新人薬剤師

ドラッグストアの新人薬剤師が1年で転職するにいたったリアルな仕事内容

転職ドラッグストアで社会人デビューを果たした管理人ですが、ソッコーで嫌になって調剤薬局へと転職してしまいました。

いま思い返してもこの選択は間違ってなかったし、ドラッグストアをさっさと転職してよかったとおもってます。

当時、一緒に研修した薬剤師仲間が10人いたけど、みんな3年以内に辞めてますね。遅かれ早かれみんな辞めていくので、どうせ辞めるなら早いほうがいい。

みんなが辞めていく理由

  • 過酷な肉体労働
  • 本部から出される大量の販売ノルマ
  • お薬にかかわる時間がない

ドラッグストアはルーチンの仕事が多すぎてフリーにつかえる時間なんて1日1時間とれればいいほうでしょう。その1時間のなかで売り場をかえたり、ポップ作ったりするからとてもじゃないけど終わりません。

そんな環境で時間を作り出すためには、もう残業するしかないんです。しかも私の場合はサービス残業です。

薬剤師ならだれでも薬にかかわる仕事がしたいはずですが、ドラッグストアにいながら薬にかかわる仕事はほんのわずかで、調剤薬局にいった友人は知識をどんどんアップデートしていく中で危機感を覚えます。

そんなこんなで、どうがんばったってモチベーション維持することができないんで辞めました。

せっかくなので今回は、全然おすすめしないドラッグストアの薬剤師のリアルな仕事内容を紹介していきます。

肉体労働が過酷だったドラッグストアの仕事モデルケース

薬剤師の肉体労働は店舗の規模によってぜんぜん違うのであくまでも一つの参考例ですが、わたしには辛かった思い出しかありません。

今回イメージしてほしいのは「小規模郊外型のドラッグストア」です。

規模が小さいと客がすくないから楽なようにもおもえるけど、そのぶん社員も少ないから大変なんです。

私が働いていた店は「店長 + 副店長 + 薬剤師」で社員3名体制です。ドラッグストアは週7でフルオープンなので社員3人がそろうことは週1あるかないかです。

1日に2人分の労働力が必要なので1週間に14人分の労働力が必要になります。社員は3人で週5で働くので15人分の労働力が提供できます。

ということで、シフトは「総合社員1名 + 薬剤師1名」この体制が基本スタイルです。ドラッグストアは開店時間が長いので早番・遅番にわかれたシフトになります。

お薬相談は午前中が多いので薬剤師は早番に配置されます。

つまり午前中においては薬剤師が店長代理ポジションになるわけです。そして、この早番がとにかくキツイんだわ。

早番薬剤師の仕事

店舗が10:00に開店するならシフトは8:00です。

でも8:00に出勤しても物理的に終わらないから7:00くらいに出社します。調剤薬局ではありえないでしょ。8:00出勤なら「アフター5」だーとかおもったら大まちがいで19:00くらいまで働いてます。

早番の仕事は開店作業です。夜間につみこまれた大量の品物を整理整頓して店舗が開店できる状態へ持っていくことです。

納品業者がカゴ車ごと積荷を大量においていくので、それを店舗内に運んで通路にばらまいていきます。オープン前に仕出し専属のパート部隊がくるので、その人達が迷わずに品出しできるように準備をしておくわけです。

納品は多ときにはカゴ車で10台くらいきます。カゴ車につまれたダンボールを全部ばらまいたら次はドリンクの補充です。

夏場はまじで地獄です。いったい何ケースのドリンクを補充していたことだか。2リットルのペットボトルは6本で1ケースだから1ケースで12kgです。午前中だけでも30ケースくらいは補充しますよね。

なれていないと一瞬で二の腕パンパンです。

重たいのはドリンクケースだけじゃないですよえ。

ビールの山積みをつくる

ドラッグストアにいくとビールはケースで10コくらい山積みになってるでしょ。新しいビールが入荷する度に積み替えないといけません「先入れ先出し法」ってやつです。

ビールは1ケースで8.4kg~12kgで、そんなのを20~30ケースも積み替えしたら腰にくるのは当然です。「酒」の納品日は嫌いです。

米の山積みをつくる

ドラッグストアって米がやすいのしてッます?

