるからよかったら探してみてください(これが宣伝したかったw)

-法律

Copyright© 調剤薬局事務の仕事 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.