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調剤効率化アイテムの「トリダスPRO」を実際に試してみての感想

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錠剤やカプセルをシートから取り出すための補助器具である「トリダスPRO」を実際につかってみたので使用感の報告です。

「トリダスPRO」は平成30年7月に発売したばかりの新商品です。

詳しい商品紹介はこちらの記事

参考リンクもう一包化で指が痛くならない!「トリダスPRO」は薬局の救世主

商品説明

トリダスPRO

画像:大同化工DAIDOより

こんな感じに、錠剤やカプセルをバラしながら、そのまま分包機にセットすることができます。

従来品はの「トリダス」は取り出すだけでしたが、新製品なら取り出しながらセットまでできます。

つまり「直まき」できるんです。

トリダスpro

画像:大同化工DAIDOより

メーカーが、分包機の錠剤マスに錠剤をセットするスピードをチェックしたところ従来品よりも38%も効率UPしたそうです。

なかなか良さそうですよね。

実際に使ってみての感想

購入前に、メーカーにきいたらシンリョウでデモ機も貸出してくれるということで、さっそく申し込んでみました。

デモ機を3日間レンタルすることができたので、なんどか一包化チャレンジしてみた結果、残念ながら購入には至りませんでした。

シンリョウさんはユーチューブでデモ動画も作ってくれているので、使い方イメージはこんな感じです。

見るからに取り出すの遅いでしょ。

なれていない人だからおそくても仕方ないと思ったのですが、これが実際にためしてみてもおそいんですよ。

練習したけど、速くできなくて、とにかくストレスです。

「時間にゆとりのある人」や「指の力がない高齢の人」にはいいかもしれないけど、毎日大量の一包化をその場で作成しないといけない、時間がない薬剤師には不向き。指でプチプチした方が圧倒的に速い。

指が痛くならないメリットはあるけど、デメリットの「遅さ」の方が際立ちます。

うちの薬剤師スタッフ5人でためしてみたけど、満場一致で不採用です。

「トリダスPRO」が使いにくい理由

分包機に錠剤をセットするためには「トリダス」を操作しながら、なおかつ移動しながらマスに入れていかないといけません。

分包機に錠剤をいれるためには横にスライド移動するだけでなく、ノズル先端をしっかり差し込まないと錠剤が狙ったマスにはいらないため、ノズルのだしいれをする上下の動きも加わります。

さきほどの動画でも「横に移動しながら、上下にも移動している」のがわかりますよね。

上下左右に移動をしながら手元では「シート」の錠剤部分と「本体」を噛み合わせるという超繊細な作業をしないといけません。

この3方向の移動を意識しながら操作するのが超ストレスです。

しかもストレスはこれだけありません。

最大の問題点

本体とヒートが邪魔をしてマスがまったく見えない

操作している様子のユーザー視点を想像してみてください。

視界には「トリダス」と「ヒート」しか見えず、分包機のマスとノズル先端はみえません。

このマスが見えない状態で「ノズルをマスに抜き差しして、さらにプチプチしながら、横にスライド移動する」のだから、サンプル動画で動きがぎこちないのもうなずけます。

本体とヒートを上手に噛み合わせるのもむずかしくて少しずれると失敗して錠剤がでてきません。にもかかわらず手元のマスがみえていないので、入ったかどうかわからない。

確認のために一度本体をどかさないといけない。

トリダスPROを購入しなかった理由

定価3800円でできる効率化としてはちょっとパフォーマンスがわるい。

迷わず指でプチプチします。

逆に、従来品のトリダスは安価だし、使い勝手がいいのでオススメです。

従来品の「トリダス」が使い勝手がいい理由は、ヒートだけ動かせばよく手元がよく見えるのでストレスなく取り出せるからです。

ターゲットを目視できずに3方向移動するのは流石に無理がありますね。

調剤効率化アップのグッズは他にもたくさん紹介しているので、業務効率をアップしたいという方はこっちの記事を見てください。

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