意外とよく売れるので山積みを作らないといけないんだけど、山積みしたら積替えがとっても大変です。

とくにコメは鮮度が大切ですからね。売り場にでている「米」を全部どかせて下に新しいのを敷き詰めてさらに重ねます。こんなの客がいるときにはできないから、早朝出勤して1人で黙々と積み替えるしかない。

苦行です。

テッシュペーパーの山積みをつくる

ティッシュペーパーの箱もまたこれが重いんだわ。箱のサイズが成人男性くらいありますからね。それを抱えてバックヤードと店舗を往復するのだから疲れないはずがない。

ドラッグストアに目的をもって買いに行くものナンバーワンといえば「ティッシュペーパー」だとおもいます。

アホみたいに売れるから、アホみたいに積み上げて、それでいてこまめに補充が必要です。

品出しの手伝い

荷台につまれた大量のダンボールを通路に全部ばらまいたころに、品出し部隊の到着です。

そんで、一緒に品出しです。

食品とか雑貨とかを黙々と棚に詰め込むんだけど、この作業しているときに「あれ?薬剤師になってやりたかったことはこれか?」って思うわけです。

忙しく走り回ってるときは何も思わないけどふと立ち止まる度にこの考えがよぎるようになります。パートのおばちゃんに申し訳ないけど、お菓子の品出しは誰がやってもいいよね。

レジ金セット

レジのドロアーってお金入ってますよね?これって入れっぱなしにするんじゃなくって、売上計算を兼ねて奥へ引っ込めてしまいます。

朝改めてドロアーにお金をセットして金額があっているかどうかを調べます。そしてパスワードいれて今日の1日のレジが始まります。

レジ3台とかあるとセットするだけでも大変です。ドロアーなんて入れっぱでいいのに、大手はセキュリティーがどうのとかで毎回片付けるから朝大変なんです。

店舗外の展開を準備する

店舗内のことが一通り終わったら店舗外のことです。

ドラッグストアって店の外にも商品展開してるでしょ?あれって毎回片付けるから朝セットしないといけません。

これも薬剤師一人でセコセコとセットします。カゴ車でそのまま展開が多いけど、カゴ車の移動も大変なんだな―。ガシャポンも夜店にしまっているので朝並べます。

オープン時間

開店まで3時間ほどフルパワーで働いてすでにもうクタクタなんだけど、まだ開店前なので店が始まる前です。10:00の段階でフラフラヘトヘトなんだけど12:00の休憩までまだしばらくありますね。

さー朝礼で気合い入れてからお店のオープンです!!

毎朝の意味のない朝礼

午前中は店長や副店長が出社するまでは店長代理ですから朝礼もやります。意味ないんだな―。

とりあえず「挨拶7大用語」「レジ7大用語」的なのを皆で復唱します。パートのオバチャマ方はこんなのに給料出てるからいいですよね。

お気づきでしょうか?いまのところ薬剤師らしい仕事を何一つしていません。まだ店舗がオープンしてないので当然ですよね。

でもねぇ、オープンしてもこの状況ってあんまりかわりません。

店舗オープン後の薬剤師の仕事

まず、品出しがまだ残ってるので、その手伝いです。またお菓子コーナーでお菓子の詰め込みがつづきます。ダンボールで箱をばらまいてるので一刻も早く片付けないと通路のじゃまになりますよね。

仕方ないから社員も手伝って通路確保です。

お次は、日配品の発注です。生鮮品は毎日納品されるから前日の午前中に発注しないといけません。「豆腐、もやし、牛乳、たまご、パン」このあたりをの発注は早番の仕事です。

