ジェネリック

オルメテック錠をジェネリック(AG)に変更するといくら安くなる?

更新日:

オルメテックOD錠っていう処方頻度が高くて、そこそこ値段が高い薬のジェネリック医薬品が登場するので変更したらいくら安くなるのか計算してみます。

今回登場するオルメテック錠のジェネリックであるオルメサルタンOD錠「DSEP」は先発医薬品と「原薬・添加物・製法・製造所」が同一のオーソライズド・ジェネリックです。

「原薬・添加物・製法・製造所」が同一っていったらもう、同じものですよね。違いは、錠剤の刻印と名称くらいのものです。

だから、オーソライズドジェネリックを薬局が勧めてくれたらとりあえず受けましょう。変更するデメリットはありません。自分の会計が安くなるのはもちろん、健康保険で補填される国からでる医療費だって節約できる。

いろんなメーカーがオルメテック錠のジェネリックをだすんだけど、オルメサルタンOD錠「DSEP」だけはオーソライズドジェネリックという特徴を活かして他のメーカーに先駆けて発売されます。

発売日は”平成29年9月15日”です。

他社のオルメサルタンOD錠にいたっては薬価収載すらもされていません。他社製品は12月に薬価収載&発売予定です。

オルメテックOD錠とオルメサルタンOD錠の薬価

オルメテックOD錠5mg/31.5
オルメテックOD錠10mg/59.3
オルメテックOD錠20mg/112.8
オルメテックOD錠40mg/171.5オルメサルタンOD錠5mg「DSEP」/15.6
オルメサルタンOD錠10mg「DSEP」/29.6
オルメサルタンOD錠20mg「DSEP」/56.4
オルメサルタンOD錠40mg「DSEP」/84.6

後発品÷先発品×100%

5㎎:49.5%
10㎎:50%
20㎎:50%
40㎎:49.3%

オルメテックのジェネリックは概ね先発品薬価の0.5掛けですね。先行発売で1社しかだしてないので0.5掛けで落ち着いていますが、12月からは他社からたくさん出るので0.4掛けになってくるでしょう。

価格の目安

5㎎を30日(30錠)で△477円(3割:△143円)
10㎎を30日(30錠)で△891円(3割:△267円)
20㎎を30日(30錠)で△1692円(3割:△508円)
40㎎を30日(30錠)で△2607円(3割:△782円)

最大量40㎎を服用している人でも月△782円ではそこまで安くならない印象ですが、血圧の薬は長期で使うことがおおいので年単位でみてみるとばかにならない金額です。

何年も同じ薬を飲み続けている人は、お薬代は生活の固定費に組み込まれていますよね。固定費は永続的に払い続けるから早い段階での見直しが効果的です。

オーソライズドジェネリックでデメリットなく変更できるので、発売したら早い段階でかえてしまおう。

それにしてもオルメサルタン錠は規格が多くて在庫が大変ですよね。とりあえず少量規格をいれとけば大容量規格は対応できます。

たとえば、オルメテックOD錠40㎎の処方が来たらオルメサルタンOD錠10㎎を4錠でわたすことができる。ジェネリック業界においては小が大を兼ねることもありますが、1回4錠のんでもらうというのも酷な話なのでめったに錠数を増やすような変更はしません。

オルメサルタンOD錠「DSEP」の発売日だけが早い

「DSEP」だけが”平成29年9月15日”に発売します。他社は12月です。

オーソライズドジェネリックのメーカー側の最大のメリットは他社よりも早くジェネリックを発売できることです。

このメリットは効果絶大で、ほんの3ヶ月の違いですが、市場の半分以上をもっていってしまうでしょう。

というのも、薬局はジェネリックの変更割合を増やしたいから、ジェネリックがでたものは積極的に採用していきます。とくにオルメテック錠みたいに大量にでるものは店舗全体の数値に大きく影響するので先発品のままほっとくわけにはいきません。

先行発売で1社しか出さないのであれば、もう何も考えずに発売したその日に納品されて処方スタートです。

一度採用した、ジェネリックはよほどのことがない限りは採用品目を変更することはありません。この先ずーと同じメーカーのものを使い続けます。だって、患者さんに一度渡したものを違うものに変えるなら患者さんに説明が必要になりますよね。まして、AGだからと選択した人もいるだろうから、それを他社に変更するって言うとそれなりの理由が必要です。

でも、きっと変更する理由っていうのは患者メリットじゃなくって、薬局側のメリットでかえるから、気まずいんですよね。

薬局側のメリットっていうのは、一番大きな理由になるのは価格だと思います。オーソライズドジェネリックはぶっちゃけ他社よりも納入価が高いです。

みんな採用するから強気の価格設定なのと、先発メーカーとまったく同じに作るから、使用許諾のライセンスを買わないといけないので、コストがかかっているので回収するために値段を下げられないというのもある。

それに対抗して、他社はガンガン値引きしてきます。ミカルディスのジェネリックであるテルミサルタンとかメッチャ安いですよね。MAXで薬価比較75%OFFとかありますからね。

ちょっと薬価差を比較してみます。月に1000錠でるとします。

オルメサルタン錠40mg「DSEP」の1000錠の薬価が84000円ですね。

これが30%引きで入ってくるなら薬価差益25200円ですが、他社が75%引きでいれてくれるとしたら薬価差益63000円ですね。

「DSEP」にするか「他社」にするかで月間△37800円違うならどうしますか?

たった1品目の変更で毎月3.78万円も違うんだったら考えちゃいますよね。ういた3.78万円で毎月なにかに設備投資できそうですね。

75%引きというのはよっぽどの数字なのですが、あり得ない数字じゃないです。もし、これだけでるなら複数品目の採用でもいいかもしれないですね。

先発希望者を変更するときは「DSEP」をつかって、ジェネリック希望者には「他社」でもいいかもしれないですね。管理が大変ですけど、一つに絞らないといけない理由はありません。

臨機応変でいいんです。

関連記事:オーソライズドジェネリック(AG)に変更するといくら安くなるのか一覧表まとめ

-ジェネリック

Copyright© 調剤薬局事務の仕事 , 2017 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.