医療事務の資格をGETしたので関連資格として、お次は介護事務の資格でも取ろうと思います。今回は、介護事務の資格につて調べてみたのでまとめてみます。
薬局で在宅医療に携わっている方なら介護報酬請求してますよね?これのスペシャリストです。薬局で力を発揮することはあまりないとは思うけど、医療機関で働いているものとしては介護報酬の知識はそれなりに重宝します。
また、超高齢化していく日本社会において介護施設の数やそれを必要とする人が増えることは間違いなしです。これから介護施設の仕事は引く手あまたのはずです(たぶん)。ということで、将来、薬局の職にあぶれてしまったときのためにでも取っておこうかなと思う。
ちなみに薬局はいま過剰すぎて叩かれています。なにせコンビニの数よりも多いですからね。1医療機関に複数薬局とかいらないです。職業がら道端のライバル薬局が嫌でも目にとまるのですが、どう考えても多すぎです。
調剤報酬はどんどん減らされており、これからは小さい薬局から徐々に淘汰されていくのでしょう。
いま働いている会社は1日30~40枚程度の店舗を数店舗展開していますが、これからの時代についていけるかどうか心配です。
とりあえず、介護事務の資料請求だけなら無料だから、こちらで資料集めてまとめました。興味がある方は公式のパンフレット請求したほうがわかりやすいと思います。
介護事務の仕事
介護福祉施設などが提供している介護サービスの利用費は、介護保険を使用するため利用者は1割の自己負担ですみます。残りの9割は国が負担します。その国からの給付金を受け取るために必要な書類である「介護給付費明細書」を作成するのが介護事務の仕事です。
「介護給付費明細書」は、通称「介護レセプト」です。
サービスを提供している事業所は、毎月レセプトを作成して提出しなくてはなりません。提出先は事業所が所在している都道府県の国民健康保険団体連合会(国保連)です。
収入の9割を請求する仕事なのでものスゴく重要なお仕事です。
介護レセプトの作成は、ケアマネージャーや介護職員が行ったサービスの「実績報告書」を元に、パソコンに打ち込んで介護給付費明細書(介護レセプト)を作成します。
メインの仕事は介護レセプトの作成ですが、この介護レセプトを作成の合間をぬって、入居者やご家族から予約やキャンセルなどの電話がかかってくるので、他のスタッフとの取次やスケジュール調整なども行います。
介護報酬は一般の方にはあまり馴染みのない専門的な分野なので事前に勉強して知識を身につけておく必要があります。
介護事務と調剤薬局事務と医療事務の違い
働く場所が決定的に違います。
・調剤薬局事務→調剤薬局
・医療事務→病院や診療所
「介護福祉施設など」をもう少し詳しく書くと、
・訪問介護ステーション
・介護老人保健施設
・在宅介護サービス事業所
・特別養護老人ホーム
・デイサービス
・福祉用具レンタル企業
調剤薬局事務や医療事務よりも幅広く働く場所があるのが特徴です。施設によって異なった介護サービスを実施しているので幅の広い知識が必要いなります。これだけ選択肢があると求人数もある程度ありそうですよね。
一緒に働くスタッフはケアマネージャーや介護職員などです。介護関係の仕事は、慢性的に人手不足なので介護事務も完全な事務員というわけではなく介護チームを手伝う必要が出てくるでしょう。完全なデスクワークというわけには行きません。
おそらくこれが一番大きな違いでしょう。ここを事前に理解しとかないと入社後に苦しむことになります。
メイン業務である介護給付費明細書(介護レセプト)は、薬局事務でいう調剤報酬明細書、医療事務でいう診療報酬明細書のことなんだけど、作成方法が異なります。
薬局や病院では患者に領収証をその場で渡さなければならないので、会計に必要な情報はその場ですべてパソコンに入力します。この作業により自動でレセプトは作成されます。
よって「会計処理=明細書の作成」になります。
間違いや後日の訂正がない限りはこれでレセプト作成完了といってもいいでしょう。介護レセプトは介護サービスをしたあとにケアマネージャーなどが報告書を作るのでそれをベースに入力していくので、介護サービスと会計処理とでタイムラグがありリアルタイムで入力していくわけではありません。
目の前で患者が入力が終わるのを待っているわけではないので自分のペースで入力できるというのは大きな違いだと思います。