10:00オープンして12:00締切りだから第一優先でやらないといけない仕事です。

結局、午前中の社員が一人しかいないわけだから薬剤師だろうが総合社員だろうが他のパートからしたら関係ないんです。

「社員さん」という位置づけになるので医薬品コーナーでブラブラして接客していればいいというものではないんです。

レジでわかんないことアレばすぐに呼ばれるし、両替も呼ばれる、返品やクレームも社員の仕事ですね。お薬相談なんて全体の仕事に占める割合はほんとに微々たるものです。もうねぇ、ドラッグストアの薬剤師は薬が好きなだけでは務まりません。雑貨や食品などをすべてひっくるめてドラッグストアが好きという人じゃないと務まりません。

そして、12:00くらいになって遅番社員が出社したころになってようやく医薬品コーナーに移動できるわけです。

午後の薬剤師の仕事

ドラッグストアは午前中が基本的に忙しくて午後は自分の売り場を作るための時間にあてられるます。

薬剤師のおもな担当コーナーは「医薬品」「健康食品」「介護用品」これがメインで、余裕があればそこに「オーラル」「ビューティー」なんてのが乗っかってきます。

売り場の担当者の一番の仕事は「発注」です。発注には毎日締切り時間があるので、締切りのあるものから優先して行います。

これが終わったら売場のメンテナンスです。午後になると商品が陳列が乱れてきます。斜めになったり売れて穴があいていたりと、見栄えが悪くなっている箇所をみつけてひたすら商品陳列です。帰り間際に陳列がキレイにできてないと、店長からグチグチいわれるので、見た目だけは完璧に整えとかないといけない。

売場づくり

新商品や期間値下げとかあると、そのつど本部から指示がくるので指示書にそって作業を行う。価格変動あるとポップ張替えとか超めんどくさい。

チラシとか一時的なもののためにポップはるのとか超だるい。ドラッグストアだと定期的に新商品が導入されるけど、導入するために売り場を並び替えてあたらしいスペースを作るので超めんどくさい。

ちなみに、ルーチンワークを除くと自由につかえる時間は1日1~2時間しかありません。その時間をいかにうまく利用するかが残業をしないですむかどうかのポイントになるはずなんだけど、結果的にはそんなことなくって、仕事なくても筋肉脳の店長が残業を強要するので効率よくやろうが非効率でやろうが評価されるポイントが残業時間というムダに消耗する選択肢しか用意されてない。

ドラッグストアをソッコーで辞めた原因はこの消耗戦にありますね。

まとめ

以上がドラッグストア薬剤師の過酷な仕事でした。

薬剤師は接客だけしていればいいというものではないということがおわかりいただけたでしょうか?

ドラッグストアの薬剤師は重宝はされていますが、いまは登録販売者という制度もあるので、昔ほど価値のある資格ではありません。

そんな中でも、なぜかパートおばちゃん薬剤師だけは優遇されて超越者あつかいです。薬の実力も大したことないのに。

パートおばちゃん薬剤師は一人で店舗運営はできないので総合社員もしくは薬剤師社員とセットではいるので医薬品コーナーだけを見張っていればいいという超特別待遇を受ける。

それ以外は期待されていないということです。

これが諸説あるパート薬剤師最強説がささやかれる要因でしょう。

そんな待遇をみているとなぜ同じ薬剤師である私はお菓子や洗剤の品出しばかりしているのだろうかという虚しさにさいなまれる。そして1年たらずで辞めたのです。

ドラッグストアを辞めて調剤薬局へ転職活動

ドラッグストアを1年半やって実家ぐらしだったから、仕事辞めるときには200万円くらい貯金ありましたね。仕事ばっかりでつかうヒマなかったし。

人生で「お金と自由」が両方共そろうことってなかなかないので、せっかくなので半年ほど働かないでためた貯金で遊ぶことにしました。

1年ちょっとで会社辞めたダメ社員にしては余裕ある行動ですよね。

「転職活動は早くしなくて大丈夫なのか?」とこれに関しては何にも心配いりません。なにせ”薬剤師”ですから。

薬剤師の転職活動は、中途採用試験なんて受ける必要もないし、準備活動もいりません。必要なのは転職紹介会社に登録することだけです。

転職会社は遠慮なくどんどん活用しましょう。すべて無料でサービスを受けられます。

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