午前中はたまった報告書をみながら淡々とPCへデータをいれていきます。よって、この報告書のPC入力が、薬局事務でいうところの処方箋の入力であり、医療事務でいうところのカルテの入力なのですね。
利用者
病院や薬局では大勢の患者さんが短時間で入れ替わり立ち代わりやってくるので全ての方を把握することは不可能ですが、介護施設では利用者が毎日かわるということはありません。
利用者とその家族とは長い付き合いになるでしょう。
介護事務員の給料
事務員の給料って働く場所によって全然違うから、一概には言えませんがいろんな求人見てみた感じ介護施設も薬局も診療所もどこもたいして変わりないです。介護事務だけが特別給料が低いということはありません。
医療系の事務員はそもそも安いのでこれ以上は下がりようがない。介護職員は、給料が安いってよく言われてますよね。一緒に働く事務員が介護職員よりも給与がイイなんてことは通常考えられませんよね。手取りで月収15~18万円ってところです。
医療事務と調剤薬局事務の違いはこちらの記事で詳しく書いています。
介護事務の資格
介護事務資格はたくさん種類がありますが、どれも民間資格で大きな違いはありません。どの資格であっても取得すれば介護事務に必要な知識は網羅されています。
資格の種類
・介護事務実務士
・介護事務能力認定試験
・介護保険事務管理士資格試験
・介護保険事務技能認定試験
・介護保険事務士認定資格
・介事管理専門秘書検定資格
・介護報酬請求事務技能検定試験
・ケアクラーク
取得のしやすさ、費用、期間などを目安に選んでいくとイイでしょう。
1つずつすべて見ていくと手間なので、メジャーなものをいくつか紹介していきます。
ちなみに、資格を比較するときはこのサイトが便利です。
無料で資料請求できるからネットで色々調べるよりは資料請求してしまったほうが手っ取り早いです。
一番安く資格を取得したいなら
ヒューマンアカデミーの通信講座が比較的安価に資格を取得することができます。
お値段は35000円(税込み)*2016/11/06現在
学習期間の目安は4ヶ月です。こちらは、なんと試験を受けずとも本講座の修了だけで、医療福祉情報実務能力協会認定の「介護事務実務士®」の資格申請が可能です。協会より介護事務に関するある一定レベルの知識があると認められるので、忙しい方でも安心して受講できます。
試験を受けなくていいので、お金と時間さえかければ必ず取得できます。ということで、これを第一候補として資料請求しときました。
最短で介護事務の資格を取得する方法
働きながら取得するのは大変だから通信講座を考えていますが、すぐに取りたいなら日本医療事務協会の通学コースを利用すると最短で3日で学習終了できます。
講座修了後には、「介護報酬請求事務技能検定試験」に挑戦できます。こちらはテキストみながら受験できるので暗記の必要がなく、合格率は83.6%と高水準です。
費用は、総額48600円(税込)*2016/11/06現在
3日で終わるなら会社休んで無理くり取りに行ってもいいかもしれない。開講場所はこちらで確認下さい。
新宿や横浜、大宮とかでいろいろとやってます。
お値段が5万円近いので、ちょっと考えてしまいますね。こちらは、3日学習したら試験への挑戦権がGETできるだけに過ぎないので、後日試験を受けなければならないのがちょっと手間です。
知名度で選ぶならユーキャンの通信講座
資格の取得と言えばご存知ユーキャンですよね。こちらでは「介護事務管理士技能認定試験」の合格を目指していきます。
こちらも4ヶ月です。試験は家のPCでテキストを見ながら在宅受験できます。
費用は39000円(税込み)*2016/11/06現在
ユーキャンには就職サポートのノウハウが有るので、希望者には修了認定証を無料発行と履歴書の書き方から面接時のアドバイスまで、就職活動のノウハウが詰まった「就職ガイド」がもらえます。
「介護事務管理士(R)技能認定試験」をいつでも自宅で受験可能!暗記を問う試験ではないので、テキストを見ながら解答でき、確実に合格を狙えます。
最後に
いろんな資格や講座があってどれを選べばいいのかわからないという方はこちらのサイトでまとめて資料請求することをおすすめします。
公式パンフレットには資格についてや就職先や働き方などより詳しく説明されています。
とりあえず、無料だから悩んでいるなら行動に移したほうがいいです。